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外貨両替の手数料はTCより現金の方が安い?

友人と話をしていたのですが、海外旅行に行くので現地通貨を用意する時にTCよりも現金のほうが安くなる、というのです。 今までは、絶対にTCの手数料の方が安いと思っていたので意外でした。 その本人も、はっきりとした情報を持っているようではないので、よく分からずに話が終わってしまったのですが、本当にそのようなことはあるのでしょうか。 可能性としては、現金についてはキャンペーンをやっているので手数料が安くなって、キャンペーンをやっていないTCとの逆転現象が生じている、といったことでしょうか。 話が複雑になると混乱するので、米ドルに限った回答をお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

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  • Umada
  • ベストアンサー率83% (1169/1405)
回答No.5

 日本円から米ドルへの両替に際し、現金に両替した方がトラベラーズチェック(以下TC)より有利になることはあり得ますが限定的な事例だと思います。米ドルへの両替に関する一般論は依然「現金よりTCが有利」と考えます。  お詳しい方とお見受けしましたので、以下の回答中に万一出過ぎた部分がありましたらご容赦ください。為替用語についても質問者さんはご存じかと思いますが、他にご覧になる方の参考に説明を付記1に記しました。  日本の銀行における米ドルTCへの両替レートが公示仲値+1円で、発行手数料が1%加算されるのは既にご存じかと思います。現在の相場ですと1%は1円6銭ほどですから、上乗せ分は合計で1ドル当たり2円6銭と計算できます。  同じく日本の銀行における米ドル現金への両替レートは公示仲値+3円です。三井住友銀行の両替専門店「外貨両替コーナー」は+2円70銭[1]、三菱東京UFJ銀行は+2円80銭[2]で少しだけ安いのですが、TCを逆転するには至りません。  上記より安く両替する方法には以下が考えられます。 1. トラベラーズチェック  シティバンク銀行が口座を持っている顧客に対しTC発行手数料を免除しており、公示仲値+1円だけで米ドルTCを入手できるのは先刻ご承知かと思います[3]。このほか東京のさわやか信用金庫[4]も無手数料で米ドルTCを発行しています[5]。「為替手数料割引きキャンペーンを利用する」や「シティバンクでプレミアムデポジットを使う」といった手法を除けば、「公示仲値+1円」が現時点の底だと思います。 2. 現金 (1)金券ショップ  金券ショップは現金のみの取扱いですが、銀行より有利なレートを出すことで勝負しています。米ドル現金への両替レートは典型的には公示仲値+2円(銀行より1円有利)ですが、中には公示仲値+1円80銭という業者もあります[6]。公示仲値+1円80銭であれば銀行でTCを組んでもらう(1円+1%)より有利です。以前に、公示仲値+1円50銭という業者も見つけたのですが現在は両替を扱っていないようで残念です。 (2)三井住友銀行  三井住友銀行では、米ドル現金に即時両替する場合のレートは公示仲値+3円(「外貨両替コーナー」は2円70銭)で特に安くはないのですが、外貨預金を経由して米ドル現金に交換する場合は特異的にTCより安く米ドルを入手できます。  三井住友銀行で、日本円資金を米ドルに振り替えて預金する際のレートは、TC発行レートと同じく公示仲値+1円です。その外貨預金を米ドル現金で払い出すには「外貨現金取扱手数料」(米ドルの場合は1ドル当たり2円)がかかるので、そのままでは1円+2円で米ドル現金への即時両替と変わりません。  ところが米ドル外貨預金の残高が1万ドル以上あれば外貨現金取扱手数料が免除されるので、結局預入時の公示仲値+1円だけで現金を手にできます。これは同行でTCを組んでもらうレート(公示仲値+1円+手数料1%)より手数料分だけ有利です。「単一の金融機関内での比較で」と条件をつけた場合には、私の知る範囲でTCと現金の逆転が起きる唯一の例です。 (3)シティバンク銀行  これもご存じかと思いますが、シティバンク銀行では月間平均残高が1千万円以上あると外貨現金取扱手数料が免除され、米ドル外貨預金を米ドル現金で無手数料で払い出せます。結局、公示仲値+1円で米ドル現金を買ったのと同じで、TCと横並びです。  