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一眼レフ 動画撮影機能
動画撮影機能を持つ一眼レフD90が発売されました。 http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/computer/digital_single_lens_reflex_camera/?1219815415 過去質を見ると、「原理的にできない」というご回答が散見されます。 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2466348.html ニコンはこれらの問題をどう解決したのでしょうか? できるだけ詳しいご回答をお願いします。
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方法は簡単です。 一眼レフでは、ファインダーのミラーが邪魔をして動画が出来ませんので、動画のときは、一眼レフではなくしています。 ミラーをアップして、さらにメカシャッターも開いたままにします。 ミラーを上げて、シャッターを開いたままですから、その間ライブビューの機能を使って、液晶モニターをファインダーにします。 つまり、コンパクトデジカメと同様な手段になります。
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- bardfish
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簡単に言うと「ライブビュー」が実現した恩恵です。 ライブビューを最初に搭載したのはFUJIFILM FinPix S5Proだったはずですが、その時のライブビューは30秒の制限付きでした。長時間のライブビューではCCDが発熱し画質に影響が出るために設けた制限時間だったはずです。 ニコンはつい最近までCCDに拘っていたと思うのですが、CCDのデジタル一眼では動画撮影は実現できなかったと思います。理由はS5Proと同じ。CMOSだから動画撮影機能を搭載したのでしょう。CMOSは低消費電力・低発熱が特徴だがデータ読み出し速度がCCDに比べ遅いが、マルチチャンネル読み出しなどの高速データ転送で実用面に問題なしと判断したのでしょう。 ライブビューというのはバルブ撮影と同じ状態にし、撮像センサーが捉えた情報をリアルタイムに取り出して画面に表示する機能です。これはデジタルビデオカメラと同じ状態。他のメーカーもその気があれば搭載してくるでしょう。 動画撮影機能を搭載してくるとしたらソニーが最初だと思っていましたが、ニコンと言うところにビックリです。 >過去質を見ると、「原理的にできない」というご回答が散見されます。 これは#2さんの仰るとおり。原理的なことを言うとライブビューも出来ません。それを可能にしたのがライブビューモード。センサークリーニング機能が実現したのも理由の一つでしょう。デジタル一眼の構造ではライブビューや動画撮影では撮像素子にホコリがつきやすい状態が長時間続くと言うことですからね。 レンズ交換が出来ないコンデジやデジタルビデオカメラでは撮像素子にホコリがつく要素がないのでセンサークリーニングなんて必要ないですからね。
- sionn123
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soramistさん こんにちは まず動画と撮影するする為に必要なカメラ側の機能に付いて説明しましょう。 動画を撮影する為には、デジカメの場合常時センサーにレンズから入った光が当たっている必要があります。一般的な一眼レフの場合、レンズとセンサーの間には「ミラー」と「シャッター幕」が有ってレンズに入った光は常時センサーに当たらない構造になっています。したがって一眼レフは動画が難しいと昔から言われていました。 ではバルブ機能を使ったらどうだろうか???バルブの場合は確かにレンズとセンサーの中間の邪魔物の「ミラー」と「シャッター幕」が開いた状態なので、常時センサーにレンズを通った光を当てる事が可能になります。しかし、ミラーが跳ね上がった関係でファインダーは真っ暗。したがって例え動画撮影が可能であってもファインダーが使えない事になって来る。以上の理由より「一眼レフでは動画は難しい」と言われて来ました。 次に動画に付いて考えてみましょう。映画の場合は確か秒間24コマと言う静止画を投影し続ける事で、人間の持っている「残像効果」で静止画でも動いている様に見えてしまう。この人間が持っている機能を上手に使う事で映画等の動画を撮影し続けて来たわけです。この様に超高速撮影で静止画を撮影し続ける事が可能ならフィルムの一眼レフでも動画撮影は可能になる。しかしそう言う高速で連射し続けるフィルム一眼レフが作れなかった関係でフィルム一眼レフでは動画撮影は不可能なんです。 ではデジカメはどうだろう???デジカメの場合はセンサーが画像を送り出す速度が問題となる。この速度が秒間24コマ等有れば動画は撮影可能になる。センサーサイズや画素数がが小さいコンパクトデジカメでは1静止画の容量も少なく、1画像を送り出す速度も高速に作れた関係で昔から動画機能がおまけで付いていたんです。しかしデジタル一眼レフは高画質を謳う関係でセンサーサイズ・画素数的にも大きく、1画像を送り出す速度が遅いと言う欠点がありました。しかし昨今のライブビュー機能搭載デジタル一眼レフの開発で、センサーから送り出す動画の速度が速くなりライブビュー撮影が可能になったんです。このライブビュー機能とは、ある意味「メディアに記録出来ない動画」と考えて良いでしょう。したがってライブビュー機能の発展形として動画機能を搭載した物が「ニコンD90」なんです。 元々ライブビュー機能に消極的だったニコンから、動画撮影が出来る世界初の一眼レフが発売されるとは、正直私はビックリしています。 以上何かの参考になれば幸いです。
補足
素晴らしいご回答です。 過去質にも言及いただき誠に有難うございます。 ところで、ライブビューモードが不可能と言われながら達成できたのは何故でしょうか? 「コロンブスの卵」のようなことでしょうか? 最後に一つ・・・ わたしは、CMOSはCCDに比べ本質的に劣る、と理解していましたが、今後CMOSとCCDの力関係はどうなるでしょうか?