こんにちは。
以前、仕事で基幹業務系システム構築業務を担当したことがあり、LAN構築計画の経験がありますので、LAN配線についてコメントします。
空配管というのは、配線を行う時、壁などに露出しないように配管を壁などの中に埋めておくと言うことだと思います。配線がされていないところで何か使いたい場合、必要な配線工事が必要です。
今後配線が必要なのは、電話、テレビ・ラジオのアンテナ、LANが考えられますが、それぞれ必要な機器が異なります。また配線も異なります。
テレビ・ラジオのアンテナは、屋内にアンテナ線を引き込んだ後、分配機で信号を分配します。分配するとき、信号のレベルが低い場合、ブースターという機器を使って信号を増幅します。アンテナの配線は同軸ケーブルというノイズ対策を行った電線を使います。なお、アンテナを屋根に建てる場合も、ケーブルテレビを引き込む場合も分配するための配線は同じです。信号の引き込み先が違うのでケーブルテレビの場合、特殊な機器が必要になる場合がありますが・・・。
LANは屋内の配線を行うとき、Hubという機器を使います。で、屋内のLANとインターネットを接続するためにはルータという機器が必要です。ルータはブロードバンド回線の契約をすると、プロバイダから貸与される場合もあります。また、家庭用のルータは、ハブが内蔵されているものが大半ですから、LANの接続機器の数が少なければルータだけで間に合うことも多いです。
LANの配線はカテゴリー5のツイストペア・ケーブルというのを引き回します。これは電話用配線と見た目がそっくりですが芯数が違います。この配線ですが、現状ではカテゴリー5で配線しておけば十分です。LANの規格自体は100Mbpsから1Gbps、10Gbpsと通信速度が速いものが開発されていますが、今、パソコンで一般的なものは1Gbpsまでで、カテゴリー5で間に合います。スイッチングHubを使ってLANを構成すれば100Mbps(今、最も普及している規格)でも十分マルチメディアにも対応できると思います。
あ、LANについてはLAN配線をしなくても電気配線を利用する規格とか無線などもあります。ただ、これらは盗聴される危険があるとか、不法電波を出してしまう危険性があるなどリスクが有ります。
ちなみに、私は自宅は各部屋に LAN配線は引き回しました。
パソコンだけでなく、HDDレコーダなどの家電でもLAN配線を使ってますし、老後のことを考えると、今では電話回線を使っている福祉機器も、今後、LAN利用に切り替わるだろうと思うからです。
お礼
みなさんありがとうございました。 空配管について理解できました。 今後LANがどうなるかわかりませんので各部屋に空配管しておきます。
補足
ということは空配管だけしていても、各部屋ごとに後で工事が必要ということですか?