「お年玉」に思うこと、聞かせてください
数年前の1月に、電車の中で聴くともなく、耳にした女子高生の会話です。
「正月にさ、親に連れられて、親戚の家行ったのね。そしたら、『お年玉だ』ってポチ袋くれるのよ。そしたら、うちの親、お礼言えってうるさいの・・・ 中身たったの5千円だよ! 偉そうにしちゃってさ・・・」
腹が立つと同時に、とても悲しくなりました。
想い起こしてみると、この「お年玉」って風習は、前々からちょっと疑問に思っていたのですが、元来、現金を子供に渡す制度ではなかったはず。
そりゃ、私も子供の頃の正月の一番の楽しみといえば、間違いなくお年玉でした。
でも、この子供に“現金”を渡すって行為、いくらお正月でもあんまり良くないと思うのです。
私自身も多少覚えのある事なのですが、問題はいつもお正月過ぎに起きるようで、友人などは、家が商人の為、その額がかなりのものになり、親が全て預かるようにしていたのだそうです。
欲しい物であったので、“返して欲しい”と要求すると、「お前のランドセルや本代は誰が払っていると思っているのだ」と言われ、そのままにされたそうです。(そのせいか、彼はかなり曲がった性格の持ち主だった)
また、別の友人は1月末になって、親に「貸してくれ」と言われ、信用したところ、見事、親の権利で踏み倒されたというのもありました。(台所が苦しいのは解るが、大人の“威厳”というものに、もうちょっとプライドはなかったのだろうか)
等々、結構問題のある風習だと思うのです。
“自分だけもらっといて・・・”と言われても、この際、致し方ありませんが、皆さん、この「お年玉」ってこのままの形で後世に繋げて良いのでしょうか?
お年玉に関しての思い出や、子供たちへの影響などでも結構です。
お聞かせください。
お礼
R0LEXさん、回答してくださってありがとうございました。 ものすごく参考になり、1日、2日、3日と分けてみようと思います。 本当にありがとうございました。