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なんで金利がこんなにも違うんですか?
素朴な疑問です。この前近くの信用金庫で定期預金したところ金利は0.05%でした。今巷では新生銀行が10%だの他の銀行でもそれ以上の金利のものがあります。 ユーロやドルで預ける?とどうしてそんなにも金利がつくのでしょうか?そのカラクリが知りたいのです。 全くの素人です、どうぞわかり易く教えて下さい。
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国が違うと金利水準も違います。見かけの利率だけでは、有利か不利か決められません。理由は色々あって難しいのですが、私が説明できる話で言うと、例えば、国によってインフレ率が違うということがあります。例えばこんな例は、どうでしょう? アメリカの子供がお母さんからお菓子を買いなさいと1ドルもらいました。その子供はお菓子を我慢して1年間金利10%で預金したとします。1年後に1ドル10セント受け取った子供は、お菓子屋さんに行ってみて、びっくり。去年は1ドルだったお菓子が、値上がりして今では1ドル10セントになってます。「貯金なんかせずに去年お菓子買っても同じだった」子供はがっかりです。 同じことを日本の子供がしたとします。100円を1年間0.05%で貯金した子供は、銀行で貯金を下ろしてびっくり。去年預けた100円と同じ100円しか帰ってこないからです。でも、お菓子屋さんに行ってみたら、去年100円だったお菓子が98円に値下がりしてます。「貯金してて、ちょっとだけ得したな」と子供は思います。 というように、単純に利率の数字だけでは、有利か不利か分からないのです。 外国のお金で預金する場合には、為替の変動というのも考えなければなりません。1ドル=100円の時に1万円分ドル預金すると100ドルになります。金利10%なら1年後に110ドルですが、その時1ドル=90円になってれば99円にしかなりません(1年後に1ドル=110円になってて121円帰ってくることもありえますけど)。外貨預金にはリスクがあるというのは、このことです。 国ごとの金利水準は、予想されるインフレ率や為替相場の水準等、いろんな要素を織り込んで、結局どの国の通貨で預金しても大体同じくらいの結果になる(と予想される)ところに落ち着きます。ある国の通貨が一時的に有利になることはあったとしても、目端の利く人(銀行とか)がその通貨で大量の預金をしたりすることにより、すぐに金利水準を下げてしまうからです。 だから、外貨預金については、見かけの利率だけでは、有利か不利か決められません。私の個人的意見では、日本で銀行がやっているドルやユーロの預金は、見かけの利率にだまされる人がいる分だけ、本当の水準より金利が低く設定されている(銀行が余計に儲けてる)ような気がします。
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- saorinchan
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高金利の預金って、期間限定のキャンペーン金利であることが多いですよね。 1ヶ月から3ヶ月ぐらいの短期間のみ高金利で、あとは通常金利なんて感じで。 1ヶ月間だけ年利12%というのは1年預けても結局は年利1%程度ってこと です。この金利の支払よりも、どちらかというと為替の手数料で往復1円いた だける方が銀行としてはおいしい話ですよ。なぜならば、銀行は為替手数料が 限りなく0に近い両替ができるからです。 細かい話をはしょれば、貴方の1万ドルの預金は預けた段階で1ドル1円の為 替手数料により1万円弱の利益になるのです。豪ドル等の高金利通貨はさらに 為替手数料を取っているはずなのでうまくできています。(ぼったくってるわ けではなく、もともと一旦ドルに両替するからですが)それにスワップという 手法によって、銀行は為替のリスクなしで高金利の通貨の金利を得ることがで きるので、利息の支払はたいした負担にもなりません。 外貨の利率がいいのはあたりまえで、単に現地の公定歩合を見ればわかること です。むしろ、その国の公定歩合以下の利回りの外貨預金があれば、それはそ の分手数料を稼がれていると言うことです。