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キーボードとシンセサイザーの違いとは?
- キーボードとシンセサイザーは似ているが異なる楽器であり、キーボードは音を奏でる楽器であるのに対し、シンセサイザーは音を創り出す楽器である。
- シンセサイザーは様々な音色を生成し、エフェクト効果を追加することができる。また、シンセサイザーはMIDIと接続することで他の機器と連携し、さまざまな音楽制作に活用される。
- キーボードは音楽演奏の基本となる楽器であり、ピアノなどの楽器の演奏や作曲の練習に使用される。シンセサイザーはキーボードの一種であり、独自の音色やエフェクトを持つことが特徴である。
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シンセサイザーは定義的には音色を合成する装置で間違いないんですが、少々イメージしづらいですよね。 それに現在のあり方は定義とはちょっとずれてきていますので、ちょっと長くなりますが説明させていただきます。 音色を合成とは具体的にどういうことかというと、 波形を選ぶ(ノコギリ波、サイン波など) ↓ フィルターで加工(高域をカットなど) 大まかにはこのようにして音色を作っていました。 ちなみに複数の波形を重ねることができる機種もあり、さまざまな音色を作ることが可能でした。 しかしどんな音色でも作ることができるわけではなく、ピアノの音を作ってもそれは所詮”ピアノっぽい音”でしかなく、完全シミュレートは不可能でした。 と、ここで「あれ、シンセサイザーってピアノの音出せるはずじゃ…?」と思ったと思います。 そうなんです。現在では上記の波形に実際の楽器の音を録音したものを選べる機種がシンセサイザーとして一般的になっています。 なので定義では音色を合成する装置なのに、初期搭載されている波形の充実により「音色を合成して作り出す」というニュアンスが薄れてしまい、それゆえに定義と実際のあり方にズレが生じ、シンセサイザーというものを理解しづらくさせていました。 前書きが長くなりましたが、質問の本題に戻ります。 電子キーボードとシンセサイザーの違いは定義的にいえば「音色を合成できるのがシンセサイザー、できないものが電子キーボード」です。 しかしもう少し現実的な説明をすると「多機能高性能で本格的な音楽製作・鍵盤演奏に特化したキーボード」であり、フィルターが付いており 、DTMの音源(後記)として使用できればシンセサイザーであるといえます。 またA No.1の方がおっしゃるようにシンセサイザーは鍵盤が付いているものが広く認識されているためキーボードの一種と思われがちですが、実際は音を作る音源部のことをシンセサイザーといいます。 なぜ鍵盤なのかというと音を出すにあたってのコントローラーに最も適していたのが鍵盤だからというだけの話ですね。 ですから音楽製作用に”鍵盤のないシンセサイザー”というものも実在します(例えばコレhttp://www.roland.co.jp/products/jp/Fantom-XR/index.html)。 できることは、鍵盤のあるものは鍵盤演奏です。 ただ演奏するだけではなく、あらかじめセットを組んでおけばスイッチひとつで音色を変えることができる(ピアノ→オルガンなど)、フィルターで音色を変化させながら演奏するなど、上げればきりがありませんが、いずれもただの電子キーボードでは不可能なものです。 他にはDTMの音源としての使用ですね。 簡単にいえばPCで「この音をこういうタイミング、長さで出せ!」という命令を組み、それをシンセサイザーに送って自動演奏させるいわゆる打ち込みという行為です。 現在プロの楽曲の中でも打ち込みは多用されており、ギター以外の楽器は全部打ち込みだったなんてこともザラです(クレジットに演奏者の名前がないパートがあるなどはドラムやベースであっても打ち込み)。 そう考えると音楽業界へのシンセサイザーの貢献は計り知れないものがあります。 あと最後になりますが、現在シンセサイザーと呼ばれる装置にも2種類あります。 ひとつは最初に紹介した音色を作り出すことに特化したアナログシンセサイザーです。 後記する実際の楽器の音色を波形に持ったデジタルシンセサイザーに圧されて一時期消えかけますが、最近では音色を作り出すということに再び注目が集まり、2000年ごろからデジタルの力でアナログシンセサイザーを再現したヴァーチャルアナログシンセサイザー(またはデジタルアナログシンセ)が登場しています。 アナログシンセといっても必ずしもアナログとは限らず、現在では音色を作り出すことに特化したものを便宜上アナログシンセサイザーと呼んでいます。 もう一方はデジタルシンセサイザーですね。 こちらはシンセサイザーというより多機能キーボードという認識をしたほうがわかりやすいかもしれません。 実際の楽器の音色を録音したものを波形に選ぶことが出来ます。 と、かつての自分と同じ疑問を持った方を拝見したのでつい長くなってしまいましたが、参考になれば幸いです。
