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クアッドコアQ9550でのレンダリング速度

お世話になります。 SANYOのXacti HD700で撮影した3つの動画ファイル(合計時間2分09秒、合計ファイルサイズ141MB))を、adobe premiere elements 3.0を使って、ところどころカットしながら、1分間ちょうどの1つのファイルに書き出す作業をしたところ、レンダリングという工程に、約20分もかかりました。 3ファイルとも、MPEG-4 AVC/H.264形式、1280×720、ビットレート9Mbpsです。 書き出したファイルは、あまり考えずにやったのですが、WMVという種類のファイルで、ビットレートは10457kbps、1440×1080、60.8MB、となっています。 PCは自作で、CPUにインテルのQ9550を用いまして、もっと速く処理できるのかと期待していたのですが、こんなものでしょうか? エンコードなど動画編集にはクアッドコアは強い、と聞いていたのですけれども。ちなみにビデオカードはラデオンのHD3650搭載の玄人志向製品、マザーはp5k pro、メモリは2GB、OSはXPです。 それと、「レンダリング」と「エンコード」というのは、まったく別の作業なのでしょうか? 私は、「レンダリング」と表示された質問内容の工程が「エンコード」と呼ばれるものだと思っていたのですが。

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回答No.1

Q/もっと速く処理できるのかと期待していたのですが、こんなものでしょうか?  A/まあ、H.264/AVCで独自形式、尚かつエンコーダーが高速を謳っていなければそんなところでしょう。後は、エンコーダーの設定と性能次第です。(高速エンコード・トランスコード設定か、それとも画質重視なのかなど) Quadコアはエンコードに強いというのは、エンコード性能が高いという意味ではなく、動画の変換などは4つのコアに処理を分散させやすいという意味です。もっと言えば、4つのコアに最適化したエンコーダーを使えば1コアに対して4コアは4倍近い性能を発揮するという意味になります。 そのため、例えば最適化がしっかり行われているTMPGEncなどのエンコードウェアは4倍近いエンコード性能を発揮します。 エンコードに2時間近くかかるデータなら、同じクロックで同じ構造の4コアで三十数分で終わるようになります。 しかし、4コアに対応していなければ、シングルコアでも2コアでも4コアでも差はほぼありません。分散処理をするようにプログラムが設計されていないとそういうケースもあります。このPremiereで使っているエンコーダーがどういうものかによるのです。 ソフトウェアの要素としては、エンコード時に高画質で変換するか、高速で変換するかなどの設定があり、その設定によって解析後圧縮(2passエンコード)や、エンコード時の画質調整(ノイズの削減、解像度の変更など)などが設定できます。高画質高ビットレートに設定すればするほど変換時間は長くなります。また、出力する映像の形式によっても時間は左右されます。 Q/それと、「レンダリング」と「エンコード」というのは、まったく別の作業なのでしょうか? A/レンダリングとは、数値化されている画像データ(プログラミング画像)を実際の画像に変換する作業のことを指します。コンピュータグラフィックスなどのゲームグラフィックス及びそれを演算するビデオカードなどによく使われる用語で、この場合の意味は、伸張(デコード)と再符号化(エンコード)の過程を指しています。 尚、映像データは圧縮しないと膨大な情報量になるため、必ず圧縮(符号化)されたデータになります。そのため、別の形式に変換するには伸張作業が必須となります。よって、このレンダリングにはデコードの意味が含まれます。 尚、デコードをせずに映像を変換する手法は、トランスコードと呼ばれ、映像データを予め解析し、そこからそのまま使える部分と変換が必要な部分、または削除(間引きを)する部分だけを変換します。

desk_pen
質問者

お礼

詳しいご説明をありがとうございます。やはりソフトがどういう対応をするかに拠るのですね。もうちょっと調べてみます。

その他の回答 (1)

  • tosiniX22
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回答No.2

時間がかかるのは、Premiere elementsが 3.0だからじゃないでしょうか。3.0は Pentium4時代のソフトですから、マルチコアをうまく使えません。 いちおうハイパースレッドやデュアルコアが推奨されていますが、Pentium4レベルでの対応。 エンコードが苦手とされる AMDの Athlon系でもX2でマルチコアや SSE3に対応した最新のソフトを使えば、クロックの速い PentiumD より 倍近く速いケースもあります。 現在の最新版は Premiere elements 7です。試したことはないですが、こちらならもっと速くなるのでは。 使うソフトや設定にもよりますが、HD動画のエンコードだけならクワッドコアの場合、実時間の3~4倍で出来るようです。 ただ、Premiereのような演出を加えるソフトは、単にエンコードする場合より時間がかかりますが。 「レンダリング」と「エンコード」の境界はどこにあるのかは微妙な問題です。 動画の編集といっても大きく2種類の方向があります。 ひとつは CMカットのように余分な部分を切り捨てたり、前半後半のように別れているソースをくっ付けるといった、ある意味単純な作業。 もうひとつは、複数の素材をさまざまに組み合わせて、映像作品として仕上げていく作業。 Premiereというのは後者に属する映像編集ソフトです。これらのソフトは、オーバーラップさせたり、元の場面に別のシーンを窓のように はめ込んだり、作る人の想像力で元の映像が無限に変化していきます。 これに対して、前者は基本的に元の映像そのものに手は加えません。ただ、字幕を入れたり、ノイズを減らしたり明るさや色が偏っているときに 補正したりすることはあります。 どこまでが単なる補正であり、どこからが演出なのか。この辺の線引きは難しいところです。 そのため、編集ソフトには使う人の要求に合わせて、前者から後者にかけていろいろな種類のものが作られています。 ちなみに、前者後者のどちらが上ということではなく、それぞれの用途に合わせた使いやすさが追求されていて、どちらのものにも 高機能・高性能なものから入門クラスのものまでレベルの違うソフトがあります。 Premiereでいえば、入門クラスが Premiere elements、プロ用が Premiere Proです。 Premiereのようなソフトでは、映像の見せ方や内容自体を作り出していくので「レンダリング」言い、もう一方はフォーマットや動画の質を 変換するのが主なので「エンコード」と呼んでいます。

desk_pen
質問者

お礼

ありがとうございます。やはりソフト側の問題の可能性が大きいですね。SANYOのHD700に付属していたソフトで、おまけのようなものだったかもしれませんね。レンダリングとエンコードの違いもおおまか理解できました。TMPGEnc 4.0 XPressの体験版を使ったところ、クアッドコアにモロに対応しているらしく、エンコードは5分ほどですみました。TMのほうは、まさに切り貼りや変換が主な作業のようで、「エンコード」と呼んでいましたね。

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