コンセントの形・商用電源の仕様に疑問を感じます
一つ目の疑問が「電圧」です。
なぜ日本の商用電源電圧は「100V」なのでしょうか?
世界規格では、商用電源は120V(アメリカ等)、もしくは240V(欧州・豪州区域など)が一般的です。
100Vを採用している国は稀な様です。
そんな中、なぜ日本は世界一般と異なる100Vを採用しているのでしょうか?
電気器具を使用する時に色々と互換性の問題を感じます。
特に、このコンセントは北米の物と部分的(後述)に互換性がある為、逆にそれが問題となってくると思います。
二つ目の疑問が「コンセントの形状」です。
これにはいくつかの枝葉的な疑問を感じます。
そのうちの1つが、コンセントのアースコネクタの事です。
上で北米の物と「部分的」に互換性があると称しましたが、これが常に互換性があるとは限らない部分です。
日本で主流になっているコンセントの殆どは、電源線の2本のみが出ているものが殆どで、アース用の3番目のコネクタがついている物は一部に留まっています。
それをフォローするかの様に、ネジ締め式や差し込み式のアースコネクタを装備するコンセントもありますが、それもあまり普及していません。
200W程度以上を使う機器(台所家電、パソコン等)、あるいは漏電の原因になりやすい機器(洗濯機等)、ノイズに弱い機器(パソコン、一部のオーディオ機器等)は、アース線を備えていますが、接続を端折っている人がいたり、ケーブル自体にアース線が全く結線されていない代物があります。
最初からコンセントも器具もアメリカ同様の、全て3ピンの物であれば端折る様な事はしないし、どうしても2ピンの旧式のコンセントに繋ぎたいならば、変換アダプタを介して繋げば取りあえずは繋がるので(アースはこれまで通り非接続になるけど)、まずは電気器具でアースを要する物を全て3ピンコンセントにしてしまえばいいのに、なぜしないのか不思議です。
またこれからコンセントを新設する場合は、全て3ピンコンセントを基準にしてしまえば、アース端折りが起こらずに済むと思うのですが、なぜそうならないのでしょうか?
自分が家を新築する立場になったら、恐らく家中のコンセントは殆どを3ピンで注文し、どうしようも無い所だけ2ピンで発注する事だと思います。
今は親と同居ですが、一応数カ所3ピンコンセントがあるので、既に、パソコンなど3ピンが本来標準で、電源ケーブルを取り替えられる装置の場合、電源ケーブルは殆どを3ピンタイプに交換し、優先的に3ピンのアースつきコンセントへ繋いでいます。
2ピンのアースつきコンセントを3ピンに変換するアダプタもありますが、接地側(後述)が分かりにくい為、取り付けにくいし、3ピンを2ピンに変える物と違い、1,000円前後もする結構高価なアダプタなので気になってしまいます。
無論、電源ケーブルの交換の出来ない装置を3ピンコンセントへ繋ぎたい時は、自分は極力さぼらずにそういうアダプタを使っています。
形状の2つ目の疑問が、接地側と非接地側の事です。
本来、接地側が9mm、非接地側が7mmであるという規定のはずです。
壁についているコンセントはこの規格を守っている物が殆どですが、テーブルタップ等にはこの規定に違反して、両方を7mmにしている物が数多くあります。
タップは逆差しを出来ない様に、プラグのツメの幅をちゃんと差をつけた上で、タップの各コンセントにも同様の差をつけなければならないと思います。
どうしてそうなっていない、規定違反のタップが結構数多いのでしょうか?
ツメ幅を同じにしていいのは、位相が問題ない単体の器具のみであるべきで、何が繋がるか分からないテーブルタップや、その器具には問題がなくとも、後ろにサービスコンセントを備えるもの等がそういう作りなのは大きな問題だと思います。
余談ですが上で書いた3ピンコンセントを使うと、同様にこの問題は解消されます(逆にささらないので)。
最後の疑問が、周波数です。
どうして東日本は50Hz、西日本は60Hzなのでしょうか?
直流で動作する機器や、インバータで動く機器は問題ありませんが、一般の交流電源で動く機器だと、互換性が取れずに問題になってきます。
特に交流モーターやコイルを使用する機器だと、別装置でマッチングを取る為にスイッチで切替えるか、あるいは仕様違いを容認して使うしかなくなってしまいます。
どうして統一されないのでしょう?
これらの点に前々から疑問を感じています。
どなたかお分かりの方、回答頂けると嬉しいです。
お礼
回答ありがとうございます! あるんですね!