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ハドソン川に墜落!!!!
盛んに報道されている、ハドソン川に飛行機が不時着したというニュースですが、原因はバードストライクだそうですね。 バードストライクはかなりの件数が起きているそうですが、空港周辺で追い払うくらいしか対策がないと報道されていました。 ところで、ふと思ったのですが、ジェットエンジンの吸気口にネットかなんかをかぶせれば鳥を吸い込む事は無いんじゃないか・・・と考えてしまいました。もちろんそのネットを吸い込んだりする事がないようにしっかりと工夫する必要はあると思いますが。 飛行中はものすごい気圧がかかっていると思いますので、ネットは不可能でも何らかの網状のものやフィンのような覆いを付けるとか・・・ あるいは鳥を跳ね飛ばすための専用のファンを一番外側(エンジン前面で)で回すとか・・・ いずれも空力に影響するのかもしれませんね。 そのようなエンジンは見た事が無いのですし、素人の自分が思いつくような事ですから技術的に難しいのだと思いますが、出来ない理由としてはどのようなものが考えられるでしょうか。ハイテク旅客機が鳥のせいで墜落するとは・・・ 最後までありがとうございました。
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インテークの前にバードストライク対策用の何か、を付けられない (今現在付いていない)と思われる理由を追加します。 ・防氷対策が難しい。ネットが細いワイヤー状では「すぐ冷めて」 しまうので常に氷結の恐れが。それに溶かしても氷の粒をエンジン に振りそそぐのでファンブレードが今以上にボロボロに.....。 (それでなくともファンブレードや主翼の前縁は空気侵食で荒い 紙ヤスリ状になります。) ・あとはネットの荒さもあるでしょうが、鳥で目詰まりしない時でも 常に吸気やラム圧の抵抗になっていて圧力損失を生むので本来の エンジン定格出力は出ないと思います。 (個人的にはネットに容易に詰まるとは考えていません。衝突時 は地上最速クラスのレーシングカーに跳ねられた方がまだマシな 位ですし、空気圧とでほとんどスプラッタ状態だと思うのです。 これは結局ネットは通ってしまうのでは、ということですが。) 機種ごとにシステムは違いますが、機体には電気・空圧・油圧の発生源 はエンジン以外にも第2・第3の手段があります。AC電源については エンジン・APU・ADG(AirDrivenGenerater)・ACインバータ (バッテリー駆動)とか。ADIやHSIが全エンジンのゼネレーター ダウンでアウトということは無いと思うのですが。 技術は進歩するので斬新な解決策でも出来ればいいんでしょうが、 (ヘリコプターのワイヤカッターなんて最初 目が点に......。) 今回が「奇跡」と呼ばれる結果にならなかった可能性を考えれば やはり何でも再発防止策は必要じゃないでしょうか。でないとゼロ は目指せないですし。
- Kon1701
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気になったので補足を・・・。 名古屋空港での事故はA300で、エアバス社のなかでは唯一の古いタイプの航空機です。ハイテク機には当てはまらないように思います。蛇足ですが、エアバス社の設計思想は非常に優れていて、決して”現場のパイロットの意見を無視”したものではありませんので、これも補足しておきます。最重要ポイントを外して誤解した(記者の)報道が、残念なことに以前からあります。 ハイテク化の問題・・・あるとすれば、エンジンが全て停止してしまえば発電機も止まり、液晶やCRT表示のメインの計器類が使えなくなってしまうことかもしれませんね。もちろん補助の古いタイプの計器は予備のためにつけてあり、こちらはバッテリで動きます。が、見にくくなってしまいます。今回はどうだったか報道されていないようですが・・・。
- nikilauda
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ジェット旅客機のエンジンは鳥を吸い込んだ時の強度が決められており、どれくらいの大きさの鳥を何羽吸い込んだ(何ポンド)後どれくらいの推力を何分間保てるかなどの決まりがあります。 少ない量や小さな鳥を吸い込んだときは、推力の減少がほとんど無く焼き鳥になって排出されてしまいます。 素人の考えで恐縮ですが自然の生き物ですから、どのような大きさの鳥やどれくらいの群れで来るか予測は不可能で、No.6さんがおっしゃるようにネットあるいは網状のものに引っかかってしまえば推力を失うことになりますし、あっても無くても意味がないように思います。 逆に本来ならば問題なく排出されるような小さな鳥でも群れで来た場合、何らかの拍子で塞いでしまう事になるかもかもしれません。 バードストライクは日本でも年間約1200件ほど発生するそうです。(報告義務があるので、運航上支障が無かったものでもキチンと報告されていると思います。特に羽田が多い。) バードストライクという事よりも2基のエンジンが推力を失ってしまうという状況そのものが大変なことで、シミュレーションでも離陸途中で2発のエンジンが同時に破損した場合、ほとんどが墜落してしまうそうです。その意味で多くの報道にあるように奇跡的な生還だったのでしょう。 ハイテク機ですが逆にハイテク機ならではの事故がおきたのが、名古屋中華航空機事故です。 