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映画 『リプリー』
日曜日夜にテレビ放映された『リプリー』観たのですが 他の事をやりながらだった為にいまいち分からない所があります。 映画ご覧になった方解説宜しくお願いします。 1 マット・デイモンドが風呂に入っているときに指輪を発見されて しまいますよね?そのあと、言い訳するときにバスローブのポケットに 入れている右手から血が・・・・・ これってどういう意味の演出なのですか? 2 私立探偵にはプリンストン大学で同窓生と言う嘘はばれていたようですが それ以外(殺人)の事実はばれていなかったのでしょうか? 婚約者が取り乱して、殺したのはあなただってマットデイモンドに 詰め寄る場面場が続きますがあの辺も意味不明です・・・・ (婚約者は事実に感ずいていた?) 3 最後の方の場面で、今度は何故ピーターと船旅することに なったのでしょうか?『苦しい助けてくれ~』とか聞こえてきたような 感じもしましたが、ピーターまでも殺してしまったのでしょうか?何故? 何か中途半端な終わり方のような気もしましたけどどうでしょう?
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再度すみません。 >剃刀で殺せるでしょうか? (これから殺そうとしているのに)誤って自分の手を 傷付けるでしょうか? このkamasoeさんの疑問は、#4,#5の方も見解を述べられてる通りだと思いますので、以下の疑問に・・・。 >トム(マット・デイモンド)は後半でメレディス(K・ブランシェット) に思いを寄せる?両刀使いなのかな?(笑)それともただの演技? トムは冒頭で、思わずディッキーに成りすましてメレディスと接触してしまいました。後半での再会は、辻褄合わせ=演技だと思います。 要するに、バイかホモか、が主題では無く、 一介のピアノ調律師であるトムが、ブルジョアジーな彼らに憧憬を持ち、 同化したい欲望の顛末がこのような結果になった、のではないか?と。 この映画は色んな見方が出来ると思います。 うーん、ですが、「太陽がいっぱい」の魅力には劣りますね。 (アラン・ドロンが良すぎたせいもありますが) まぁ、「リプリー」は、全く別モノの映画、と割り切って観れば面白い映画でした。
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- BlueRay
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>殺害しようとしていたのでしょうかねえ? ディッキー … 撲殺 フレディ … 撲殺 ピーター … 絞殺 上記3件の殺人を犯していますよね。 しかし、どの件も突発的なものであることは見ていてもわかったと思います。 そして、指輪を持っているのがバレタ時も浴室に戻った後、 慌てるように殺害用の物を探していて、手近にあったカミソリを手にしていました。 バスローブしか着る事が出来なかったので、隠せる範囲のもので 殺害に使えそうと思えた物→カミソリ だったとのだと思います。 マージ … 刺殺未遂? どれをとってみても、結局は突発的に殺害しなければならないような状況に なった時に手近にあるものを探して使っている点を含めれば殺害しようと していたと見て間違いは無いと思いますが、如何でしょうか。 以上、個人的な見解です。
お礼
>隠せる範囲のもので 殺害に使えそうと思えた物→カミソリ だったとのだと思います。 皆さんの意見もそうみたいだし、納得することにします(笑) >突発的に殺害しなければならないような状況に なった時に手近にあるものを探して使っている 風呂場にはカミソリくらいしかないですからねえ。 そうなのかもしれませんね。
- bakedfish
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まあ、確かにかみそりで人は殺せるかどうかは疑問ですが(プロの殺し屋ならまだしも)。そこは深く考えず(笑)極めて映画的シーンと思えばよいのではと思います。トムはかみそりで自分の指を切ってしまい、真っ白なガウンに血がしみ出してきた。マージはそこにトムの本質を感じ取る。トムは白ではない。血塗られた手の持ち主だ。彼女は確信する「トムが殺したのだ。」 映像で心理を表現する典型的なシーンです。 ただ、役者も演出もヘタでイマイチ観てるものに伝わらなかった。 比べちゃいけないのでしょうが「太陽がいっぱい」があまりにも素晴らしすぎて、「リプリー」はアラばかり気になります。
お礼
>トムはかみそりで自分の指を切ってしまい、真っ白なガウンに血がしみ出してきた。マージはそこにトムの本質を感じ取る。トムは白ではない。血塗られた手の持ち主だ。 うんうん、なるほど、そう解釈すれば納得ですね。 白いガウンがみるみる赤く染まってきた映像は確かに強烈。 印象に残りますから・・・ 映画的なシーンとしての効果はあったようですね。。。