まとめますと (A)銀行の一般的なTC両替 公示仲値+1円+1% (B)銀行の一般的な現金両替 公示仲値+3円 (C)シティバンク/さわやか信金のTC 公示仲値+1円 (D)金券ショップで現金両替 公示仲値+1円80銭~2円 (E)三井住友銀行 外貨預金経由で米ドル現金入手 公示仲値+1円 となります。(A)と(D)の比較、(A)と(E)の比較であれば確かに逆転がおきますが、いずれも限定的な事例とお分かり頂けるかと思います。また(C)を持ち出すと(D)は再び逆転されます。  このほか「現金がTCより有利になる事例」はいくつかありますが、ご質問の条件(米ドル)から外れますので別記しました。ご興味があれば付記2, 3をご覧下さい。 参考ページ [1] 三井住友銀行「外貨両替コーナー」 http://www.smbc.co.jp/kojin/sonota/ryougae/ichiran.html  [2] 三菱東京UFJ銀行 http://www.bk.mufg.jp/gdocs/kinri/list_j/kinri/kawase.html [3] http://www.citibank.co.jp/ja/deposits_investments/foreigncurrency/merits/smart_way_of_using_currencyy.html [4] http://www.shinkin.co.jp/sawayaka/index01.html [5] http://www.shinkin.co.jp/sawayaka/service/foreign_exchange.html [6] http://www.ticketzone.jp/ 米ドル売り+1円80銭 米ドル買い-2円 [7] 三井住友銀行 外貨普通預金 http://www.smbc.co.jp/kojin/gaika/futsu.html 付記1 為替用語の説明 ・銀行間レート 外国為替市場において文字通り金融機関間の取引に使われるレートで、新聞やテレビが「今日の東京外国為替市場、終値は1ドル=105円20銭でした」と報じているレートは特に断りのない限りこの「銀行間レート」です。一般の顧客はこのレートでの取引きはできず、必ずいくらかの手数料を上乗せして支払います。 ・公示仲値 銀行間レートは常に変動しているため、両替や送金の基準レートとして使うと処理が煩雑になります。そこで各金融機関は銀行間レートを参照しながら「公示仲値」というレートを定め、その日の取引の基準レートとして用います。  公示仲値と銀行間レートは厳密には一致しませんが、為替取引の有利不利を考える上では同一視して差し支えありません。また公示仲値は各金融機関が独立に定めるため金融機関間で若干ばらつきがありますが、その差は1ドルあたりせいぜい5銭です。 ・対顧客電信売レート(TTS) 外貨現金のやり取りを伴わずに外貨を買う取引きで適用されるレートです。具体的には外貨建てTCの購入、外貨預金、外貨建て国際送金などが該当します。TTSは決まった幅の手数料(為替手数料)を公示仲値に上乗せすることで機械的に計算されます。米ドルでは大半の金融機関が為替手数料を1ドル当たり1円に設定しています。 ・外貨現金売りレート 外貨現金の取扱いでは発行国からの輸送コスト、運用に回せないことによる死蔵コスト、為替変動によるリスクが必然的に発生します。そこで外貨現金のやり取りを伴う取引きに「外貨現金取扱手数料」を課すことでコスト/リスク対策をしています。実際の両替ではTTSに外貨現金取扱手数料を加算したレートが「現金売りレート」として発表されます。 付記2 現金がTCより有利な例(ユーロへの両替)  日本の銀行でのユーロへの両替レートは現金が公示仲値+4円、TCが公示仲値+1円50銭+1%です。これだけならTCが有利に思えます。ところが現地ではTCをそのまま受取ってくれる小売店は少なく、銀行や両替商で換金する必要がああります。その際に換金手数料を1~3%程度引かれるので全体ではTCが不利になります。 付記3 現金がTCより有利な例(米ドルからさらに他の通貨に両替)  米ドルをさらに現地通貨に両替する場合、TCだとレートが悪かったり手数料が必要だったりして現金より不利になる事例があります。 ・TCの方が現金より、米ドル→現地通貨の両替レートが悪い(シンガポールなど) ・米ドル→現地通貨の両替レートはTCの方がよいが、別途手数料を取られて全体では不利(台湾、香港など)  上で示すシンガポールや台湾、香港は日本円の通用度も高いので、わざわざ米ドルに両替して持ち込むことはないでしょうが、日本円で持ち込むにしてもTCより現金が有利です。

