BS(Broadcasting Satellite)の略で、一般には衛星放送のことを指します。
BSには13年前(実験、試験放送はそれよりさらに前)から放送しているアナログ放送のほか、2年前に放送を開始したデジタル放送もあります。
よほど古いテレビは別として、12年くらい前に発売されたテレビ、ビデオは、たいていがアナログBSのチューナーは内蔵していますから、テレビの裏面に地上波の「VHF/UHF」のアンテナ端子のほかに、「BS-IF」というアンテナ端子があれば、他の機器は購入することなくBS放送が楽しめます。
ただ、現行のアナログBS放送は、2008年か2009年くらいまでで
放送が中止されるようですので、これからBS受信機器をお買い求めになられるのであれば、BSデジタル対応の受信機(チューナー)を買われるのがよいと思います。
BSデジタルでは、現行のアナログBSと同一内容のチャンネルのほかに
NHKのBS Hi、在京のキー局傘下の「BSフジ」「BS朝日」などの
独自のチャンネルを楽しむことができます。そして、双方向放送といって、たとえばクイズ番組などに視聴者がリモコンで回答したり、大晦日の「紅白歌合戦」の審査員に参加することができるなど、多才な楽しみ方ができます
さらにデータ放送といって、画面上に常時天気予報の画面を出したり、放送中の番組に関する情報や豆知識などを画面に出すことも、番組によっては可能です。
このBSデジタルを本来の高画質で楽しむためにはハイビジョンテレビが必要になりますが、現行のテレビでも従来の地上波放送やアナログBS放送よりは明らかに画質は上です。私も予算に限りがあったため、テレビは古いままで(しかも4:3)単体チューナーだけ購入しましたが、思ったより高画質で正直いって驚いています。
気になる料金ですが、NHKは従来の受信料だけで楽しめます。WOWOWはアナログとデジタル契約があり、デジタルのほうがやや割高ですが、契約から13ヶ月はアナログと同一料金で楽しめるそうです。BSフジなどの在京キー局系は無料で楽しめます。その他スター・チャンネルなどの専門チャンネルは有料です。
BSデジタルはチューナーまたは内蔵テレビをお買い求めになられると
B-CASカードの登録というのが必要になります。機材を購入されると必ず付属されるこのカード(ICカード)を、機材の挿入口に挿入され、これに付属しているハガキに必要事項を記入してただちに投函されることです
それと、BSフジなどの在京キー局系は、会員登録が必要ですが、これはテレビの画面上で、「データ放送」の中の「会員登録画面」を出すことにより簡単にできます。最後に、BSデジタルでは、アンテナ線のほかに電話回線もチューナーもしくはテレビに接続する必要があります。電話機をモジュラー・コネクターで接続されているのであれば、受信機材にたいてい2分岐するアダプターが付属していますから、簡単に接続可能ですが、電話機(あるいは電話端子)とテレビとを離れた位置に設置されている場合は、別に長い電話モジュラーケーブルをお買い求めになられる必要があります。
なお、共同アンテナと機材との接続については、下記URLのご質問も参考にされるとよいと思います。
以上、長々とすみませんでした。
お礼
チューナーが幾ら位するものなのかがまだ分かりませんので、購入するかはわかりませんが、検討はしてみようと思います。 とても分かりやすいご説明、ありがとうございました。