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演奏会で使われるピアノメーカー

日本では、国内に優秀なピアノメーカーがあるにもかかわらず、ドイツ製のΨのようなマークがあるメーカーを使うことが多いです。なんでなんでしょうか?そんなにも差異を感じるものでしょうか?または、それほどにも高価な舶来性を使わなければならない脅迫甘味体のものがあるのでしょうか。あるいはそれほどにも、ピアニストがこのメーカーにこだわる理由があるのでしょうか?

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回答No.8

#7さんのおっしゃるとおりと思います。 私は、確かに誤解を招く書き方をしておりましたが、ハンブルグとニューヨークは音が違うと言っているだけで優劣は申しておりません。あしからず。 ただ、M楽器が「S」社の経営方針をうまく利用して、ハンブルグ「S」の独占的かつ恫喝的販売を行っていたのは事実です。 現在は、正規代理店という制度が無くなり、「S」ジャパンという日本法人が設立されてアフターサービスがなされるとともに、適正な競争原理のもと並行輸入が可能になっていると思います。 また、かつての商習慣により、日本ではベーゼンドルファー,ベヒシュタイン,ディアパソン,ブリュートナーなどのピアノの販売を楽器店が躊躇したことにより、その音色がなかなか聴けないのは残念なことだと思いませんか。 もっとも、柴野さつきさんのように、ペトロフとかプレイエルという超マイナーなピアノを使用されるピアニストもみえますが、演奏会や録音においてピアニストが個人持ち込みのピアノを使用しない限り、上記の理由(つまりホールへのピアノ販売の悪しき商習慣)により、どうしてもハンブルグ「S」に偏ることになると思います。 これがご質問者への回答になると思います。脅迫感というより、選択の余地がない! ということですね。 でも、最近はAVEXの菊池洋子さんのように、ベーゼンドルファーを使って録音されたり、神谷郁代さんのバッハのCDのように「NYスタインウェイ」と明記する場合もありますので、クラシックファンとしては楽しみの幅が広がっていると思います。 一方、ヤマハがベーゼンドルファーを買収しましたので、今後、ヤマハの音がどう変わるか、これも興味深いところです。

garcon2000
質問者

お礼

どうも、ありがとうございます。大変薀蓄のある質問レスになりました。どうもクラシックコンサートでSの攻勢にばかり合うので、さすがに飽きますね。この閉塞的状況をもっと多様性のあるものにしたらいいのではないかと感じてます。そりゃ音は確かにいいですけど、他の音を聞いてみないとそれもわからなくなります。

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その他の回答 (7)

回答No.7

誤解があるようなので、一言。 >なぜか日本にはハンブルグが多いのです。これはミステリーです。 これには、ちゃんとした理由があります。  スタインウェイの経営方針で、ヨーロッパ、アジア、日本には、ハンブルグ製スタインウェイを販売。 ニューヨークスタインウェイは、北アメリカ(確か、南アメリカも)に販売。 ということです。 よって、日本(ヨーロッパ、アジアも)で、正規代理店経由で購入する限り、ハンブルグ製になります。 よって、日本にあるスタインウェイのピアノが、ほとんどハンブルグ製であるのは、あたりまえのことです。 ジュリアード音楽院は、アメリカにありますから、ニューヨークスタインウェイ、グールドもカナダ人でしたから、ニューヨークスタインウェイということです。  確かに、人それぞれ好みがあるでしょうから、どっちがいいとはいえません。  少なくとも、ハンブルグスタインウェイがニューヨークスタインウェイに劣るというようなことは、聞いたことがありませんね。

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回答No.6

#4です。 ご回答者のみなさんは、Sは1つだと言うような誤解がありますが、ご質問者のご指摘のように、「ドイツ製」ハンブルグ「S」が異様に多いことに注意しなければなりません。 「S」の本社はニューヨークです。 ニューヨーク「S」とハンブルグ「S」は、音が違います。 かのグールドが愛したピアノもニューヨーク「S」です。 ジュリアード音楽院のピアノは全てニューヨーク「S」だということです。 この際、区別して議論しましょう。 で、なぜか日本にはハンブルグが多いのです。これはミステリーです。 なお、演奏家は、本人宅にはベーゼンドルファーとかイタリアのファジオッリとかも含め、数台お持ちのようです。

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  • jupitan
  • ベストアンサー率36% (227/616)
回答No.5

