No1の方と重なりますが、大学で入試を担当していた者として書きます。
一番の情報源は、大学の入試担当者で、疑問の点は単刀直入に聞かれるのが良いかと思います。受験生集めは、どこの大学でもやっていますので、親切に答えるはずです。ただ、合格の確率については、確率ですし、入試の担当者は、99%正しくても許されませんので、言葉を濁すかも分かりません。また、大学によっては、状況が違いますので、書き込みの例外の大学もあるかと思います。
推薦入試は、本来、付属高校からその大学に進学することを意味していました。ですから、高校長の推薦が絶対条件で、合格者は辞退することはできません。ペーパーテストは、もっての他で、文部科学省も「推薦入試に、試験またはそれに類するものはまかりならぬ」とのお達しがあります。
公募制推薦、一般推薦、自己推薦というのは、高校長の推薦書はほとんど形式的で、自己推薦の場合は推薦書さえ不要かと想います。関東の私大では、文部科学省のお達しの故に、面接や小論文で判定するようです。関西の私大では、ペーパーテストに近いものを実施しています。それでも、面接や小論文を加味して、一般入試のように、ペーパーテストだけで判定するところは少ないだろうと思います。ただ、その比重は、まちまちでしょう。
競争率は、数倍になります。ですから、合格後も、その大学に入学しなくても、ペナルティーはありません(専願は、その大学に入学を義務付けられる)。昨年までは、入学金や前期の授業料を人質ならぬ金質で合格者が入学するように縛っていましたが、裁判所に訴えられ、それも困難になりました。
この他の推薦入試としては、特定の高校を指定する指定校推薦入試があります。この場合は、大学と高校の了解事項ですし、推薦されたものが不合格になることはまずありませんが、入学の義務は生じます。
その他に、スポーツ推薦もあります。この場合は、人数が多い場合は予備選考などで絞って、本試験は面接のみでしょう。もちろん、入学の義務は生じます。
AO入試は、アメリカの制度を真似したものです。面接やレポートなどを繰り返し提出させたり、ミニ講義を聞かせてそれを要約させたり、と大学によっていろいろな工夫がされています。
しかし、入試の時期が限定されていない(推薦入試は11月から、一般入試は2月から、とのお達しです)ので、有名校はともかく、入学者確保のために、青田買いなどに悪用もされているようです。6月や7月にする大学もあるとか。
AO入試は、実に様々で、以上のことも一般論にならないかもしれません。
国立も推薦を実施しているようですが、それについては知りませんので。