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古い邦画によく出てきた香港の売春組織について
昭和30~40年代のアクションものの邦画には「日本女性を香港の国際麻薬・売春組織に売り飛ばす暴力団」がよく出てきたように思います。 「香港に売り飛ばす」という言葉も日常で使われていたように思いますし、週刊誌にもその手の信憑性に疑問符が付く話が載ることがあったように思います。 そうした日本女性を強制売春目的で海外に売り飛ばす犯罪は、戦後の日本において本当にあったのでしょうか?
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- Shirozaru9
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そういう組織が本当にあったと思うなら、「渡り鳥のように流浪して、収入源は用心棒のミカジメ料と変らず、拳銃や機関銃を所持し、現地のヤクザと対立して抗争しても、警察に追われず通報もされない」という主人公クラスの人物は、何なのでしょう。 それはともかく… 昭和30~40年代において、「怪しい組織が人間や危険物を持って行っても、現地の裏組織が買ってくれそうな地域」で最も近かったのが、香港だったからでしょう。 韓国は、朝鮮戦争の動乱が収まっておらず、国家体制は「軍事独裁」でした。 台湾も、中国大陸との臨戦態勢が続いており、「戒厳令」が第二次国共内戦中にでたまま続いていました。 中国内地(大陸)は、社会主義革命に成功した「清廉潔白な国」というイメージがあり、裏組織をフィクションで描いて映画をヒットさせることは無理でした。 だから、今風に言う「コリアンマフィア」や「チャイニーズマフィア」は描けない時代でした。 香港だけが、英領であり、「東洋の真珠」と呼ばれた経済都市であり、中国革命から逃げた小金持ちの流入で混乱していましたから、アクション映画に使えそうな裏組織がいる信憑性を高くできたのです。 アメリカも、売春組織の売り飛ばし先には不適切です。 もし、「米軍とコネのある裏組織で、アメリカに売ってやる」と言われたら、その女性は恐怖と同時に期待も感じたりして。アメリカ兵だったら、本国に本妻がいてもいいから日本人妻にしてほしい。そういうテーマの少女漫画は、昭和30~40年代にもありました。その子供が成長して中学生くらいになった頃、ベトナム戦争の報道と、自分に米国人の血が混じっていることを知って悩むというストーリーの作品も多かったのですが。 夫や父の本国が中国や香港では、話がかなり変わりますねえ。
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基本的にはありませんね。 国内のヤクザは、海外の犯罪組織は勿論、国内の他の犯罪組織とも接触はあまりしたがらなかったからね。 (独自でやるか、相手を潰すか・・・・) 東南アジアの麻薬の総元締めの香港に、日本人女性を売っても意味は無く 言葉の通じない者を押し付けられても、売春宿では余り役には立たないでしょうね。 ※日本では売春は禁止されていますが、他国では合法な国は多数あると言うのに ワザワザ危険を犯して、売春禁止国で売春業務をやらせる必要は無いでしょう。
お礼
>国内のヤクザは、海外の犯罪組織は勿論、国内の他の犯罪組織とも接触はあまりしたがらなかったからね。 昭和30年代以降かなり長い間、香港から密輸される麻薬が問題になっていました。 当然海外(香港)の組織と取引があったはずです。 しかもかなり頻繁に。 >東南アジアの麻薬の総元締めの香港に、日本人女性を売っても意味は無く言葉の通じない者を押し付けられても、売春宿では余り役には立たないでしょうね。 戦前、天草や島原などから東南アジアに売春に行く「からゆきさん」と呼ばれる女性達がいました。 「サンダカン八番館」という本や同名の映画が有名です。 彼女らは言葉が出来ませんでした。 しかし娼売の方は問題なかったようです(イヤな言い方ですが)。 残念ながらpasswordさんのお答えは、根拠に乏しいものと言わざるをえません。 お答え頂いたことには感謝します。
補足
回答ありがとうございます。 (以下、非合法シンジケートがあるはずだというロマンチストの発言に読めてしまいますが、本人的には事実関係を把握したいだけで、他意はありません) 密輸は昭和20年代から盛んでした。 初期は米軍からの密輸入が中心で、それから欧米向けに日本製の電気製品や時計などの密輸出が盛んになりました。 現在は盗難車の密輸出が有名ですよね。 海外との非合法な接触は昔から多かったのではないでしょうか。 その何割かは犯罪組織だったのではないかと思います。 いかがでしょうか。 東南アジアで売春が合法な国はどこでしょうか? 当然売り飛ばすなら非合法な国に売るはずで、その点は問題ないかと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >昭和30~40年代において、「怪しい組織が人間や危険物を持って行っても、現地の裏組織が買ってくれそうな地域」で最も近かったのが、香港だったからでしょう。 説得力のある説だと思います。 実際香港には三合会があり、全盛期は60~70年代ですからね。 一方、上記の説明であればマカオでもよかったのでは、という気もしてきます。 わたしは横浜在住ですが、当時「沖売り女」といって沖に停泊している外国船に小舟で生活品を売りに行くついでに娼婦も置いてきて停泊中数日間サービスさせ、出航までに迎えに行く、という形態の売春が頻繁に行われていました。 (60歳以上の地元民に聞くと知っている人が多いです) その際、「沖売り女」をそのまま岸に戻さず海外にさらってしまうケースがあったそうです。 類似した話で岸辺に泊まった船の船倉に、女が押し込められていたという話、昔の週刊誌にはよく出ています、映画とは無関係に。 ただその手の事件は新聞には出ておらず、「火のないところに煙は…」なのか、単なるでっち上げなのか、どちらなのか知りたいと思っています。 香港在住のジャーナリストは、推測でしかないが、戦前香港に慰安婦絡みの日本の施設があってそれに基づいた噂ではないか、と言っていました。 それから映画の中の小林旭みたいな人が実際にいるとは思いません。