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外貨と景気

今の日本は、円高に苦しんでいます。 輸出産業は軒並み利益を減らし、労働問題にまで発展しています。 翻って、韓国はウォン安に苦しんでいます。 日本と韓国は、その経済構造は似ていると思います。 資源が少なく工業立国、原材料を輸入し加工して輸出することで経済発展を遂げてきた国です。 国内に自動車産業も電気産業もあり、それなりに完成度の高い製品を製造しており、安かろう悪かろうで持っているレベルではありません。 さて、外貨に対して自国の通貨が高くなっても安くなっても苦しいというのはどういうことでしょう? 日本が円高で苦しいなら韓国はウォン安でホクホクなはず、韓国がウォン安で苦しいなら日本が円高でホクホクなはず。 どうも、マスコミの情報操作のような気がしているのですが・・・。 もちろん、平衡状態が良いのは当たり前なので、それ以外の理由が知りたいのです。

みんなの回答

  • sudacyu
  • ベストアンサー率35% (687/1961)
回答No.2

 マスコミの操作などではありません。経済の基本原則から出てくる当然の結果です。  日本は、産業が成長する過程で、韓国よりも長い時間を掛けたので、国内の資本蓄積が進みました。(戦争で一度資本は崩壊しましたが、戦前からの金融システム=資本蓄積ノウハウは残りました。)  韓国は、朝鮮戦争の焼け野原から、日本よりはるかに急激に経済発展をしましたが、その資金は外国からの導入に頼っています。  ですから、世界が今のような不況になったとき外国から借りれなくなりますから、韓国は経済の運転資金不足になると見られるので、ウオン安になりました。  反対に、日本は全体としてみれば他国に比べて資金力がありますから、円高になっているのです。  韓国の場合、運転資金のある優良輸出企業は、今はホクホクです。最近輸出した物の海外からの支払が、ウオン換算では2倍近くなって大儲けです。しかし、海外向けの売上自体が、日本の主要産業と同じように激減しており、今後は安値の輸出をしなければならなくなり、ウオン安で儲けた分をすぐに吐き出すことになるでしょう。  更に、韓国の庶民は輸入に頼っている石油・食糧の値段が大幅に上がったまま(日本は、円高と値下がりで、ガソリンは昔の値段になりました。)、苦しい生活を長期に渡って強いられます。  日本の場合、輸出企業に円高の影響が直撃して、新聞・テレビの報道でご存じのとおりです。しかし、勤め先のある庶民の暮らしが、急変したという状況にはまだなっていません。来年には影響がはっきり出てくるでしょうが。  貿易依存度の高い国に対する通貨変動影響は・・・  自国通貨が急落した場合、庶民に影響が直撃し消費が落ち込んで、大企業に影響が及んでいくパターンになります。  自国通貨が高騰した場合、輸出企業が打撃を受け、その会社の労働者から庶民に向けて影響が及んでいくパターンになります。

okazaki0ko
質問者

お礼

> 更に、韓国の庶民は輸入に頼っている石油・食糧の値段が大幅に上がったまま(日本は、円高と値下がりで、ガソリンは昔の値段になりました。)、苦しい生活を長期に渡って強いられます。 これは、良く理解できますが、輸出側が苦しいのがイマイチわかりません。 輸出の出荷数が少なくなっても、70%の金額で売れれば、他国(円高で苦しむ日本など)より有利に売上高を上げられると思うのですが。

  • edoduki
  • ベストアンサー率15% (68/445)
回答No.1

これだけの急激な乱高下は、当然経済をおかしくします。 経済が不安定になる事によって程度問題がありますが、金融機関なら貸し渋り、企業なら投資を控える、一般国民も消費控え、といった備えの貯蓄という行動への動きが強まります。 マスコミでちゃんと報道するところは報道しています。が、ちゃんと報道してないワイドショー系の方が視聴率が取れて影響力も大きいので、この構図には笑うしかないのでしょう。 日本の輸入業者にとっては昨今の円高、エネルギー資源安は追い風になっているでしょう。またウォン安-円高で韓国への日本人観光客が大幅に増えヨン様ブーム以来の大活況との事。 それから、ここ数週間ではドル以外の通貨に対しては、円安方向へ少し戻しています。全体の方向としては、これからしばらくは円高が続く事と思いますが、円高基調になってまだ2ヶ月しか経っていない事からして、実態への波及がどうなるのかを見極めるには少なくとも1年は必要でしょう。

okazaki0ko
質問者

お礼

> これだけの急激な乱高下は、当然経済をおかしくします。 これは良く解ります。 しかし、他の所がイマイチ理解できなくて・・・。

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