武満徹をどのように聴きますか
僕は武満徹の作品が好きで良く聴きます。
自分で楽しんでいるのだから、何も悩みはないのですが、他の人はどのように聴いているのかと気になりました。
周囲に聴いている人は一人も居ません。関連する書籍をいくらか読んだことがありますが、理論的、哲学的な評価が多くて、もっと、感覚的に普遍的にこの作曲家の音楽を評価した意見が聞きたいと思いました。
まず自分のことを書きます。
僕ははじめは、大江健三郎や谷川俊太郎が好きなことがあり、その二人と縁のある作曲家として興味を持ちました。
はじめて武満徹の音楽を耳にした時、たしか「ノベンバー・ステップス」の感想。
お、これはすごい、とにかくすごい、でもちょっとわからない、非常に聴きにくい!情感を汲み取るのに非常な困難を要しそう、聴き方がうまくないと、苦痛になる、という感じでした。
でも、なにかとても重要なことが隠されている気がしました。
それから、なんとなく聴くということを繰り返すうち、今は、僕の音楽の趣味の中で、とても重要な存在になりました。
とくに、精神的に疲弊して、何も手につかず、他の音楽はいっさい聴く気になれないというようなときでも、武満徹の音楽は救いになります。音にしがらみや浮き世を超越した、極めて自然なものを感じます。樹木の葉むらが風にそよぐのに近い自然な音。
とても気持ちが穏やかになります。
といったところです。
それで他の人はどう聴いているのか、ちょっと気になりました。
(武満徹の音楽はその根底に確固たる理論がありますが、その話は別で)
武満徹を好んで聴く人がいましたら、なにか書いていただけると嬉しいです。
お礼
さっそく、ありがとうございます。 映画を、あまり知らないのですが、おすすめの作品があれば、 ご教示お願いします