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見寄がない痴呆独居老人のことで困っています。
当方、不動産業に従事しておりますが、最近ひとりの御老人のことで困っております。 その老人は当社が管理するアパートに10年ほど前に入居されましたが、入居当時ですでに80歳でしたので、もう90歳になられると思います。 普通、見寄がない80歳の御老人ともなると、なかなかアパートや借家などは不動産屋も貸さないのですが、この老人その当時は年齢の割にはしっかりされていて、某新聞社に長いこと勤めていて定年退職して、今は年金暮らしとのことでしたので、しっかりした知人の方の保証人を付けて頂きアパートを契約致しました。 ところが、ここ数年ですが痴呆が出たようで度々トラブルを起こすようになりました。 一度は自宅から数キロ離れた見ず知らずのお宅の倉庫に入り込み寝ているところを家人に見つかり、自宅がわからなくなったとのことで、たまたま所持していた名刺で私の会社に連絡が入り引き取りに行く等のことが度々有りました。 それで今回は決定的な事件がありました。 それは、この老人昨年末にアパートの解約を申し出てきたのですが、たしか見寄が無いはずのこの老人、はたして受け入れ先が有るのか気になり、本人に聞いてみると本人曰く「故郷に帰る!」との事。 たしか本籍地は隣の県ですが、そこには身内は居ないはずでした・・・・ そして案の定、この老人年末ぎりぎりに引っ越し屋を手配して故郷に戻ったはずが、移転先には建物も何も無い状態。 そこに荷物を放置して、運送代も踏み倒して帰ってきており、その後、正月明けに市のケースワーカーにアパートで倒れている所を発見 されて、今現在入院中です。 私としては、今後この老人、一人暮らしはぼ無理と見ており、市の担当(福祉課)に相談に行きましたが、市としては本人の意思表示で 市に対して救済の意志がない限り、何も出来ませんの一辺倒の返事しか帰ってきません。 今現在、この老人は病院、荷物は隣の県という状態で、本人はだいぶ回復してきたようで、退院次第、またアパートに戻りたいとのことで、当社としては然るべき施設に入って欲しい次第です。 市が見放したこの見寄のない痴呆老人、果たして世話をしてくれる制度はないのですか???
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大変ですね。 「倉庫に入り込み・・・引き取りに・・」・・福祉の仕事に従事している立場として、こんな親切な不動産屋さんもいらっしゃるのかと、頭が下がります。 内容からみると、確かに認知症(今は痴呆ではなく認知症といいます)のようですね。 行政の「本人の意思表示で市に対して救済の意志がない限り、何も出来ません」という点に非常に疑問を感じます。 結論としましては、 成年後見制度といい、認知症などの判断能力に欠けた方に後見人を付け、本人の代わりに契約や意思決定をするしくみがあります。 後見人が、介護保険の申請、金銭管理、契約行為などを代わって行います。直接介護をすることはできませんが、サービスの申請や契約ができますので、問題は解決するかと思います。 詳細を書くと長くなってしまいますが。 成年後見制度の申し立ては、通常4親等以内の親族が行うのですが、親族がいない場合は、「市長申し立て」といい、市の担当課が手続きを行います。 家庭裁判所への申し立てになり、審判が下りるまでに数ヶ月かかりますが、それまでの間、ご本人の生活を維持できるようにする義務は、市町村にあります。 「措置」という方法で一時的に入所するなど・・・ なにしろ、現状のままではご本人が一番気の毒です。 ある意味虐待(放置)ですよね。 市に相談しにくいのであれば、地域に包括支援センターという相談窓口があるばずです。 お手数ですが、調べていただき、本業外のことでお手数おかけしますが、相談窓口までのつなぎをお願いしたいと思います。
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- convit764
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最近の貸家事情の悪化から、90歳でも、外国人でも、生活保護でも 商売である以上対応しないと。 そのような意志疎通ができない状態は、介護保険の対象です。 申請すれば100%認められます。 申請には、親族が必要。親族を探しましょう。 それがだめなら、それなりの制度がありますから、介護保険課で 相談しましょう。介護保険担当ですよ。対応部署は。 まあ、商売的には、高齢入居者のは、定期的に保証人の親族の 特別保証書=病気の際には、介護、転居、清算に協力するむねの ものを取り、本人の同意もとって置くことです。 外国人を入居させるときは、外国の親族の住所電話を提出してもらうのと おなじ。
補足
早速の御指導有り難うございます。 実はこの老人、入居当初は年金受給者の記憶が有ったのですが、調べてみると、生活保護を受けているとのことで、早速保護課に相談した次第です。 身内は皆無に等しく、結婚経験も無い人なので子供も居ない天涯孤独の独居老人です。 契約当時の保証人も実は既に亡くなっていて、事実上保証人も居ない状態でした。 何よりも問題なのが、本人が偏屈で当然の事ながら自信の呆けを認めるわけがないし、何よりも施設や介護の必要がないと言っています(ケースワーカーから聞きました)。 とにかく、もう一度、市の担当に相談してみます。
補足
早速の御指導有り難うございます。 たしかに、ある意味の放置だと私も思い不憫になりまして、仕事半分私情半分で動いております。 実は本人さんも倒れて救急搬送されるのが3度目で尚かつ、前回の入院の際にストーマーを付けています。 そのストーマーの取替ケアの指導も本人が異常なほどに偏屈でアパートに巡回に来た、ケアの方を追い返して一切受け付けておりませんので、恐らくまともにストーマーの取替や洗浄をしていない状態と思われます。 なによりも困っているのが本人に痴呆を認めない偏屈さ(認めろというのが無理な話ですが)と人の話を聞かない頑固さがひどくてまともに話が出来ないことです。 それにアパートの室内はゴミの山でとてもまともに生活出来る状態じゃありません、寝るスペースさえ無い状態でした。 このまま本人の意志で退院してあのアパートに戻ったら、また倒れて死ぬんじゃないかと心配です。 早速、御指導の包括センターという所に問い合わせしてみます。 専門家の方の御意見とのことで非常に心強いです、有り難うございます。