私が書いている間に、良回答が得られるかも知れませんが、一応。 全般的に於いて、「完全犯罪」というよりは、「偶然の賜物」が この映画(ストーリー)の基本です。 1・=指輪を発見したマージ(グウィネス・パルトロウ)を、説得出来なければ、 ナイフで殺そうと思っていたフシがあります。 ただ、ピーターが来る・・・と解っていたので、一種の「賭け」だったと思われます。 2・=大学の件は嘘だった、という事実は今更(ディッキーが死んだ今となっては)大した事ではないし、トム(マット・デイモン)が関わっていた、という「証拠」がない。 探偵も、充分トムを疑って居ますが、これ以上捜査の仕様が無い、という結論で、父親とマージを送り出す・・・という設定です。 婚約者は、1・の指輪で勘的に、トムが殺したと解った= しかし証拠自体が無いので、感情的になり・詰め寄った、ということです。 3・= トムも、ピーターも、ホモセクシャルです。 ディッキー(ジュード・ロウ)の仲間達と会ううちに、 ピーターともお互い恋愛感情を持った設定です。 作曲家のピーターに付いてアテネへと逃避行する設定です。 それにより、「完全犯罪」が遂行出来、 「ディッキー」も一心同体に…、と思ったのも束の間、 映画冒頭で出逢ったメレディス(K・ブランシェット)と偶然船上で遭ってしまい、(メレディスには、自分が「ディッキー」だと言っている) 今までの辻褄を付ける為に、ピーターを殺さざるを得ません。 (画面でトムは絞め殺す為のネクタイを持っています) >何か中途半端な終わり方のような気もしましたけどどうでしょう? セリフは少し忘れましたが、『暗い地下室に居るようだ・・・云々(トム)』 の言葉通り、自分の犯した罪を守る為に、ずっと真相を知るかもしれない人達を 殺し続けて行く・・・ (後にメレディスも殺すでしょう、)との「暗示」な終わり方だと思いますが。 下記は、ストーリーです。TV放映ではカットが多かったので、出来れば ビデオで再度ご覧になれば細かい部分がお解りかと。 http://www.walkerplus.com/movie/kinejun/index.cgi?ctl=each&id=31939 尚、ご存知かとは思いますが、本作は『太陽がいっぱい』のリメイクです。 こちらは、ラストが違います。↓ http://www.walkerplus.com/movie/kinejun/index.cgi?ctl=each&id=12971 原作は下記URLです。『リプリー』はこちらに忠実だと思います。
お礼
ほぼ完璧な回答ありがとうございます。 ただいくつか気になる点を・・・。 >説得出来なければ、 ナイフで殺そうと思っていたフシがあります。 #1の方と同じく殺害しようとしていたのでしょうかねえ? でも、さっきも書きましたが剃刀で殺せるでしょうか? で、(これから殺そうとしているのに)誤って自分の手を 傷付けるでしょうか? >探偵も、充分トムを疑って居ますが、 >これ以上捜査の仕様が無い、という結論 なるほどそうなのですか。納得です。 何もかもネタは上がっているんだよって感じの探偵でしたからね。。。 >婚約者は、1・の指輪で勘的に、トムが殺したと解った= >しかし証拠自体が無いので、感情的になり・詰め寄った、 これも、そう言われてみれば納得です。 >トムも、ピーターも、ホモセクシャルです。 そうだったのですか。(トムはディッキー(ジュード・ロウ)と風呂場で チェスをするシーンで一緒に湯船に入ることを断られていますよね。 ホモセクシャルだったのならこのシーンも納得) でもおかしくないですか? トム(マット・デイモンド)は後半でメレディス(K・ブランシェット) に思いを寄せる?両刀使いなのかな?(笑)それともただの演技? 分かりやすい回答大変ありがとうございました。感謝です。
- yamabe40
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ご質問の回答はすでに出ていましたね。私もNO1の方と同意見です。 余談ですが、この映画「リプリー」は1999年のアメリカ映画ですが、1960年に製作され大ヒットしたフランス映画の名作「太陽がいっぱい」(主演:アラン・ドロン 監督ルネ・クレマン)のリメーク版なのです。一度レンタルなどで「太陽がいっぱい」もご覧になって比べて見るのも面白いかなと思います。
お礼
>フランス映画の名作「太陽がいっぱい」のリメーク版なのです えー、知りませんでした。 (「太陽がいっぱい」は聞いた事あります 有名な映画ですよね。是非見比べてみたいと思います) 直接の回答ではありませんが役立つ回答(笑)ありがとうございました。
- bittertea
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1については、確かリプリーが婚約者を殺そうとしてナイフを隠し持ってたんだと思います。 婚約者に言い訳しているうちに興奮して刃の部分を握ってしまっていたのでは? あとは私も「ながら見」してたので、分かりません^^;; ただ、ピーターを殺してしまったのは、ディッキーとして出会ったときの女性が同じ船に同乗していたから、逃げ切れないと思って混乱したんじゃないでしょうか? んで、ピーターに知られたくなかったから、愛されているうちに殺そうと・・・。 そんな感じだと思いますが・・・。
お礼
早速の回答ありがとうございました。 >確かリプリーが婚約者を殺そうとしてナイフを >隠し持ってたんだと思います。 >婚約者に言い訳しているうちに興奮して刃の部分を >握ってしまっていたのでは? えー、そうなのですか? 幾ら女性とはいえナイフ(と言うか剃刀ですよね)で 殺害できるとは思いませんが・・・。 興奮して歯の部分を握ってしまったと言うのも・・・ (そうだとしたらかなり間抜けだし、これから殺人を 犯そうというのに自分が怪我しちゃねえ) 他の人の意見も待ちます。 ピーターを殺害した理由は納得です。 (うん?ピーターとは初めどうやって会ったのでしたっけね? リプリーとして会ったのだったかな????かなり混乱) ありがとうございました。 しかし、この映画、なかなかややこしいですね。(ボソッ)
お礼
>要するに、バイかホモか、が主題では無く、 確かにこれは主題ではないですね。 ただ、ちょっと気になったもので・・・・。 >一介のピアノ調律師であるトムが、ブルジョアジーな彼らに憧憬を持ち、 同化したい欲望の顛末がこのような結果になった、のではないか?と。 この説明が大変分かりやすかったです。 この映画のテーマをまさに言い表していると思いました。 回答書き込んでくださった皆さん、本当にありがとうございました。 この場をお借りしまして感謝いたします。