AO入試を受け、合格した立場の私から何点かアドバイスをしたいと思います。(1)「AOは決して楽な入試ではない」自己評価は非常に難しいです。自分が今までやってきた行動を自分の目から、第三者にも評価してもらえるように形を整えなければならないのです。また自分もその行動に対して、確固たる自信を持っていなければいけない。レポートで出す場合には限られた文字数に自分の成長、活動をまとめるのです。非常に困難ですよ。今から行動を起こすなら、ボランティアなどが良いかと思います。ただし、AOの為にボランティアをするという考えは絶対に捨ててください。ボランティアを通して、学び成長したことを自分に問いかけた時、「あっ、自分は変わった。成長した」と自信をもって他の人に言えるようになったとき、初めてAOに出願するきっかけが出来ると言えます。
(2)「意見を持ち、言えるのが当たり前」何事にも意見を持ったり、疑問を持つのは積極性として当たり前です。また反論することに抵抗を持たないことです。私は面接で、面接官に反論しました。それでも合格したのです。大事なのは自分の主張は最後まで通しつづけること。反論に対しては必ず応えられるぐらいの主張を確立する必要があります。また意見を口に出すのは非常に難しい。頭で思ってることを口に出すのは思った以上に難しいです。これは普段からニュースなどをみて、意見を口に出して言ってみると良いかもしれません。
(3)「志望理由は明確に」なぜその大学なのか、学部なのかはハッキリする必要があります。大学の理由と学部の理由は別物です。普段からHPをみる、また他の学部についても多少は知っておいたほうが良いでしょう。学校の全体像が見やすくなります。また志望理由も、大学を卒業してからのことを視野に入れて考える必要があります。AOは学ぶ目的、将来の目的を持って入学するのが前提です。また学びたいこともただ並べるだけでなく、理由や今時点の学びたいことへの考えを含める必要があります。具体性は相手に伝わるには必須条件です。
(4)「一般入試の勉強も必ずする」数集めのためのAOとなら、かなりの確率で入りますが、人気大学・一流大学は多岐にわたる人材が集まりやすく競争率が激しくなります。私の場合は8.7倍。一般入試より倍率が高いです。学部専攻によってもばらつきはありますが。落ちることも必ず視野に入れておく必要があります。私は前期に落ち、後期で合格を得ました。もちろん一般入試の勉強は続けていました。もし今回落ちていたならばセンターまで50日しかなかったのです。全てをAOにかけるのは危険だということも頭に入れておいてください。
(5)「AO入試の可能性」AOを通して言えることは一般の勉強と変わらない努力が必要ということです。ただしAOというのは割と門戸が開かれている場合があるので、評価される内容も広いということです。私は今20歳。評価されたことは高校を卒業してからの活動、特にアルバイトとして働いていた時の成長・評価なのです。AOで合格したほとんどの人は、自分の成長のための行動を行い、成長し、これなら大学に認めてもらえると思って出願したと思います。AOの為に行動するのは違うと思います。まだ1年あります。まず自分の周りをよく観察すると良いでしょう。また自己分析もしてみてください。長所、短所を見つけてください。自分の成長過程において、長所、短所がわかっていると成長したことが自分で気づきやすくなりますよ。私は立命館大学のAO入試でした。立命館は学部によってAOの形が様々です。ということは求められる人材も様々です。本当に本当に大変な入試でした。しかしチャレンジすることにはとても良い経験となります。それからもし志望する大学が地元ではない場合は、かなりの出費がかさむことも考慮に入れてください。早目の対策はあなたに自信をあたえてくれると思います。大学合格へのひとつの方法として利用する価値は十分ありますし、合格すれば認められたという更なる自信にもつながります。いろいろと考えてみてくださいね。
お礼
書き込みありがとうございます とても参考になりました。確かに自分で自分のことを評価するのはとても難しいし、AOのためだけにボランティアをするのは間違っていますよね...今AO入試を受けたいと思っているのは某一流大学なので、大変だと思うんですが何か行動しなければ何も始まらないと思うんで、行動して見ようと思います。(その大学で学びたいと思う意欲は人一倍あると思うんですが...)