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他にも同様の質問を投稿された方がいらっしゃいましたので、その方にも申し上げましたが、キーボードとシンセサイザーの違いは、それ一台で、楽器音や効果音を合成できるかできないかという機能的違いです。 キーボードは、電子ピアノの様にいくつかの楽器音があらかじめプリセットしてあって、それを使う人がフロントパネルのボタンを選んで、鍵盤を弾いて演奏するものです。 これに対してシンセサイザーは、プリセット音も内蔵されていますが、自分で音波の周波数や波形や減衰速度(管楽器のような持続音かマリンバやギターのように音を持続することができない楽器かということ)の組み合わせをプログラミングして音を独自に作成することができるもので、必ずしも鍵盤がつくことを必要としない「機械」です。
- tototom
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シンセサイザーの基本を学ぶのに、書店に「別冊大人の科学マガジン」シンセサイザークロニクル(付録アナログシンセサイザーキット「SX-150」)と言うものがあります。 小学生の頃に学研(学習研究社)の「科学」と「学習」という雑誌を購読していた方々には懐かしい響きですが、その大人版で、価格も3000円と、大人です。 バックナンバーに「付録 テルミン」とか「付録 手回し鳥オルガン」入手困難かもしれない古いものには「望遠鏡」「プラネタリウム」などがあったと思います。 「大人の科学」のサイトは下記のようです。
- 参考URL:
- http://otonanokagaku.net
- chiezo2005
- ベストアンサー率41% (634/1537)
キーボードは文字通り鍵盤です。 つまり楽器を操作するのに使う白黒のアレです。 キーボードで操作する楽器をキーボードと呼びます。 シンセサイザーは電気的信号を合成(synthesize)することにより 音を出す楽器の総称です。 操作方法はキーボードが多いですが、ギターシンセもありますし、ドラムシンセもありますし、完全にコンピュータコントロールのもあります。 最近の電子オルガン、エレクトーン、大部分の電子ピアノなども中身はシンセサイザです。 最近では、音色の多いものをシンセサイザ、ある程度限られているものを ただキーボードと呼ぶような印象ですね。
- many-bears
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基本的にキーボードはピアノのように主旋律や、コードをひいたりする時が主ですが、シンセサイザーは、特殊な音(ドラムの音や、機械のような音)を出したりして、効果をつけることが主な役割です。 CDなどで、この音はどの楽器がやっているのか分からなかったら、シンセサイザーかもしれません。 ↓シンセサイザー http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%BB%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%B6%E3%83%BC ↓電子ピアノとシンセサイザーの違い http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%BB%E5%AD%90%E3%83%94%E3%82%A2%E3%83% ↓キーボード 8E#.E3.82.B7.E3.83.B3.E3.82.BB.E3.82.B5.E3.82.A4.E3.82.B6.E3.83.BC.E3.81.A8.E3.81.AE.E9.81.95.E3.81.84
- kernel_kazzz
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シンセサイザーは電子的に音を合成して出力する機器の総称ですね。 鍵盤式が多いから、キーボードとシンセサイザーを混同される事は多いと思いますね。 キーボードといえば鍵盤楽器の事であり、ピアノのようなアコースティック物でもキーボードではあるのですが、一般的には電子鍵盤楽器をキーボードと呼ぶ事が多いでしょう。 そういう意味では一般的に呼ばれてるキーボードもシンセサイザーの一種と言えるのでしょうね。 でも、シンセサイザーはドラムもあるし、管もあるし。入力形式が鍵盤だけとは限りません。