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アジアで

現在ヨーロッパでは社会主義や共産主義を標榜する国はほとんど存在しないのに、なぜアジアでは中国やベトナムのように社会主義や共産主義を掲げる国が存在しているのですか?

みんなの回答

  • beenmet
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回答No.2

 かつては欧州でも資本主義の範囲内で、福祉・社会的正義・平和を実現すると言った意味での左派は広く存在、支持されてきました。  しかしソ連崩壊後、ソ連内でどんな酷い事が行われていたかが、明るみになるにつれ、欧州の左派は表立って左派であることを表明しなくなりました。  またアジアにおいては社会主義政権が誕生する前の、植民地時代の体制が資本主義と密接に関わっていた為、それらから自国を守ったと言う正当性が現在でも民衆の間で有効性を保っています。  そしてそれが現在でも何とか社会主義体制が続いている大きな理由でもありますが、現在アジアの社会主義国は経済的には資本主義体制をとっており、厳密な意味ではもはや社会主義国では無くなりつつあります。  また中南米においては、欧州ともアジアとも違った状況があります。 これらの地域は長年、アメリカに支援された白人中心の軍事政権に支配されていた歴史があり、それらへの反感、正義の実現への渇望が左派勢力と結びついてきました。  キューバ以外の左派政権は選挙の結果政権についており、次の選挙で負ければ下野する存在です。  キューバは事実上の一党独裁ですが、医療・福祉の充実、高い食料自給率など発展途上国の左派政権としては異例の成功を実現しており、崩壊しそうな気配はまだありません。  またラテンアメリカ地域の特徴の一つとして、キリスト教の聖職者の中に、聖書の主要メッセージは貧困・格差など、罪の状態からの民衆の解放である、といった所謂“解放の神学”を支持する者が多い事が挙げられます。  またイスラム教圏では現在欧米的な意味での左派政権は存在しませんが、リビアなどは国家が国内の資産の多くを所有していると言う意味では左派的とも取れるかもしれません。  王国制のイスラム国では共産党は非合法の存在です。

  • edoduki
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回答No.1

ヨーロッパの多くは実質的にはキリスト教などの一神教の宗教国家であったり、宗教国家から脱皮しながらもそれを引きずっている国々が多いからでしょう。民主主義というものの出発点である事の影響も大きいでしょうね。 またアジアに限らず南米やアラブの国々も、共産主義や王制国家の国は多いです。