着物の肩幅、重要です。
首のうしろのぐりぐりの所から手をななめ下45度にひろげて手首のぐりぐり辺りまでを計ってみてください。
これを裄丈といいますが、その差があまりに大きいようだと兼用は難しいです。
子供のように肩揚げをするというわけにも行きません。
娘さんがおかしくない程度で短め(手首のぐりぐりの少し上程度)、お母様の手の甲にかからないくらいの長さ、という状態で何とか着られるならいいでしょう。
数字にしてほんの数cmの差です。5cmまで違ってしまうと無理だと思います。
また、ご身長や身幅は大丈夫ですか?
似たような体型であるならいいのですが、お二人のどちらにも合わない着物を作ってしまっても意味がありません。
一度、呉服店できちんと採寸してもらって相談してみましょう。
最初はお母様の寸法で仕立てておいて、寸法をなおして娘に譲るというのは一般的なことですが、兼用するとなると、よほど体型が似ていないと無理があります。
昔はサイズの合ってない着物を着るのも当たり前でしたが、今の時代はやはり格好いいものではありません。
それに葬儀や法事に出席する時は母娘お二人で出る機会が多いのではないでしょうか?
一枚の着物でどうやって間に合わせるのでしょう。一人は貸衣装になさいますか?
それでしたら、お母様か娘さんか、どちらかにピッタリの着物にしておいたほうがいいというものでしょう。
実は数年前に義父の葬儀がありました。
袷(冬用)の喪服は用意していたのですが、義父が危篤になったのは夏でした。
夏物の用意はなかったのと、葬儀は北海道だったので、袷の喪服で失礼しようと思いました。
しかしそれを懇意にしている呉服店に相談しましたら、なんと一日仕上げで絽の黒紋付きをこしらえて持ってきました。
喪服に関しては急な用向きに備えて、特急仕上げの用意もあるのだそうです。
その時ある反物で作るので自由に選ぶという事はできませんが「幸い、一番上等のが一反だけありました!」とおっしゃって…。
見た目にはどれもただの黒い生地なんですけど、それだけに生地や染めの善し悪しがはっきり表れるとかで。
やはり夏に袷を着るのははばかられます。用意してもらえて良かったです。
葬儀が済むと単衣の喪服も新たに作りました。
これで袷、単衣、絽(盛夏)とすべて揃い、いつ何があっても安心になりました。
本来はお嫁入りの時に揃えるものです。貸衣装でかまわないと言えばそうなのですが、やはり安心感は違いますよ。
お礼
回答ありがとうございます。 やはり最低袷と単衣か袷と絽かの組み合わせでふたつは誂えた方がよさそうですね。 夏用、冬用を誂えて帯なども含めてだいたいいくらくらい払えばある程度良いものができるのでしょうか? 呉服屋さんは素人からはぼったくるような気がして、着物のどこをみて金額を納得すればいいのかが悩ましいです。 サイズは測ってみます。 ありがとうございます。