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オバマ政権と日本
オバマ氏が当選になったようです。 日本もオバマ氏の方が人気が高かったので歓迎している人は多いようです。 ですがオバマ氏よりもマケイン氏の方が日本には良かったという人もいます。 そこで本題ですがオバマ氏だと日本は軽視されると思いますか。 予測では対日圧力が醜くなるのではないかということです。 新聞やブログなどではオバマ氏は対中重視になるだろうといっていました。 その理由が民主党にチャイニーズマネーが流れ込んでいるというものです。 オーストラリアのラット政権にもチャイニーズマネーが流れ込み、 直後に捕鯨などの日本叩きが加熱したのは記憶に新しいところです。 その他の理由も民主党と日本のソリは合っていないという意見もありました。 クリントン政権のときにも日本叩きがありました。 こうした諸々の意見を聴いて、また米中からいいように扱われると思うと少し憂鬱な気分になります。 質問内容は上記のようにアメリカの景気後退にともなって アメリカ経済を支えるように対日要求がエスカレートしてくるのかですが、 これに対して日本政府はどのようにつきあっていけばいいのかなど 両国間の関係についても何か意見を持っている方は教えて下さい。
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● 民主党と日本のソリは合っていないという意見 自民党政権下での日米関係は日米安保体制堅持一本槍で、アメリカの長いスカートの下にいるだけでした。 (1) 21世紀の新しいパラダイム 東西冷戦が終結し、世界はまったく新しいパラダイムの下で動き始めています。 それでも、自民党には、これ以外の選択肢は存在しません。 レーガンと肩を組んだり、ブッシュとキャッチボールをして、対等を演出するのが精一杯。 現実は言われた事を忠実にやるだけの《忠犬ハチ公》でしかありませんでした。 (2) 新しいぶどう酒は新しい皮袋に。 そして、オバマ大統領(内定)は新しいアメリカを標榜しています。 これまでのWASPの利益追求に終始したアメリカから、グローバル・イッシューを積極的に解決するアメリカです。 環境保全による地球温暖化対策の実行、石油代替エネルギーの開発、人権問題とテロとの戦い。 これとともに、世界金融恐慌にも発展しかねないサブプライムローンで発生した不良債権処理。 どこを見ても、《日米安保》なんて、形骸化しています。 今の自民党では、オバマ政権とソリが合うはずもありません。 ましてやマンガ本に興じている、ワンマンな総理大臣では到底イコールパートナーは務まりません。 日本もパートナーチェンジの時なのです。 ● 日本はアメリカをどう支えて行くのか? (1) 日本は未完の大器である豪球投手をリード出来る名捕手になれる 巨大な国土、資源、人口を抱えた超大国アメリカは、言い出したらとまらない、わがままなエースピッチャー。 新進気鋭の大投手の卵。 数多くの難問に立ち向かって行くオバマ政権には、日本は格好の女房役になれる。 不良債権処理の経験、太陽光を初めとする代替エネルギー開発、京都議定書による地球温暖化への世界的な対策の実行。 まだ行政の実行経験に乏しいオバマ政権にとって、日本は気の置けないパートナーとなれる存在である。 しかも抜群の事務遂行能力を持っている。 (2) 日本の旗印は? 自民党はあまりにも長く政権の差に座り続け過ぎた。 《変革》を標榜するアメリカとバッテリーを組むキャッチャーにふさわしいかどうか。 これは日本人の有権者がじっくりと判断すべき時に来ている。 日本にも《変革の風》が求められている。 世界中にこの新しい風を吹き始めている。 この風に乗り遅れないように、民意を問うべき時である。 新しいぶどう酒は新しい皮袋に。
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- edoduki
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もし米国の立て直しの為の"何か"を日本が米国に提示できるのなら、お互いのために政策を進めるべきでしょうが、それが出来ないのなら、いい機会なので日本は米国から一定程度離れるべきでしょう。 このままいくと米国の「お金ちょうだい」「金よこせ」が始まっても不思議ではない状況ですから、日本側から米国へ何の打診も出来ないのならかつ上げにあうだけなので離れるべきです。
お礼
ご回答ありがとうございます。 多くの方が米国から一定距離を持つべきといっていますね。 今回の北朝鮮のテロ国家解除は大いに考えさせられます。 これほど米国に貢いで支えた日本を裏切れるのですから。 日本も真の政治家が育って自立心を高めてもらいたいですね。
- mat983
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20081105-OYT1T00407.htm オバマ氏はアフガニスタンでの「テロとの戦い」を重視する考え http://mainichi.jp/select/world/news/20081106k0000m010112000c.html アジア外交で中国重視の立場を取り、日本の対米影響力が相対的に低下する可能性 http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/081105/plc0811051245004-n1.htm オバマ氏自身が対日政策など一度も語った事がないので、中国に対する発言、アフガニスタンに対する姿勢から想像しているだけです。 どの報道もこの域を出ません。 民主党の姿勢もありますが、あくまで大統領の胸一つです。 特に米国発の金融危機を乗り切るには、中国ではなく日本のサポートの方がポイントは高いです。
お礼
ご回答ありがとうございます。 日本のサポートの方が大きいとの力強い意見を聞けて安心します。 最大のポイントは対中政策をどうするかにあるのは間違いありません。 それによって日本の運命も決まります。
- sudacyu
