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洞不全症候群の治療方法

20歳の娘ですが、洞不全症候群と診断されました。 昨年2回、意識を無くし倒れました。2回とも朝起きて直ぐの出来事です。 24時間心電図を取った結果、運動時は正常に早くなるものの、睡眠時は32となっており、不整脈は顕著に表れていました。 小学校低学年より、ハードなスポーツをこなしてきました。典型的なスポーツ心臓だと言われました。 医者には年齢が非常に低いため、現状でペースメーカーを入れるのはかわいそうなので、スポーツを止めて、安静に生活を送るようにと言われました。遊び程度の水泳なども禁止されています。 現在娘は、国体選手を目指しております。本当にスポーツを止めなければならないのでしょうか? それで洞不全症候群が治るのでしょうか? 医者の話では、スポーツを止めれば、心臓の筋肉が落ちて多少正常になると言う話でした。 毎日泣き暮らしている娘に、なんとかお力添え頂けませんでしょうか・・・

みんなの回答

  • USB99
  • ベストアンサー率53% (2222/4131)
回答No.2

循環器も専門としていますが、自分もちょぴり長距離をしているのでスポーツ医学も普通の循環器医よりは知っているつもりです。 ”睡眠時は32となっており、不整脈は顕著に表れていました。” 脈が遅い以外にどんな不整脈がでていたのですか?長距離選手では心拍数が低いのは当たり前なので、就寝中の脈が遅いだけでは失神の原因と考えるのは?かと思います。同様にスポーツによる心筋肥大でも朝起床後の失神は説明できないと思います。 できれば、横浜の横浜市スポーツ医科学センタなどのスポーツ医学を専門とする医師の診察を受けてみてもいいかと思います。NMSなど他に原因がある可能性もあるかと思います。

nonno3
質問者

補足

ご回答ありがとうございます。 24時間心電図は、2回測定しています。1度目は、町医者でした。起きているときに、2回ほど心電図で脈拍の乱れがありました。1度目の時、娘は気分が悪くなって座り込んだらしいです。丁度心電図がおかしくなったときと一致していました。 素人判断ですが、心電図は1回~2回分、脈拍が飛んだ様な記録になっていました。 前回、2回倒れたときは、心電図を取っていないので、本当のところ原因不明です。 その後、大学病院で24時間心電図をもう一度測定しました。不整脈はでているとの説明を受けましたが、記録は見ていません。 大学病院での説明がよくわからなかったので、もう一度、町医者の先生に話を聞きに行きました。その時、スポーツをしてはいけない理由を説明してくれました。納得はしているものの、他に解決方法は無いものかと思ってご相談致しました。

  • dxdydzdw
  • ベストアンサー率43% (85/197)
回答No.1

循環器内科医です。 ご心労、お察しいたします。娘さんの診察をさせていただいているわけではありませんので、同様なケースについての一般論を申し上げたいと思います。 問題は洞不全症候群だけにあるのではないと思います。根本にはやはり激しいスポーツによるスポーツ心があるでしょう。スポーツによって心筋が肥大化するのがスポーツ心の本態です。競輪選手の脚が太くなり、重量挙げ選手の腕が太くなるのと同じ原理で、酷使された心臓の筋肉は肥大化します。そして、それは基本的に心臓の中心に向かって厚くなってゆくので、結果として心臓の中の心室が狭くなり、一回の脈拍で心臓から出される血液量が少なくなり、心不全をきたすようになります。それが第一の問題です。そして、これに起因して脈が遅くなり、洞不全症候群をきたし、心停止、失神をきたします。これが第二の問題です。 ペースメーカーを植え込むことによって、洞不全症候群は解決します。少なくとも心停止による失神はなくなります。(私の個人的な意見では、二十歳だから可哀想だ、ということはありません。実際先天性の心疾患の人は、赤ん坊の時点で埋め込みます。美容的な問題は植え込む位置によってある程度回避することができます。通常は左肩ですが、若い女性では乳房の裏側に埋まるような植え込みが可能で、これだと裸になってもわかりません) ただ怖いのは第一の問題で、これはスポーツ心そのものが原因ですから、スポーツを続けるとさらに悪化し、心不全から非常に重篤な状態になってしまうことがあり得ます。そういう面から、スポーツを主治医が禁止されるのはやむを得ないと考えます。また、ペースメーカーを入れたとしてもそれでスポーツができるようになるわけではありません。スポーツによる無理な負荷がなくなれば、肥大した心筋が次第に元に戻ることが多く観察されます。ただ、徐脈や洞不全症候群は残ることがよくあり、ペースメーカーを入れる必要が残る場合もあります。 どの程度までの運動が許容されるかというのは、それこそケースごとに違うと思いますのでコメントできませんが、いずれにしても国体を目指して云々というのは不可能です。 正直に言ってしまえば、過激なスポーツというのは体にとって有害です。有名な選手で心疾患で突然死した例は多くあります。いかなる目標をたてていても、生命と引き替えにできるものではありません。酷なようですが、これからは別の目標をもった人生を展開してゆくように、周囲からサポートが必要だろうと思います。

nonno3
質問者

お礼

とてもわかりやすいご説明をありがとうございました。 10年もスポーツ中心の生活をしていた娘にとっては、とても辛い様で、完全に止めてしまうことも出来ず、現在はマネージャーとして選手と一緒に行動しています。他の方向性を見いだそうにも考えていなかった事なので頭の切り替えが出来ないようです。 何か解決方法は無いものかと、ご相談致しました。 医者にも親の考えを改めろと言われました。やはりスポーツは無理なのがよくわかりました。娘の気持ちが解るだけに、言葉が見つからないのが現状です。 お話を聞かせて頂いて、私自身もっと強い意志を持たなければならないことがよくわかりました。 ありがとうございました。

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