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遺伝子治療
遺伝子治療は現在すでに行われているそうですが それは体細胞遺伝子治療だけなのでしょうか? 生殖細胞遺伝子治療の場合修正遺伝子は子孫にも継承されてしまうそうですが 個人的には人類を人工的に操作してしまうことになりかねないので一個体に限定すべきだと思うのですが・・・ ちなみに素人なので体細胞と生殖細胞そのものがよくわからないのですがよろしかったらご指導ください
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なんかご質問らしきことが書いてあるのでまた出て来ました。m(__)m >治療した細胞からなんか生まれてくるんですか >しかもそれは人間の体に存在しない生物が現れるということですか 極端な話、そういうことです。生殖細胞に遺伝子治療したとすると、(又は受精卵にやったとしても同じですが)その細胞から、子どもができるわけですよね。もともと一個の細胞ですから、その子どもの体の細胞は全て治療の影響を受けています。治療した遺伝子だけがちゃんと発現すればそれでもとの病気が治るだけなのですが、でたらめに入った為に、元あった他の遺伝子を割って入ってたりすると、こんどはその壊された遺伝子欠乏となります。また、運び屋(ベクター)の遺伝子は発現しちゃこまるわけです。どんな悪さをするか判らないですからね。もし、これが体の形に影響を与えたとすれば、外見に影響がでるでしょうし、特定の組織に害をなす性質があれば、胎児を形成する時に、その部分だけない子どもが出来ちゃうかもしれません。逆に特定の組織だけ促進するような性質なら、その部分だけ巨大化するかもしれません。また、成長速度に影響を与えれば、あっというまに大人になっちゃうかもしれないですし、寿命が短いかもしれない・・・ こういう数知れない影響があるかもしれないということです。 >また人間と似ても似つかないって言うのはどういう意味ですか? 体の構造に影響が出る作用があれば、例えば手の数が多すぎたり・・・極端な話、人間としての構造にならずに、ただの細胞の固まりになっちゃったりするかもしれないです。早い話あらゆる可能性が考えられちゃうのでひとことでいうのは無理ですね。 多少は参考になりましたでしょうか?
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- myeyesonly
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はい。実質的にそうだと思います。(どちらも) ただ、生殖細胞遺伝子治療の方は、もう一つあるかと思います。 次世代に受け継がれるだけじゃなくて、その治療した細胞から、どんなものが生まれてくるか判らないからです。 ひょっとしたら、人間と煮ても似つかない・・・なんてことになっちゃう可能性だってあるんです。 また、現在使われているのは、先天性遺伝子欠損による、特定の酵素欠損症と、一部のガンなどですが、ガンなど、後天性疾患(生まれた後、なる病気)では、生まれてくる前の遺伝子をいじくる意味がないです。 先天性疾患なら、酵素欠損なら、その酵素の遺伝子を本来の場所に入れれば生まれる前の生殖細胞の段階で治るわけだけど、現在の世界中の技術を駆使しても、「その部分」に「その遺伝子だけ」を入れることができないのです。 場所はでたらめ、しかもベクターという運び屋遺伝子まで入っちゃうんです。 この影響ができた子どもにどうでるか・・・ちょっと臨床応用すら怖くてできないですね。まだまだ動物実験、研究の段階です。 だから未来永劫だめということじゃないです。人間の遺伝子地図が出来て、内容も解明されて、正確にその場所にその遺伝子だけを組み込めれば、十分実用化可能でしょう。でもこれはまだまだこれからの課題です。
お礼
治療した細胞からなんか生まれてくるんですか しかもそれは人間の体に存在しない生物が現れるということですか また人間と似ても似つかないって言うのはどういう意味ですか? でも生殖細胞をいじるのがいかに危険なことかは伝わってきました 現段階では非常に怖いことなんですね 遺伝子について理解が深まりましたありがとうございました
- myeyesonly
- ベストアンサー率36% (3818/10368)
>それは体細胞遺伝子治療だけなのでしょうか? 生殖細胞に対してやると、大きな効果が期待できる代わりに、何か余計なものができちゃった時にリスクが非常に大きくなります。発生の全過程が全て明らかになったわけじゃないですからね。ですから、危なすぎて踏み込めないというのが本音かもしれませんね。個人的に研究している人はもちろんいます。 >個人的には人類を人工的に操作してしまうことになりかねないので一個体に限定すべきだと思うのですが・・・ そういう議論を国民的にやって、どの程度のリスクまで許容できるのか、明らかにした上で進めることが大事でしょう。決して一部の科学者の倫理観だけにまかせるんじゃなくて。最後に利益や弊害を享受するのは私たち一般人なんですから。 >ちなみに素人なので体細胞と生殖細胞そのものがよくわからないのですがよろしかったらご指導ください 生殖細胞は、卵子、精子、またそれらの元になる卵母細胞、精母細胞、また、さらにそれらの元になって、卵巣や精巣の中にもともといる卵原細胞、精原細胞、また、卵原細胞や卵母細胞が分裂する時できる極体と言われる細胞などです。 ちなみに、精原細胞は普通に分裂、増殖して数を増やしたあと、減数分裂という、染色体を半分ずつにする分裂を2回行い、4個の精子になります。 最初の減数分裂の時は、元の遺伝子がそのままコピーされるので普通の遺伝子のままですが、次の減数分裂では、コピーされないでそのまま別れるので、遺伝子が片方だけになります。 又、卵原細胞は、増殖分裂して卵母細胞になり、2回の減数分裂は同じですが、分裂した片割れの方はもう一つの卵子にならないで、成長せず、極体という小さな細胞になります。 この極体を用いた遺伝子診断などもあります。
お礼
返答ありがとうございました(しかも生殖細胞の説明付) お返事を読んでさらに疑問に思ったんですが 現在の遺伝子治療ってすなわち体細胞遺伝子治療と暗に示すことになるんでしょうか?また、先に言われたように生殖細胞遺伝子治療がリスクが高いというのは失敗したときにその遺伝子が次世代へと継承されていくからという意味なのですか? よろしければお付き合いください
お礼
御礼のところに質問を書くのは強制的に答えろといってるようなものですもんね すみません 確かに一言で言うのは無理なようですが こういった危険性を考慮すると臨床応用は怖くて出来ないことが伺えます myeyesonlyさんのお陰でずいぶん疑問が解消されましたので これで質問を打ち切りたいと思います 気持ち的には100point差し上げたいのですが(自分のポイントがマイナスになろうとも)20pointです どうもありがとうございました(^^)