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「おおぶたい」って聞くと変に感じませんか?
ぜひ知りたいです。 なぜここ5年ぐらい前から、 TVやラジオでは 「大地震」「大舞台」のような単語の読み方が、 「おおじしん」「おおぶたい」と言うようになったのでしょうか??? どうも聞いているとイラついてしまうのです。 理由があるのでしょうか?
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「おおぶたい」「だいぶたい」はどちらも「大きく立派な舞台」という意味ですが、「おおぶたい」のほうは、古くからあり、転じて「俳優の堂々とした演技」という意味をもちます。「舞台」を活躍の場などの意味で比喩的に使うときには、「演技」ではありませんから、どちらを使うのも誤用ではありません。 「だいぶたい」を誤用と断定しているものもよく見かけますが、はるか江戸時代まで遡っても意味ないですし、明確な根拠はないようです。広辞苑などは「おおぶたい」しか乗ってないけど、パソコンでは変換されません。「だいぶたい」はパソコンで普通に変換されます。もともと「大」と「舞台」の合成語ですから、どちらも強い根拠にはなりません。現代における認知度は同程度のようです。 「だいじしん」は「マグニチュード7以上の地震」といった客観的基準に基いた呼び名、「おおじしん」は、曖昧に「(被害、揺れなどが)大きな地震」といった意味で、使い分けもありますが、これも絶対的なものではないでしょう。何れも、誤用、言葉の乱れといったものではありません。 ご質問の「理由」ですが、「大地震」については、マグニチュードに関する規模の表現としての「だいじしん」が使われることがあるので、被害規模の表現を区別するために、意識的に「おおじしん」を用いることにしているようです。これは元々絶対的に「だいじしん」「おおじしん」にこのような区別があるということではなく、報道の場面での便利のためのようです。(下記リンクをご参照ください。) 違和感は「地震」「舞台」が音読みなので、「だい」が自然であるためと考えられます。私も地震については、「だいじしん」のほうが自然に感じますし、客観的な響きのある「だいじしん」を報道の場面では使ってほしいと思っています。ただし、音読み訓読みによる「だい」「おお」区別は例外が多く、絶対的なものではありません。 「大舞台」については、おそらく柔らかい言い回しが好まれる時流に乗って、「おおぶたい」が選ばれたのだと推察します。 一般的に「おお」と「だい」の使い分けについては、上述の「音読み」「訓読み」の区別をはじめとして、いろいろと傾向分けをすることは出来ますが、絶対的なものはなかなか難しいようです。傾向として、古くからある言葉は「おお」、新しい言葉は「だい」ということもあるし、抽象性主観性の高い意味あいでは「おお」、具体性客観性の高い意味あいでは「だい」が使われる傾向がありそうです。 言葉の乱れは、ときどきイラっときますね。 「全然」の用法で、乱れとして問題になるのは、否定肯定云々よりも、「全然良い」といったような、「非常に良い」というべきところに、強意の目的で「全然」を使う例でしょうね。「全く」にしても「全然」にしても、要は「全て」の意味があるかが基準になると思います。ただし微妙なのは、「全然(悪い所が無く、全体に)良い」という場合もあることです。最初はこのようなニュアンスで使われ、それが発端となり、完全な誤用が広まったのでしょうね。 あと、この「教えて」で頻出するのは「ご教授ありがとうございます」という言い回し。それを言うなら「ご教示」だと思うのだけど…。かなり気持ちわるく、あまりによく見かけられるので、けっこうイラっときます。 それから気になるのは、ネット社会では、他人に対する礼儀や思いやり失した書き込みが頻繁に見られること。例えば他人のミスを指摘するにしても、ここぞとばかり、少しばかりの知識を盾に、不要に皮肉や揶揄を織り込むなど。ネットに限らず、匿名性というのは、人間を非常に醜くするというか、醜さを表面に出すものですね。誤用云々、知識云々以前に人間性の問題だと思います。
- mat983
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以前ならだいぶたい、だいじしんが当たり前でしたが、いつの間にかおおぶたい、おおじしんに変わりました。 マスメディアが統一したのです。 私も違和感をもっています。 恐らく「大震災」、「大災害」は「だいしんさい、だいさいがい」なので違和感があるのだと思います。 http://tomlily.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_0950.html
- tarepanda009
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- kernel_kazzz
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元々が「おおぶたい」ですからね。 乱れた言葉遣いに慣れた人には、本来の読み方が馴染まないのでしょう。 古典芸能や舞台関係者は、実際の舞台場所を指す意味での「おおぶたい」を使ってきました。 「だいぶたい」とは晴れ舞台の意味合いで、実際の場所というよりもその人が置かれた状況を指す意味合いとして、「おおぶたい」と区別するように使われ始めました。 「おおじしん」は、本来の地震規模「だいじしん」に対して、被害規模という状況を伝えるために作られた言葉のようですね。 言葉は変遷していくものですから、あまり拘らない方が良いと思いますよ。 言いまつがい(言い間違いの誤用を揶揄して使われる言葉)は、ギャグとして使用する以外は、正した方が良いとは思いますが。 上記例では、古くから使われている「おおぶたい」が変だと言うあなたが、物を知らない変な奴だと思われる羽目になりますよ。 他にも有名なところでは… 「全然大丈夫」などと「全然」を肯定的に使う世代が増えた事で、古い世代が「全然は否定的な事に使う言葉だ」と嘆いていましたが、実はさらに遡ると「全然」は肯定的な事に使う言葉として派生した物だった事が知られています。
お礼
そかーなるほど