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風変わりなプレゼントが出てくる本
本好きの皆様に質問です。 タイトルの通りなのですが、一風変わったプレゼントが登場する小説・エッセイを探しています。 例えば、江國香織さんのエッセイに(出典は忘れました。すみません) 恋人の誕生日に何をあげたらいいのか分からなくてカエルをプレゼントした、という話が出てきます。 こんな感じのものをご紹介いただけたらと思います。 チープなプレゼントでも、ゴージャスなプレゼントでも構いません。 皆様の主観で、そんなの聞いたことがない!とか、それは素敵だ! 等と思うものをお願いいたします。
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こんにちは。風変わりというか、様々なプレゼントをテーマにした連作短篇集があります。角田光代さんのその名も「PRESENTS」です。ほのぼのとした温かさがありますし、読みやすい本でした。 http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31628144 石田衣良さんの直木賞受賞作「4TEEN」の中の最初の小説(連作短篇集みたいになっています)で、難病の少年に対して友だちがプレゼントしたのはちょっとHなものでした。でも泣けてほのぼのして男の子の友情っていいな~と思います。 http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31609402 重松清さんの短篇集「僕たちのミシシッピ・リバー」の中の表題作は転向してしまう友だちへのプレゼントが副題みたいになっています。こちらは小学生の男の子なんですが、男子っていいなって思える内容です。ただし物は風変わりではないです。 http://books.yahoo.co.jp/book_detail/32085082 芦原すなおさんのユーモア&料理&推理小説(!)集の「ミミズクとオリーブ」の中に風変わりなプレゼントがどんどん届く話があります。小説家の主人公の妻が一度も現場に出向かないで事件を解決するという風変わりさも面白いですが、料理の描写がとても美味しそうです。 http://books.yahoo.co.jp/book_detail/30735985 あと対談なんですが、遠藤周作さんと北杜夫さんの「狐狸庵VSマンボウ Part2」に北さんが遠藤さんにキュウリを3本プレゼントした話の顛末を書いています。絶版ですのでもし図書館などで見かけたら読んでみて下さい。全体的にすっごく面白いです。ちなみにPart1とのつながりは全然ありません。 http://books.yahoo.co.jp/book_detail/01793112 こちらも対談ですが椎名誠さん、沢野ひとしさんら4人で馬鹿馬鹿しい話を語る「発作的座談会」の中に「貰って嬉しい物困る物」というテーマで馬鹿馬鹿しい話が繰り広げられています。他のテーマもくだらなくて「茶碗蒸しはおかずかおつゆか」なんて小説家とイラストレーターと弁護士と社長4人が真剣に話議題ではないだろう!と思いながらも爆笑です。 http://books.yahoo.co.jp/book_detail/19846072 ご参考までにm(__)m。
お礼
沢山のご紹介ありがとうございます。 「4TEEN」だけは読んだことがありました。あれは、少々びっくりしましたよ、14歳なのに、寸止めじゃなくていいんだ?!直木賞、みたいな(笑)。 どれも面白そうですが、「発作的座談会」が特に面白そう! 紹介の仕方がたくみで、思わず読んでみたくなってしまいました。ありがとうございました。