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「嫌われ松子の一生」って、どういう意図で作成されたの?
「嫌われ松子の一生」のマンガを読みました。 救われないことにうんざりして、後味が悪かったのですが、どういう意図で作られたのでしょうか? また、ドラマ、映画も制作者側のコメントを知っていたら、御願いします。 みた、あなたはどういう意図で作成されたと思いますか?
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- morimaru47
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回答No.1
映画製作サイドのコメント:http://kiraware.goo.ne.jp/intro.html ドラマ製作サイドのコメント:http://www.tbs.co.jp/kiraware-matsuko/intro/ 映像化するには、少なくてもエンターテインメント化する必要があります。つまり、娯楽作品にするのです。 ストーリー自体は現実味に欠けます。だって、エリート教師が直にソープ嬢になるわけがありません。一旦は解雇されたとしても、他の私立学校の教職とか、塾講師とか家庭教師とか、教育関連産業で働き口を探すはずです。大学の恩師や先輩の口利きなどもあるでしょう。 物語は、面白いように不幸の坂道を転げ落ちていきます。それは、マンガチックでさえあります。「そんなのありえない!」と突っ込みを入れながら見るものであり、その展開を真に受けたら面白味も半減します。 換言すると、現実にはけして遭遇しない不幸の連鎖を、映像によって疑似体験するという意味では、一種のファンタジーでもあるわけです。 製作意図としては、主人公の救いようのない不運を見せることで、観客・視聴者にカタルシスを与える、あるいは、絶望的な不幸の中から逆説的に生きていく逞しさを表現するということかと思います。