ザビ家復興

質問

ハマーンは、なぜザビ家復興しようと思ったのですか？？
ミネバはただの飾りで、本当は自分が支配したかった？？
そして、なぜシャアも誘ってた（戻って来い、と言った）のですか？？

シャアはザビ家を滅ぼそうとしてジオンにいたはずなのに。
ハマーンは、キャスバルの事情は知らなかったのでしょうか。

まだ、ゼータのダカール演説あたりまでしか見ていません。

回答No.2

uwf1342

俺の個人的な意見です。

＞ハマーンは、なぜザビ家復興しようと思ったのですか？？
ガンダムシリーズのテーマのひとつに「歴史」というものがあります。
例えば本能寺で織田信長を討った明智光秀の真意が復讐なのか天下取りなのかもっと別の理由だったのかは本人にしか判りません。
ハマーンの真意は見た人それぞれの解釈でいいんじゃないでしょうか。

＞ミネバはただの飾りで、本当は自分が支配したかった？？
そうだったのかも知れないし、支配とかそういう事じゃなく地球から離れようとしない人類に思い知らせたいだけだったのかもしれませんし、これもまた見た人の解釈でいいんじゃないでしょうか。

＞そして、なぜシャアも誘ってた（戻って来い、と言った）のですか？？
一度は理解しあえた人間として複雑な感情があったのでしょうが、これもまた見た人の解釈でいいんじゃないでしょうか。

＞シャアはザビ家を滅ぼそうとしてジオンにいたはずなのに。
＞ハマーンは、キャスバルの事情は知らなかったのでしょうか
キャスバルの事情は知らなかったと思いますが「ザビ家復興」は「ジオン再興」の方法の一つであって、ジオン・ダイクンの理想の実現という最終目的が同じであるからシャアを誘ったのでしょう。

今回の質問に対して意見させてもらったように、人間というのは多分ほとんどの人が考えと行動と発言が全て一致する物ではないと思います。
最近のガンダムシリーズでは富野ガンダムに登場するキャラのような奥行きが無く、セリフや行動が陳腐に思えて仕方ありません。

お礼

ご回答ありがとうございました。

私はハマーンの意志が全然分からなかったんです。自分なりに考えたのですが、訳分からないになり、質問してみました。
シャアに来て欲しかったのは分かったのですが、逆になぜシャアについていく事はしなかったのか。
目指してたものが同じだったのに、ずれてしまったんですね。

富野ガンダム面白いですよね。
３０年近く昔なのに、こんなに引き込まれるとは思いませんでした。

回答No.1

alidon

ダカール演説で大体語ってた気もしますが…
うろ覚えですがちょっと書きます。

ザビ家に則られて専制君主制となり、独立戦争を起したジオン公国ですが、その公国の名前となったジオン・ズム・ダイクン、つまりシャアの父は、ニュータイプの理想を語りました。
ニュータイプの理想とは、人はニュータイプとなる事で互いに解り合える、無駄な争いを必要としない種に生まれ変れるという物。
そして、ニュータイプへの革新は宇宙に進出した人類から始まると。
当時、宇宙移民に対する連邦政府の過酷な切捨て政策とも呼べる扱いに不満が高まっていた移民達は彼をカリスマとして仰ぎ、その理想の実現を夢見ました。
この求心力を利用し、ジオンを暗殺してサイド３を乗っ取ったのがデギン・ザビ、ジオン公国の公王です。
暗殺を知らない民衆は、ザビの謀略によってザビ自身がジオンの後継者であると信じ込まされ、どんどん国粋主義者と成って行きます。

そしてまた、ザビ家の長男、ギレンが掲げた理想国家の創設はそうした民衆や兵達の支持を集め、彼もまた、カリスマとなりました。
つまり、ザビ家はある意味民衆にとって神格化されたのです。

しかしザビ家は一年戦争で滅び、ザビ家の次男であり、武人として尊敬を集めたドズルの一人娘、ミネバを残すのみと成りました。

シャアはこの戦争で自らの父の復讐としてのザビ家打倒を果たし、また、その結果復讐の空しさに気が付いた上で亡き父、ジオンの理想を実現させようとしました。
ザビ家の側近であったマハラジャ・カーンと共に生き延びたジオン将兵を率いてアステロイドに落ち延びたシャアは、マハラジャの娘、ハマーンにこの理想を説き、教育します。その高潔な理想に、ハマーンもシャアに惹かれて行きます。そして数年たった時にシャアは地球圏への復帰の為の偵察尖兵としてエウーゴに潜り込むのです。

残されたハマーンは、シャアがアクシズを離れて暫くするとアクシズと言う辺境で民の心を保つ為に必要とミネバをザビ家の正当な後継者として立たせ、求心力の要にします。そうせねば成らないほど、遠く離れたアステロイドベルトでの生活は大変だったのでしょう。

ミネバを擁立しザビ家を復興するという事は、そうしたカリスマを戴く事によって民衆や兵士の支持を集める為の方策でした。

更にはこの求心力を力と認め、地球圏への早期復帰を願ったのです。
その為に力を付け、戦力を整えた。
そしてそれには更なる求心力が必要となり、ミネバやザビ家に対する服従心を強化し、人民を誘導したのです。
結果的にハマーンはシャアの説く理想ではなく、ザビ家の独裁と言う二の轍を踏んでしまいました。

此れがハマーンが地球圏へ帰ってきた理由です。そして、シャアに対する自らの想いが故に、また、過酷な環境で人々を導き続ける辛さで歪んでしまったハマーンには、それでも心中ではシャアを頼りに思っていた為にシャアを取り込もうとしました。

残念ながら自分自身の行いが、シャアの理想とは違うものである事も理解していた為にあのような強引な手段を講じたのでしょう。

ダカール位までならこの辺が判れば宜しいかと。
うろ覚えなので加筆、訂正など、後の回答者様に期待します。

お礼

ご回答ありがとうございました。
ダカール演説、テレビ版だと通しで流れてなかったような気がしたので、良く見て見ます。
ザビ家のジオンではなく、と言ってましたね。

ミネバに対してゆがんだ教育をした、と言っていましたが、ハマーンも色々と大変な思いをしてたのですね。

ＺＺをすっ飛ばしてＣＣＡを見てしまいました。
一時とはいえ、（アムロは別として）ともに戦ったブライトさんとまた戦うことになるなんて、複雑でした。