diving_gogo
質問者

お礼

ありがとうございます。 非常に詳細に説明いただき、感謝しております。 私の知っている事例もありますが、今後の参考にできそうなこともたくさんあります。

その他の回答 (4)

  • masuling21
  • ベストアンサー率34% (2491/7233)
回答No.4

日本円現金からドル現金に両替と、TCからドル現金に両替を比較しているのでは? 脱線しますけど、英国へ行くときに、米ドルTCを持って行って、それをポンドに両替するようなとき、円の現金からポンドにしたほうが有利だというのでは?

diving_gogo
質問者

お礼

ありがとうございます。 >日本円現金からドル現金に両替と、TCからドル現金に両替を比較しているのでは? 私が現地での米ドル通貨の支払いにおいて、クレジットカードが使えない時にTCを多用していることを知って、友人が上記のように言ったので、回答者様が仰る事例ではないと思います。

  • ryuken_dec
  • ベストアンサー率27% (853/3139)
回答No.3

国によっても違うかと思います。 例えば、タイなどの東南アジアの国にいく場合、現地で日本円から現地通貨に交換する方が、アメリカドルのTCを持っていって現地通貨に両替するより、安かったりもします。

diving_gogo
質問者

お礼

ありがとうございます。 でも、米ドルに限った回答をお願いしていますので、その点よろしくお願いします。

  • kickknock
  • ベストアンサー率31% (207/661)
回答No.2

両替場所にも寄りますし。 空港だと片道2円。往復で4円になります。 現地だって、日本人は金持ちと思われているのか、両替屋が勝手に手数料を決めています。 だから、カード決済が一番堅いと。 必要な現金は300ドルぐらいでいいでしょ。喫茶、軽食。土産物。 長距離移動はカード。宿泊もカード。 ネッテラーだと、3%ぐらいの手数料で外貨にでき、提携ATMからおろせますよ。 ただし、口座開設、本人確認、カード発行まで結構な時間が掛かりますが。 https://www.neteller.com/home/index.jsf 欧米人から電話が掛かってきますが、日本語で話せば日本語で返してくれます。

diving_gogo
質問者

お礼

ありがとうございます。 確かに、A銀行の現金の手数料と、B銀行のTCの手数料を比較すれば、逆転現象が生じるでしょうけれど、そんなことまで言ってしまうときりがないような気がします。 リンク先を見ましたが、ネッテラーとはカードの一種ですか。クレジットカードを持っているのであれば、あえて必要性はなさそうですね。

回答No.1

  一例 http://www.smbc.co.jp/kojin/sonota/ryougae/index.html 外貨現金をご購入の手数料 1米ドルあたり3円 トラベラーズチェック場合 手数料、1米ドルあたり1円 さらに購入額の1%の発行手数料(現在なら1円) 合計2円 トラベラーズチェックの方が安いですね。 でもトラベラーズチェックは使うのが面倒ですよ、クレジットカードが一般的でなかった時代の物だから、今ではクレジットカードの方が簡単だし、意外と安全ですよ。 カード情報を盗まれても、自分が使ってない事の証明が簡単なのでカード会社は気持ちよく返金してくれます  

diving_gogo
質問者

お礼

ありがとうございます。 やっぱりTCの方が安いですよね。 私も基本はカード払いですが、どうしてもカード払いがダメなところだけ、TCを使っています。

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