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内閣改造とは何ですか?

新聞に内閣改造が行われると載っていました。 内閣改造って何ですか? 大臣を変えることですか? 大臣を変えるのなら、誰がそれを求めたのですか? 内閣改造がどのように発生?するのかが、よくわかりません。 支持率が低いと、内閣改造をしなければならなくなるのですか? でも、首相の任期が続くのなら、べつに必要ないのではないんですか? 内閣改造について、説明できる人がいたら、教えてください。

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  • tyr134
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回答No.2

内閣改造というのは、国会で総理大臣が指名された時に行われる組閣以外に、大幅に大臣を入れ替える事を言います。 あくまでも、大臣のみの入れ替えなので総理大臣は替わりません。 一種の政権与党である自民党の行事みたいなもので、必ずしなければならないと憲法や法律で定められているわけではありません。 まぁ、自民党内の勝手なお家事情でころころと大臣を変えてるわけです。 その根拠となるのは、以下の憲法に依ります。 「第68条 内閣総理大臣は、国務大臣を任命する。但し、その過半数は、国会議員の中から選ばれなければならない。 2 内閣総理大臣は、任意に国務大臣を罷免することができる。」 これは、総理大臣は国務大臣に対する人事権(「貴方を○○大臣にします」や、逆に「貴方は大臣を辞めなさい」ができる権利)が常に認められていることなんです。 唯一の縛りは、国務大臣の過半数を国会議員から選ばなければならないことです。 これは、非常に大きな権力で、日本の総理大臣を総理大臣たらしめている条文です。 しかし、長年の自民党政治で、この権力も幸か不幸かはわかりませんが、「自民党内の慣例」に縛られるようになりました。 そして、この「慣例」が「内閣改造」です。 自民党で総裁になるためには、自民党内の選挙で過半数以上の得票を得る必要があります。(これが、総裁選です) で、当然自分の派閥だけでは過半数なんてとれませんから、他の派閥と話し合って支持を取り付けます。 このときに、お礼として大臣の座が用意されます。 この時に誰をするかは、派閥の意見と総理の心で決まります。 しかし、大臣の座は決まってますから、すべての人にイスを用意することはできません。 なんで、適当なときに「入れ替え」を行って、なるべく多くの人を大臣のイスに座らせるんですね。 これで、「総裁選の恩は返しましたよ~」となるわけです。 つまり「内閣改造」とは自民党内の手続きでしかありません。 ただ、自民党内のお家事情だとはストレートにはいえないので表向きの「手続き」と「名目」があります。 手続きは、「内閣総理大臣がすべての国務大臣の辞表をとりまとめ、国務大臣を新たに任命し、留任させる人には辞表を返す」というものです。 つまり、 国務大臣「みんなで仲良くやめるね~」 総理「君と君は残ってよ~。後はやめてOKよ~」 と法律上はやるわけです。 「名目」は「総理大臣のリーダーシップのアピール」や「支持率回復効果ねらい」などがあります。 でも実質は、自民党の人事異動なんですよ。

clumzy
質問者

お礼

早速の回答ありがとうございました。とてもわかりやすい回答で納得できました。自民党の人事異動といわれて、なるほどと思いました。 自民党で総裁になったら、内閣改造をしなきゃいけないような慣例になっているんですね。もっと、政策的に何か理由があるのかと思っていたので、単なる自民党内の権力関係の理由だったのが、びっくりです。 手続きの方法も解説してくださってありがとうございました。とても勉強になりました。

その他の回答 (4)

  • tk0021
  • ベストアンサー率20% (12/58)
回答No.5

簡単に申しますと、政府の各行政担当(財務、文科、厚労など…)の委員(大臣)を決めてみたんだけれど、どうも評判が良くないな…、そうだ!一旦解散して組み直せばいいんだ。それで様子を見てみよう。ひょっとしたら僕(首相)の評価も上がるだろうってことです。どうです、分かりやすいでしょう。

