微妙な問題ですね。
実際に犯罪行為を実行する意思があり、作戦計画を練って、その為の共犯者を募集する為に、サイト等で募集したとすれば、それは『実行の着手』となり、取り締まることは可能です。
逮捕されれば、○○未遂罪となります。
ですがこの場合、警察(検察)は、その最終目的である犯罪行為について立証する責任があり、その為の客観的な証拠収集を徹底的にしなければなりません(例えば、銀行強盗なら対象の銀行の見取り図や、具体的な計画書とか、殺人なら凶器の入手事実とか)。
一番困るのは「な~んちゃって」です。
つまり、せっかくそうした書き込みをした容疑者?を逮捕しても、実行の為の何の準備も成されてはおらず、容疑者にも「あれ信じたの。冗談ですよ~」と言われることです。
つまり如何なる犯罪も、ただ頭の中で考えているだけでは取り締まれないからです。
でもだからといって、冗談と言っても、そうした不謹慎の度合いを著しく超えるような書き込みに関しては、警察もプロバイダーに削除の申し入れをするでしょうが、これはあくまで任意であります(表現の自由との兼ね合いがあるので・・・)。
なので微妙な問題なのですが、ただ言えることは、例え実行する意思は無くても、例えば特定(特定できなくても可)企業の食品に毒を入れようとか、商店の商品に火を着けよう、○○学校に殴り込もう等と言うような書き込みをすれば、それだけで偽計業務妨害罪、或いは威力業務妨害罪となり、列記とした犯罪行為となりますので、逮捕されてから「な~んちゃって」(冗談)では済まなくなります。
お礼
捕まっても「なんちゃって」ってのがあるんですね。 すると警察としてもますます難しい対応を迫られますね。 そういえば捕まえて処分は“厳重注意”なんてこと聞きますもんね 参考になりました。 ありがとうございます。