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歌舞伎 『葛の葉』について
歌舞伎の演目の『葛の葉』について細かいことで伺いたいことがあります。安倍保明が愛した榊の前と葛の葉姫は一卵性双生児だったかどうか?です。 双子だとか、姉妹ということは見るのですが、一卵性かどうかなんて昔の話だしそこまではわかりませんかね?やっぱり・・・でも、双子は双子なんでしょうか? 詳しい方、お手数ですがご意見お聞かせください。
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- somikakuda
- ベストアンサー率79% (108/136)
歌舞伎には、赤の他人だけど見分けが付かないほどうりふたつ、みたいな設定が数多く存在します。「本朝廿四孝」の勝頼さまと蓑作みたいのです。 なので、いちいち「うりふたつ」である事に科学的(?)根拠を設定として与えるという発想自体がないと思いますよ。 葛の葉姫と榊の前が姉妹という設定にしたのは、両方の父親の庄司太郎さんと安倍保名が仲がよかったからでしょう。それがなければべつにふたりは他人でもよかったのです。たまたま出合った村の娘とか遊女とか。 一卵性双生児とか、そういう細かいことは考えていなかった可能性のほうが大きいと思います。 歌舞伎(これは文楽ですが)の設定はかなりアバウトなものが多いですから、設定に整合性を与えるための細かい根拠はあまり考えないほうが、お話の雰囲気を正確にとらえることができるように思います。
- kishn_an
- ベストアンサー率44% (597/1336)
詳しく知っているわけでもなく、根拠は何もありません。ただの想像です。 今では考えられないことですが、竹田出雲が葛の葉「芦屋道満大内鑑」を書いた江戸時代では、双子はすごく縁起が悪いといわれていました。双子が生まれると片方の子は、近所に知られないように、こっそりよその家に養子出したりしたくらいです。 双子だとはっきり言えば、芝居を見ているお客さんに不快感をあたえかねません。作者の気持ちとしては、はっきり言わないけど、双子であることはストーリーから察してくれ、ということだったのではないでしょうか。
お礼
なるほど、そうですね。だから、双子だと書いた解説があまりないのですね。 ご意見ありがとうございました。
お礼
そうですね。貴重なご意見をどうもありがとうございました。