No.1の方がおっしゃる通りです。
現行の採点システムは回転不足にとてもとても厳しく、回転不足のトリプルを跳ぶと、ダブルの基礎点になって、さらにそこから減点されてしまうのです。
回転が一つ減るごとに3~5点基礎点がダウンしますから、回転不足をとられると、大体5点から7点損をすると思って下さい。
浅田真央選手はトリプルフリップートリプルループの2連続3回転を跳ぶはずのところが回転不足の上に転倒でダブルフリップになってしまい、試合中3度まで跳べるコンビネーションが二つになってしまったこともあって、10点くらい失点しています。
あれが決まっていればだんとつの優勝でした。
安藤選手は冒頭のクアドに始まって、ほかにも回転不足をとられていますから、あの得点はしょうがないです。中野選手も。
現行のルール下では、クレバーな選手であれば、難易度の高いジャンプには絶対トライしません。
リスクの方がはるかに大きいですから。
3人とも、もっと楽に、もっと高得点をとる方法をもっていますが、あえてそちらをとらずにトリプルアクセルやクアドに挑戦しつづけているのがすばらしい点だと思います。
穏当な演技をすれば金銀銅独占も夢ではありません。
そこを押して高難度ジャンプに挑戦した3選手に、もっと盛大な拍手を送りたいところです。
お礼
非常に遅くなり申し訳ございませんでした。