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民主党・共和党ともに「アメリカの国益」を第一に考える政党です。その『国益』の捉え方に差があります。 ・共和党は、「軍事力によるアメリカの世界覇権」=ソ連崩壊による唯一の超大国の維持が国益に直結すると捉えています。(私個人としてはアメリカの世界政府化を最終目標としているのが、ネオコン=アメリカ共和党右派の有力グループではないかと思っております。) 他国に対して経済的に強い主張をしない代わりに、軍事費負担を求め同盟国に一体的行動や防衛システムの共通化・一体化を求めます。アメリカを軍事同盟の盟主として他国が従うという形を理想としています。 具体的には、米軍再編による海兵隊のグアム移転費用やアフガニスタンの戦費、2兆円を日本に出すように求めています。 ・民主党は、「アメリカの内政経済充実」が基本的に国益となるとの考え方で、現在のアメリカの軍事的世界覇権は一時的なもので、強力な軍事力維持は長期的に見て無理と考えています。(大国同士の決定的全面戦争はありえないとの立場) 他国と軍縮交渉を行い、軍事費の削減を行って作った財政的余裕を、内政に使おうという考え方で、他国との相互の政治的独立性を尊重し、アメリカを多くの国の中の一つとして他国と対等の立場で(国力差は当然ありますが)付き合っていこうとするのが基本方針です。 他国と対等の関係で、国際政治全般を話し合いで決める姿勢ですから、当然交渉はシビアです。 日本にとっては? ・アメリカとある程度距離を置いて、日本が自主的外交を行う場合は、民主党政権のほうがやや有利になります。 ・アメリカの軍事的傘の下で、アメリカに追従した外交を行うなら、共和党がやや有利になるでしょう。 これについても一般論で、北朝鮮の拉致問題と核兵器廃棄についてなど各論でいえば、アメリカにとって拉致<<核兵器ですから、共和党政権でも日本の立場は、軽視されかねません。 ・アメリカの対中外交について 固定的に、民主党・共和党が「中国寄り」「日本寄り」ということはありません。その時々のアメリカ国益を考えた行動をとった場合、「中国寄り」に見えることが多いか「日本より」に見えることが多いかの違いだけです。 電撃訪中をやって日本や韓国を驚愕させたニクソン大統領は、共和党の大統領です。 ・日本・中国との現在の関係見ると 共和党の場合 急激に経済成長し国力を増す中国は、必然的に軍事力が急速にアップしたので、日本との軍事的関係を強化一体化を目指す。 極東米軍の再編を通して在日米軍と日本の自衛隊と一体化して運用したい。=アメリカの指揮下に入る自衛隊を日本の費用で維持できるので安上がり。日本がアメリカとおなじ兵器を使えば、同一規格の新規兵器生産数が増えるので、開発費が安上がりになる。(=アメリカの兵器開発費用を日本も分担する。) 民主党の場合 急激に経済成長する中国は、おいしい市場。アメリカ企業と日本企業が中国で競合した場合、アメリカ企業を支援。 ・アメリカの現状 急速に経済状態が悪化(サブプライム問題は、実質的に対テロ戦争バブルです。)するので、民主党でも共和党でも対日経済要求はエスカレートします。 日本が、アメリカとある程度の距離を置いた外交(オーストラリア・ドイツ・フランスなどのレベル)をするなら、対日経済要求をのむことは、対米外交のカードを手に入れることになる。 日本がアメリカの外交に従う場合、対日経済要求をのんでも(貿易額・日系アメリカ企業の現状を考えれば、飲まないという選択肢は不可能)外交カードとして使えない。 <日本の今後の外交> 私の私見ですが・・・ 今後の日本は、少子高齢化による人口減少で、あらゆる手を打たなければ国力=経済力が低下します。 これからの日本経済を世界の主流のまま維持したければ、日本+アセアン(東南アジア諸国連合)+オーストラリアで経済連合を組むべきです。(アメリカは、この動きを極度に警戒していて、日本+東南アジア+オーストラリアの経済会議にはアメリカも参加してきて、結局単なる環太平洋諸国の親睦会にしてしまいます。アメリカとしてはこれらの国々が個別にアメリカを頼ってくるのが理想なのです。) 国が豊かであることが全ての基本です。 日本は貿易立国であり、日本の現在の豊かさを維持するためには 日本の使っている通貨を、アジアの基軸通貨として確定することが重要です。 そのためには、日本+アセアン(東南アジア諸国連合)+オーストラリアで経済連合を組み、ユーロのようなアジア共通通貨連合を組むことが理想であると考えています。 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2447194.html No2、No3 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3245013.html
お礼
非常にたくさんの見識をありがとうございます。 さっそくオバマは保護主義を全面に出してきました。 今日の記事にもビッグ3救済におよそ70兆円とか日本に電気自動車は作らせないとか 日本の関係者もかなりヤキモキしているようです。 そして対中は宥和かと思いましたが、為替操作を見直せと要求しました。 中国経済は今未曾有の不景気なのでこれには応じないと思いますが、 ともかく対中政策はみものだと思います。 東南アジア+豪で経済連合を組むのは私も昔から理想と考えていたので賛成です。 できればインドをみかたにつけて対中包囲網を、 更にロシアとも結べば国防はアメリカなしでもやっていけます。
お礼
これまた素晴らしいご意見をありがとうございます。 オバマは新しい大統領を標榜している。 なるほど、これは斬新な視点です。 それならば日本も斬新にならないといけませんね。 たしかに旧態以前の自民党のままでは形骸化しています。 でも、やはりアメリカの女房になれるのは日本だけという分析は非常に明瞭でした。 >自民党はあまりにも長く政権の差に座り続け過ぎた。 対立候補の民主党があまりにも醜いので自民党で行かないと国内が滅茶苦茶になります。 民主党は韓国・中国へ有利な法案をたくさん通そうとしており もしこの政策が通れば10年後、20年後には無法者の中国人に国民が苦しむでしょう。