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開業医の収入と勤務医の収入の比較
しばしばマスメディア等では、開業医の年収は勤務医の年収の2倍程度であると報道されています。 また、厚生労働省の発表でも(私の記憶によれば、なので正確ではないかもしれませんが)、開業医の年収が2500万円程度、勤務医の年収が1500万円程度でした。 これらが社会保障費抑制のための厚生労働省による恣意的な数字かどうかは私にはわかりません。ですが、実際は、どうなんでしょうか? 厚生労働省とその発表を鵜呑みにしているマスメディアが正しいのでしょうか?よろしくお願いします。
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開業医平均2500万、勤務医平均1500万というのは厚生労働省が発表した「07年度医療経済実態調査」がソースの様です。 ・ 参考URLでは詳細が記載されていますが、恣意的な数字と考えて間違いないでしょう。 ・ 開業するための借金返済が考慮されていない、年齢差が考慮されていない等色々記載されていますがこれらはURLを参考にして頂くとして、特に重要な点が3つあります。 ・ 第一はこのデータは961病院、1155診療所のデータであるという点です 日本には約9000病院、約90000診療所がありますから病院の10%、診療所の1%程度しかデータ抽出していません。 竅った見方をすれば大多数の開業医は診療所ですから、病院は10%分データ収集しているのに診療所は1%しか収集しないないのも帳尻を合わせるためかもしれません。 ・ 第二に勤務医の平均年収、これ多分正規職員のみの年収です。というのも医師は全うなスキルを身に付けるために非常勤職や大学院生 (無給)の時期を過ごす事が大多数です。その分を差し引く必要はあるでしょうね。 ・ 第三が重要なのですが産労総合研究所 (pdf)は社長の平均年収は3200万と発表しています。開業医というのは一国一城の主であり、社長といって差し支えない存在です。 開業医が儲けすぎというのは大嘘と言う事がわかります。 ・ ・ 長文になってしまいましたが、このデータは国民に医者が儲けている様に勘違いさせる&勤務医と開業医が連携しないように仲違いさせておくためのデータです。 何事も様々な角度からみることは大事ですが、ちょっとこのデータは酷いですね。
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- riffy13
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たしかこのデータにおける「開業医」とは、「法人格をもっている病院の院長」であったと記憶しています。 ということは、法人格を持たない普通の小さな開業医は含まれていないということ。 院長だからと言って、開業医とは限らないこと(法人の場合、雇われのことが多い)。 ですから、まずはデータを取るグループが間違っています。 また、No1さんが言うように、借り入れは無視されています。 勤務医の場合、その医者個人名義で病院の施設などに関わる債務を受けることはありませんが、個人で開業している開業医では、基本的にその個人に債務がかかってきます。 そして病院の維持や機械にかかる債務は、とても金額が高い。 それを個人で背負っている開業医と、なにひとつ債務を負わない勤務医では、単純に収入だけを比べることは無意味で、意味のない偏見を抱かせるだけです。 以下はちょっと関係ないかもしれませんが・・・ わたくしは個人で開業していますが、収入の額面は勤務医時代に比べ増えましたが、借金(?)をものすごく抱えていて、とても不安です。 医者1人ですから、私が休んでしまえば収入はなくなり、すぐに破綻です。とにかく、精神的にきつすぎます。
お礼
なるほど。確かにそうですね。参考になりました。ありがとうございます。
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