プリンタの修理屋です。
黒が2つあるのは、紙によって使い分けをしているからです。
プリンタで多く使われる用紙は普通紙ですけれど、メーカーの純正紙ばかり使う人も少ないでしょう。
普通紙は繊維の密度が低く、普通のインクでは染みていって滲みます。
そこで、顔料(早い話、色の付いた粉)を配合したインクを普通紙用として使ってきました。
ところが、写真印刷の需要が非常に多くなり、この顔料インクは写真用紙には不向きでした。
したがって、カラー3色だけで印刷しいていたのですけど、黒は3色の混合となり、全般的にインク量が多くなり、色もシマリが無いという問題がありました。
そこで写真余蘊黒を装備したわけで、現在のキヤノンではスタンダードとなっています。
しかしながら、電源等乳児など、クリーニングのときは全色一斉に行いますので、まったくカラー印刷を行わなくてもカラーインクも写真用の黒も消耗していきます。
構造的な問題、コストの問題でどうしようも無いことなのですが(現時点での物の価格、相場を考えると)、無駄なことは無駄です。
仕事使用、個人使用をふくめて3~4台使っておりますけど、コストが高いと感じたのは過去に1度だけです。
友人と旅行に行き、そのときの写真を1冊の写真集にまとめたのですけど、両面光沢紙で約60ページの印刷でしたが、1冊でほぼインクが1セット消耗。用紙代を含めて約1万円でした。
絶対金額の高さでびっくりしましたけど、その内容でたかが5部作るとしたら、他の方法ではもっと高くなっていました。
「だって1色1200円ぐらいするし、高いですもん!印刷なんて、カラーは年賀状の時期ぐらいしか使わないのに、毎回セットで5000円近く出すのは高すぎるのですが。」・・・お気持ちは分かりますけど、自分が欲するものを他の方法で実現しようとした場合、どのくらいかかるのか。そういったことを検証したのであればその通りなのでしょうけど、たいていの場合は財布の具合と感覚で言っている人が多く、根拠など無い場合が多いです。
比較の対象として不適格とは思いますけど、ガソリンの価格の方がよほど理不尽で高いです。
井戸での価格は1バレル4ドル位とか聞きます1バレルは約160リットルですから、1ドル=100円として1リットル2.5円です。
それが、相場の問題だけで200円に手が届くような価格になったり、原価の20倍もの税金を取られているのです。
材料を加工して販売して、その途中の多くの人に利益をもたらしているインクなどとは訳が違うのです。
さて、インク代を安全に安くするのでしたら、前にも書いたとおり無駄な印刷を避けることですが、ホームページを控として印刷することがあれば、画面をはー後コピーしたり、名前をつけて保存して印刷しない方法があります。
どうしても印刷しなければならないのなら、オークションが狙い目かも知れません。
数は少しまとまる傾向があり、必要な色が入手できるかどうかは分かりませんけど、半値近い価格で入手できることがあります。
お礼
ありがとうございます。 めちゃくちゃ参考になりました。 1バレル(160l)が4ドル?! 1ドル40l 100円で40リットルってこと? 1リットル2.5円? NO WAY ! ありえないですね! 誰か何とかしてくれよってっかんじですね!