ゴーアラウンドモード時に主動操作を行うと制御不能になるという、人間工学及び現場のパイロットの意見を無視した製造側・設計側(エアバス社)の商業戦略から起きた人偽的事故です。 つまり急激な機首上げが起こった場合、操縦桿を押すという人間であれば誰でもする行動を無視し、「スイッチ」!で操作させるという設計を取り入れたにも拘らず、そのことをマニュアルの片隅に小さく書いていただけで、且つ中華航空機の事故以前にも同じ様な事故・事例があったにも拘らずそれに対して何の処置も取らなかったのです。 パイロットの人偽的ミスだけでなく、このような他の要素のミスも非常に怖いですね。 今回の事故の詳細は知りませんがバードストライクが起きた時、高度500メートル(約1500フィート)だったそうで、離陸途中を少し過ぎた時点だったのでしょうか。 様々な好条件が重なったのでしょうが、全員無事生還できて本当に良かったですね。
- nidonen
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ネットを張ったら、そのネットに鳥が引っ掛かったままになります。 飛行中は常に風圧を受けるので、ネットから鳥が落ちることはありません。 かりに複数の鳥が引っ掛かったら、吸気不足で出力が低下します。それは それで危険であることに代わりはありません。 重要なのは、バードストライクでエンジン2発が停止したことは、 かつてないほどマレだということです。可能性がほとんどゼロの危 険を恐れ、過剰な対策を施すのは、全体的にはかえってマイナスに なる可能性があります。 たとえば鳥を確実に吹き飛ばすようなフィンをエンジン前面に設置 したとして、そのフィンからのオイル漏れやフィンの破損でエンジンが 傷つく可能性もあります。結局、絶対安全な対策は存在しないのです。 > ハイテク旅客機が鳥のせいで墜落するとは・・・ 実際のところ、墜落の理由でもっとも多いのは、人為的ミスです。 間違って短い滑走路を使ったとか、レーダーを読み違えて山肌に墜落 したといったものです。なので鳥対策よりも優先すべき対策が多々 あるというのが現実ですね。
- Ja97KG
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エンジンの羽に模様を描いて 鳥が寄らなくする対策をしていたと記憶していますが効き目は分かりません ネット等してもそのネットごと吸い込まれたら被害が拡大します 対策的には鳥があつまったらバードパトロールが 空砲で威嚇もしくは実弾で撃墜するしかないでしょう
- Kon1701
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バードストライクはかなりの件数ですが、墜落まではほとんどありません。墜落事故、それ以外の原因がはるかに多いです。もちろん、対策を軽く考えて良いわけではないですが・・・。 ところで、対策ですが、一応行われている、と考えて良いと思います。ジェットエンジン、構造上異物を吸い込みやすいので、鳥程度のものが吸い込まれても重大な支障がないように設計し、実験で確かめています。だからこそ、多数のバードストライクが発生しても重大事故にはなっていないわけですね。また、今回は双発機ですが、エンジンが1基停止しても飛行可能なように設計されています。 今回の事故、鳥の群れにぶつかったと言われています。であれば、複数の鳥が同時に吸い込まれた可能性が高いです。そして、エンジンが2基同時に、というまれな状況であったと言えます。 対策、鳥の吸い込みにより耐えられるように、というのが現実的なように思います。
多分こんなところではないでしょうか。 1.防御ネットを付けるとその分開口面積が減る。かといって、 デフューザー形状を崩してまでその分広げる訳にいかない。 2.ネットの断面形状にもよるでしょうが、これはそのまま 「乱流線」として機能してしまい、コンプレッサーストール を誘発するので出来るだけ付けたくない。 3.鳥の衝突衝撃は時に数トンに及ぶのでこれに耐えるネットが 作れない。ネット自体が破損して吸い込まれた方が被害甚大。 (でもこれはカーボンナノチューブとか技術革新で事情が 変わるかも?) 4.前項までクリア出来ても、引っ掛かった鳥は空気圧力と衝突 で粉砕され、、ガス・ゼネレータ部に吸い込まれれば、結局 コンプレッサーやタービンブレード破損・高温融解を起こす。 (運良くファンダクトに抜けてくれればいいけど....。) 「鳥粉砕用」ファンを付けても吸い込んではやっぱりだめ。 ヘリコプター用ではインテーク前に、中に固定したプロペラ状 のものをつけて、流入空気を回転させて空気より重いものを 遠心力で外側に飛ばすゴミ除去目的のものもあるらしいのですが、 速度もあり大量の空気を相手にする大型飛行機には応用出来ない んでしょうね。これらが結局、鳥を追っ払う方に懸命で機体側の 対策が出来てない事情だと思います。
- Cupper
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基本的にそういうことはできません 理由は網(状の物)の後に気流の乱れが生じるからです 乱れ方によってはエンジンを破損することがあります
- goold-man
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>ジェットエンジンの吸気口にネットかなんかをかぶせれば鳥を吸い込む事は無いんじゃないか 以前TVで対策している、と見たことがあります。どんな仕組みか忘れましたが。