失礼します。 私は弦の方が専門で、ピアノのことはあまりよくは分からないのですが・・・薄識でよければ(あえてメーカー名を出します。それはどれもが世界に誇れるものであり、会社名を出すことが良い意味でも悪い意味でもこの楽器を高い次元で語るに値すると思ったからです) 例えば、戦前のヤマハはベヒシュタイン(こちらもベーゼンドルファーと並ぶドイツのピアノ。スタインウェイと共に世界3大ピアノなどとも呼ばれています)をモデルに音造りをしてきましたが、戦後はスタインウェイをモデルに音造りをしています。 事実、ヤマハの工場にはたくさんのスタインウェイがあり、最高のものを目指すにあたり徹底的に研究されています。 近年では、世界の著名コンクールの公式ピアノとしてヤマハ製が採用され、例えばチャイコフスキーコンクールでは演奏者が事前に数台の中から選べるようになっており、あえてヤマハ製を使う奏者もいるようですが、圧倒的に多いのはやはりスタインウェイです。 スタインウェイは、木の材質、フレームの造り、打弦のメカニズムと鍵盤のタッチ、どれもが歴史と伝統、長年の技術の積み重ね、本場クラフトマンシップによるきめ細かい製作工程を経て一台一台完成されます。(確か、世界中のスタインウェイは出荷時、全て通し番号だったかと?) また、歴史的にも世界的な著名ピアニストの専門的な意見や要求等が設計・開発にも貢献しています。NYスタインウェイが音色の調整がし易いのに比べ、ハンブルグスタインウェイは始めからある程度固定化(中庸に)されていて、しかし演奏者が弾き込むほどにその音色は輝いてくるという話を聞いたことがあります。 そして、その真似のできない透明感のある響きはクラシックのみならず、ジャズやポピュラーの分野でも幅広く用いられています。 以上のようなことからもスタインウェイが世界の檜舞台のいわば公式スタンダードピアノとして君臨し続けているのがお分かりだと思います。

garcon2000
質問者

お礼

ずいぶん博識でいらっしゃいますね!大変興味深いお話です。やはり、スタンウェイをまねているということが現在の姿なのですか。それで、一歩劣ってしまうのか。 やはり、このメーカー、他の追随を許さないだけのものを持っているのでしょうかね。 しかしクラシックで、どれもこれもSばかりだと、食傷気味でもあります。ジャズポピュラーにも幅を利かせていますか。

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回答No.4

誹謗中傷のたぐいと取られるといけませんので、あまり書けませんが、かつて日本では、コンサートホールや市民会館と取引きする業者や調律師をしばり、高級ピアノSを販売するしくみが出来ていたからです。 海外では、たとえばショパンコンクールでもヤマハ,カワイが選択できますし、自由です。ヤマハの音がキライという人もいますが好きという人もいます。そんなの好き好きですよね。 でも、ハンブルグ「S」が多いということは、人々の好き好きをホゴにするルール違反があったということです。 下記リンクはその一部で、高木クラヴィアによるニューヨーク「S」の輸入を妨害したことに対する公正取引委員会の排除勧告です。 運営者様、事実ですので、削除は拒否します。

参考URL:
http://snk.jftc.go.jp/cgi-bin/showdoc.cgi?dockey=H080508H08J02000012_
garcon2000
質問者

お礼

そういうこと、どうやらありえるのだなぁと言う考えにいたりました。どうもありがとうございます。これは真相に近い出来事であるようです。

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回答No.3

私の経験からいうと、明らかに差があると感じます。 私は聴く専門ですが、コンサートに行って「Y」と分かるとガッカリします。 若いピアニストなど、日本では、「Y」で弾くのに、海外では「S」を弾いていたりします。 契約の関係でしょうかね。 ただ例外もありまして、ピアニストのリヒテルです。  この人が弾いたときは、あり得ないほど澄んだ音を鳴らしていました。 それは、驚きでした。  観客の一部の人たちは、前半が終わったときステージに近づいて、ピアノを確認して、それが「Y」だと分かると、こんな音が出るんだと衝撃を受けていましたね。 ただ「Y」でこれ程なんだから、「S」だったらと思わずにはいられませんでしたが(笑) 他のピアニストも、「Y」に触れる経験が多くなれば、少しは違う音が出るのでしょうが・・・。 あと値段ですが、そんなに違わないと思いましたが? どっちも高いですよ。 ミケランジェリのピアノがもう一度聴きたい! それは、非現実的な音でした。 多くの人が語っています。 ピアノからあんな音が出るはずはないと・・。

garcon2000
質問者

お礼

「Y」はやはり、一段劣るという見解が一般的なのでしょうかね。それだけ、聴く耳を持つ人には差を感じられる。ただ、「好み」の問題ではなく「質」的問題になっているのでしょうか。 やはり、超一流の音ははなんか違うのでしょうね。

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  • takarajun
  • ベストアンサー率23% (237/1028)
回答No.2

私も何度かピアノコンサートには行きました。 やっはり「Y」より「S」のほうが感銘度が違いましたねー。 「Y」も最高ランクのコンサートピアノでしたが、やっぱり「S」には敵わない。 日本人ピアニストがその楽器メーカー専属(レコードレーベルの関係もあり)の場合は「Y」のピアノしか演奏できない(使えない)とかいった制約があるようですから、是非とも「S」のピアノでも演奏を聴かせてほしいな、と思いました。

garcon2000
質問者

お礼

私は、個人的感覚として「S」の澄み渡って克つ芳醇な音よりも、温かみがあって耳に優しいような音色の「Y」が好きなので、どうもねと感じるしだいです。 というか、そんなに、国産で安く上がるのに、それをやめるほどの差なんでしょうか?

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noname#68096
noname#68096
回答No.1

脅迫甘味体の意味が分からないんですが,単純に「S」の方が良いからですよ。

garcon2000
質問者

補足

失礼しました。「脅迫感みたい」です。 やっぱり「S」はそんなによいのでしょうか。

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