俗に「ボタン電池」と言われている電池の場合、負極にリチウムを用いた電池全般を「リチウム電池」と言い、そのうち、陽極に二酸化マンガンを用いた物を「二酸化マンガンリチウム電池」または「マンガンリチウム電池」と言う。
「CR-2032」などのように「頭の1文字がC」の電池は、陽極に二酸化マンガンが用いられた「二酸化マンガンリチウム電池」である。
なので「型番の頭がC」なら「リチウム電池と書かれていても、マンガンリチウム電池と書かれていても、どちらも二酸化マンガンリチウム電池」と言う事になる。
因みに「リチウム電池」は、頭の1文字で、以下のように分類される。
頭がB:フッ化黒鉛リチウム電池。陽極はフッ化黒鉛、負極はリチウム、公称電圧3.0ボルト
頭がC:二酸化マンガンリチウム電池。陽極は二酸化マンガン、負極はリチウム、公称電圧3.0ボルト
頭がE:塩化チオニルリチウム電池。陽極は塩化チオニル、負極はリチウム、公称電圧3.6ボルト
頭がF:硫化鉄リチウム電池。陽極は硫化鉄、負極はリチウム、公称電圧1.5ボルト
頭がG:酸化銅リチウム電池。陽極は酸化銅(II)、負極はリチウム、公称電圧1.5ボルト
なので「電池の種類」は気にしなくても良く、「CR-2032」とか「CR-2016」などの「電池の型番」が同じであれば良い。
と言うか「型番が同じなら、自動的に種類も同じ」になる。
お礼
ご回答ありがとうございます。 大変親切な説明をして頂き恐縮です。