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防磁スピーカーについて
防磁型スピーカーはどのようにしてテレビなどへの磁気の影響を抑えているのでしょうか?また防磁型スピーカーであればフロッピーディスクやカセットテープなどの磁気メディアをスピーカーの上に置いたり近づけて置いたりしても大丈夫でしょうか? 最後にスピーカーを防磁にすることで何かデメリットはないのですか?
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>> 防磁型スピーカーはどのようにしてテレビなどへの磁気の影響を抑えているのでしょうか? // 1つ目は、外磁型のユニットで、磁性体で磁気回路を覆ってしまう方法。 2つ目は、外磁型のユニットで、キャンセリングマグネットを付加する方法。 3つ目は、内磁型にする方法。 >> 防磁型スピーカーであればフロッピーディスクやカセットテープなどの磁気メディアをスピーカーの上に置いたり近づけて置いたりしても大丈夫でしょうか? // 基本的に、ブラウン管の動作に影響を与えないようにすることが主眼であって、磁気メディアへの影響が皆無であることを保証するものではありません。ひと言に防磁といっても、程度はさまざまなので、過信しない方が良いかと思います。 >> スピーカーを防磁にすることで何かデメリットはないのですか? // きちんと設計されたものであれば、デメリットはありません(高くなるというのは、置いておいて)。 後から防磁加工する場合は、防磁カバーをかぶせるか、キャンセリングマグネットを貼り付けるかですが(内磁型と外磁型は根本的に構造が違う)、 (1)磁気回路の対称性が崩れることがあり、ひずみが増える場合があります。 また、(2)磁束密度が上がるのでオーバーダンピングになります(ハイ上がりになる)。 ゆえに、(3)同じユニットで防磁タイプと通常タイプとを作り分けると、つじつま合わせのためにダンパーの固さや振動系の重さを変える必要が出てきます。特に、磁石に合わせて磁気回路(ボイスコイル)を調整する必要が出てきます。 そのため、(4)それぞれに最適なエンクロージャーをつくる必要があります。インピーダンス特性も変わるので、ネットワーク等の設計も変える必要があります。 つまり、防磁型にすると全く別のユニットになってしまうので、エンクロージャーやネットワークなどをそのまま流用できなくなり、結果、製品開発コストが上がると考えられます(たまに、素人の自作で、同じシリーズの防磁型と通常型とを単純に付け替えて比較していることがありますが、無限延バッフルでの比較ならともかく、バスレフ箱や密閉箱で付け替えるだけでは、そのユニットの能力を活かした状態で比較しているとはいい難いです)。
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- DAV
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>フロッピーディスクやカセットテープなどの磁気メディアをスピーカーの上に置いたり近づけて置いたりしても大丈夫でしょうか? スピーカーの後半分を強磁性体でシールドして、スピーカー磁石の磁束のブラウン管偏向部への影響を防いでいます。ただし前半分はスピーカーコーンから音を出すためにシールドしておりませんのでこの方向には磁束が洩れていますフロッピーディスクやカセットテープなど磁気記録媒体は近づけないで下さい。 >スピーカーを防磁にすることで何かデメリットはないのですか? コストアップ以外には特にないと思います。
お礼
なんと、スピーカユニットをシールドしているのは後ろ半分だけだったのですか。参考になりました。回答ありがとうございました。
お礼
防磁といっても、完全にシールドして洩れないようにしているわけではなかったのですね。あくまでブラウン管に影響を与えない程度ですね。回答ありがとうございました。