微細部品の供給組付け No.43877 No.4…
微細部品の供給組付け No.43877 No.43902 No.43908 に関して、
最近は、画像処理が主流で、位置出しの他にや品質チェック、品質記録にと、使用目的のニーズ
に合った対応ができ、カム組付け等のメーカーでも、画像陰影処理を含め仕様となるケース大です。
さて、中々カム組付けのノウハウ開示は難しいが、簡単な内容を一つ以下に記します。
後学の参考としてください。
仕様の目に似た形状パーツを同形状の穴にセットするカム手法。
X XもYも成形品と挿入ガイドの
→|│← セット位置再現性精度から必ず
|│____ ↓ 隙間仕様となる様にする
╱╲ |╱╲ | ↓
╱ ╲ ╱╱╲╲ ̄ ̄ ̄ ↑Y そうすれば、パーツを押すと
│穴│ ╱ ╲ 必ず上側が穴に沈み込み
╲ ╱ │ │ 下が穴に乗り上がる
╲╱ ╲ ╱ ↓
セット↑ ╲╱ 挿入ガイドの穴とパーツは上部
 ̄ ̄ ̄ の穴に沈み込む部分のみ完全
に隙間仕様でのガイドとし、
╱╲ その他は特にX方向がフリーで、
╱パ╲ 下部にパーツを押す穴の淵が
│ーツ│ あり、パーツがスイング可能仕様
╲ ╱ ↓
╲╱ 以上であれば、必ずY方向に
押せば、パーツは穴にセット可能
後は、同じような考えで、もう一つの“多角形部品”を固い紙でテストモデルを作成して
確認し、同じ方向で部品がセット可能かを見極める。
その見極め方は、ラグビーボール(目)のようなパーツは、Y方向へフィードさせれば、
穴に落とし込みができ一件落着と高い確率で可能と想像ができます。
後は目のようなパーツを落とし込んだその後に、“多角形部品”をY方向とX方向にフィードさせて、“多角形部品”を落とし込む事ができるかを確認します。
そして、可能だったら、2パーツ同時セットが可能です。
不可能だったら、1パーツづつセットすれば良い事になります。
1パーツづつセットを同じ工程で行なうと、タクトタイムの延びが心配となります。
以上のような内容を、固い紙とカッターでモデルを作りテストする技術は伝承しないのかな?
今の時代は、何でもシミュレーションですからね。
元々の質問者さんの投稿が出たので閉じます。
挿入ガイドの穴は、パーツを位置決めする事と、パーツを押す機能を最低限もったものです。
ですから、パーツを位置決めする処が成形品穴に沈んで、パーツを挿入ガイドで押した時、
成形穴淵のガイドにてパーツがスイングしながら倣い、最終的にはパーツを上から押す力で
成形品穴に落ち込む格好となる仕組みでした。
経験がない御方には、ちょっと荷が重すぎたと感じました。
只、スカラ型ロボットでも、精度のバラツキが大きく、セットできないものがあれば、
上述の考え方と手法とが役立つと思います。
以上で、投稿の主旨が完結したので閉じます。
(ノウハウ開示の内容は、For カムを使用した組付け未経験者 と云う意味で、
勿体ぶった話しではない、大袈裟な話しではない、只々この森の回答者達は、カムやねじ要素、
等々の分力が少し苦手と感じたまでの事です。)
補足
すみません、車種はマグザム、年式は2005年です。