clumzy
質問者

お礼

わかりやすい回答ありがとうございました。 福田さんの評価は上がるのでしょうか??楽しみ?です。

  • mat983
  • ベストアンサー率39% (10265/25670)
回答No.4

内閣改造は大臣を変える事です。 大臣の顔ぶれを変えると、内閣支持率が上がる可能性があるのです。 また、党内には大臣になりたい当選回数の多い議員が多数いて、差し替えないと不満が溜まってしまうのです。 また、福田内閣の閣僚は第2次安倍内閣の大半を留任させてきたので、独自の内閣ではありません。 福田総理は、これまで方針など一切出さず、何をしたいのか分りません。 新内閣は福田総理がきっちりと方針を打ち出し、「○○をやるため」と言う目的のもと、大臣の選任をするのだと思いますが、今のニュースを見ると小幅改造に留まるようです。 何だか中途半端で政権浮揚にもならない、おかしな改造になりそうです。

clumzy
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 この内閣改造はどんな結果になるんでしょうね。mat983さんの回答を参考にして、明日からの新聞を楽しみにしたいと思います。ありがとうございました。

  • lequeos
  • ベストアンサー率54% (308/566)
回答No.3

総理大臣(首相)以下全閣僚が辞表を出すのは内閣総辞職といいますが、首相以外の全閣僚が辞表を出し、新たに後任大臣を任命するプロセスを内閣改造といいます。 >>誰がそれを求めたのですか?<< 法律的に言えば、首相ということになります。 政治的に言えば、首相の場合もありますし、与党や、首相を支える与党(自民党)内の派閥領袖というパターンもあります。今回の改造は、派閥領袖の声に押されて、という側面が強いようです。 >>支持率が低いと、内閣改造をしなければならなくなるのですか?<< 半分はその通りです。内閣を改造すれば、目新しさが生まれますし、中に目玉となる人物がいれば、しばらくはその人の存在だけで内閣支持率が上がったりします。そうでなくても新人さんに対する一般の目は比較的やさしいので、内閣支持率は組閣や改造直後が最も高く、だんだんに下がっていくという傾向はあります(例外は小泉内閣)。福田さんの改造の狙いもそこにあります。 しかし半面で、安倍改造内閣のように閣僚にした人物の不祥事が明らかになると(そういうリスクは改造直後が最も高いのです)、内閣支持率はあっという間に下降し、辞めさせ時を間違うと歯止めがかからなくなる危険性もあります。また、首相が誰にも相談せずに行使できる権限は人事と解散の権限だけですが、その一つを行使してしまうとしばらくの間首相のリーダーシップは低下します(閣僚にしてもらうために首相にいい顔をする必要がなくなるため)。改造でも内閣支持率が上昇しなかったり、不祥事などで下がったりすると、「人心一新」の名目で倒閣運動が与党内で起きることも過去にはしばしばありました。 それでも改造するのは、他の回答にもあるように、いつまでも改造しないでいると、閣僚になりたがっている人の不満が増大し、首相の「党内支持率」が急降下してしまうからです。まして福田内閣のように支持率20%台と、ほぼ歴代内閣の末期に近い低支持率が続く内閣では、「ポスト福田が見あたらない」ため高い現在の党内支持率が急降下すれば、正真正銘の命取りになります。だから敢えて改造するわけです。 政策遂行の上ではまったく必要がない「改造」という行事ですが、政治的には必要な場面がしばしばある、ということになりますか。

clumzy
質問者

お礼

早速の回答ありがとうございました。 なんだか、まるで、UNOとかのカードゲームみたいですね。裏技が一度使えます、とかそういう感じで。首相になったら、内閣改造というカードが切れるみたいな・・・ 安倍内閣の経緯も教えてくださってありがとうございました。次の内閣改造とかもよく見ていこうと思いました。 ありがとうございました。

  • debukuro
  • ベストアンサー率19% (3634/18947)
回答No.1

内閣は総理大臣が指名して天皇が任命するのです 内閣改造の目的 総理大臣は与党内のいろいろな会派から支持されて指名されます これを首班指名といいます 大臣の数は決まっているので総理大臣を支持してくれる与党内の会派の全員を大臣にすることは不可能です そこで内閣改造をして出来るだけ多くの会派の人たちに大臣を経験させるのです つまり総理大臣の仕事を助けてくれる人たちの顔を立てるために内閣改造をするのです なんたって日本は「末は博士か大臣か」と言われる国ですから一日でも大臣を経験することは大変な名誉なのだそうです

clumzy
質問者

お礼

早速回答ありがとうございます。 はじめdebukuroさんの回答を読んで、ほんと?と半信半疑でしたが、他の人も同じような回答なので、びっくりしました・・・顔を立てるために省庁のトップが変わるなんて、下で働く人は大変でしょうね。 回答ありがとうございました。