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原油は・・・

原油は、人工的に製造できないものなのでしょうか? 原油を成分分析などして現代にある物質を使用し自然にやさしい 燃料ができれば・・・と思いますが、

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  • cat-food
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回答No.3

>原油は、人工的に製造できないものなのでしょうか? 作れますよ。しかも既に実用化されて大量生産が行われています。 南アフリカでは石炭や天然ガスから大量に人造原油を作っています。南アフリカの人々はガソリンを買うとき、輸入した石油から作ったものか、石炭や天然ガスから作られたものかを全く意識していないくらいです。 ロイヤル・ダッチ・シェルはマレーシアで天然ガスを原料として石油を作っています。日本にも輸出されています。最近、カタールでも天然ガスから石油を作る工場が稼動しました。石炭から石油を作る装置はアメリカや中国でも検討中で、もうすぐ生産が始まるでしょう。このように人工的に石油を作ることはすでに行われていて、世界中に広がろうとしています。 こうやって作られた人造原油は、硫黄分をほとんど含んでいないので、亜硫酸ガスを発生せず、自動車の排ガス触媒を傷めないので窒素酸化物の発生量も少なくなります。その意味では環境にやさしい燃料といえるかもしれません。ただ、石炭や天然ガスを原料にしますので、CO2の発生量はかえって増えることが指摘されています。残念ながら地球温暖化防止には貢献しないといえます。 太陽光発電は理想的なエネルギー源だと思いますが、作られるのは電気ですから、これで今の自動車を走らせることはできません。電気自動車も発売予定ですが、まだまだ能力不足で、当面ガソリン車やディーゼル車の代わりになるとは思えません。(永久にないかもしれません) 今使える自動車用燃料としてはバイオ燃料があります。サトウキビやトウモロコシ、ナタネなどを原料としたもので、原理的にCO2を発生しませんが、ブラジル以外では採算が取れていません。また、生産・輸送工程で石油を使うと、このときCO2が発生することや、東南アジアの森林破壊の問題などが指摘されています。 日本では石油が発電に使われることが少なくなり、石油の用途は自動車用や家庭用、業務用が中心となっています。今後、家庭用、業務用は電気に代わっていくと思いますが、自動車を電気で走らせるのは難しいので、自動車は今までどおり、ガソリンや軽油が中心で、次第にバイオ燃料の割合が増えていくのではないでしょうか。 なお、最も環境にやさしいのは省エネが一番です。エネルギーの使用量を減らせば、原油をつくったのと同じことです。スポーツタイプや大型乗用車に乗るより、コンパクトカーやハイブリッドカーに乗ればいいんです。人工的に原油を作るのはアメリカや中国のように地球温暖化対策に熱心でない国が進めているのが気になります。日本では人工原油より、省エネを一番に進めるべきで、次がバイオ燃料だと思います。

kosoku1
質問者

お礼

ありがとうございました。すごく、驚きでした。 すでに、作られているとは知りませんでした。 大変参考になりました。 これからも、よろしくお願いします。

その他の回答 (2)

  • gorisansei
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回答No.2

エネルギー資源の乏しい国、日本もその中に入りますね。 そういった国は太陽光や風力、水力等の自然エネルギーに頼るしかないです。 原油はいずれ無くなります。 しかし、自然の中にあるエネルギーは太陽がある限り無限に取り出せます。 クリーンな自然エネルギーがあまり使われないのはやはりコストの問題です。 また、エネルギー密度が小さく、装置を大型にしないと原油で動く機械に勝てないのです。 太陽光発電で使うソーラーパネルを作る時にも大量の電力を消費しますし。 今はまだ研究段階で実用化には至っていませんが、核融合という手段もあります。 核融合は太陽が燃える仕組みと同じで、地球上で太陽を作ろうとしています。 核分裂反応を利用する今の原子力発電は放射性廃棄物などの問題がありますが、核融合発電はそういった問題がありません(確か)。 燃料となる重水素(通常の水素より中性子が1つ多い)は海水に多量に含まれていますから、実用化された場合海に囲まれた日本にとってこれ以上無いエネルギー源となるでしょう。

kosoku1
質問者

お礼

ありがとうございました。 「太陽光発電で使うソーラーパネルを作る時にも大量の電力を消費しますし。」とありましたが、このことは、知りませんでした。 参考になりました。

  • gorisansei
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回答No.1

人工的に合成は出来るとは思いますが、まず実用化するにはコスト等の問題があり、1リットル5000円で作れたとしても誰も買わない訳です。 また、その燃料を1リットル作るのに1リットル以上の燃料を使うのでは意味が無いですし・・・。 自然に優しい燃料はすでに開発が進んでおり、バイオ燃料と呼ばれるものがそうです。 しかしながら現在のバイオ燃料は食用のトウモロコシ等から出来ているため世界的な穀物の価格高騰を起こしています。 最近(今日?)だったか、藻から燃料を作る技術が~とかTVで放送されてました。 藻は食用では無いため穀物の価格高騰の問題を起こさないことや、人が使えない汚れた水でも栽培できることから結構期待されているみたいです。

kosoku1
質問者

お礼

ありがとうございました。 コストが問題なのですね。エネルギー資源の乏しい国は、後々太陽光に頼るようになるのでしょうか?