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今のサンプラーと昔のサンプラー(の定義)の違い
以前にも似たような質問をしましたが、解決しなかったのでもう一度質問させていただきます。 サンプラーについてです。 私はサンプラーというものはソフトもハードも使ったことがありませんので、もしかしたら何か認識のズレた質問になるかもしれませんがもしよろしければご回答お願いします。 サンプラーというものは定義的には音をサンプリングしてそれをサンプル素材として使うことができる楽器または装置といった感じと認識しています。 ですが、現在のサンプラーというものと本来サンプラーの定義ではどうもズレが生じているように感じていて、サンプラーが今どのような使われ方をしていて、どのような存在なのかというのがイマイチ認識できません。 「現在のあり方と定義のずれとはなんじゃ?」というと、例えばシンセにたとえてみると以下のような感じです。 シンセサイザーとは定義上では「音を合成して音色を作り出す装置」です。 ですが現在ではワークステーションに搭載されているPCM音源が一般的になり、プリセットの充実ゆえ、どんどん音色を自ら作り出す・音作りというニュアンスは薄れていますし、もはや多機能高性能キーボードと言っても間違いではないというものになっています(最近ではバーチャルアナログシンセも出てきていますが)。 このように定義と実際のあり方のずれがサンプラーにもあるように感じています。 シンセ同様サンプラーもプリセットが充実してきているということなんでしょうか。 ご回答お願いします。
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ここ数年シンセの買い替えをしていないし、サンプラーに至ってはここ十数年買い替えていないので、今のサンプラーは語れませんが... 私の意見としては、私が認識する初期のサンプラーは、メモリーが高価なデバイスだった頃ですので、特定のキーでサンプリングして、それの読み出し速度を変えることで音程を付けていて、徐々にメモリーの容量が多くなってきて、マルチサンプリングという機能が追加されたと記憶しています。 サンプリングした音のままでオリジナルにできるだけ近づけるといった利用方法ではなく、サンプリング音を音の素材として利用し、読み出し位置や読み出し範囲を変えたり、シンセサイザー同様にフィルターなどをかけて、まったく違う音へと加工する機能がついたサンプラーが利用されるようになるのと、サンプリング機能を除いたサンプラー(プレイバックサンプラー)なども発売されて、これらの応用版と言えるのが、PCM方式のシンセサイザーへと進化していったと理解しています。 基板上にアナログデバイスや、「IC」と言われている部品がならんでいる時代までは明確に「サンプラー」や「シンセサイザー」と分けられたかもしれませんが、現在は、プロセッサーとソフトにより「シンセサイザー」の機能も「サンプラー」の機能も「(ヴァーチャルな)アナログシンセ」の機能提供され、それらを組み合わせた複雑な音作りも可能になり、ついでの機能のように、シーケンサーやオーディオレコーダーといった機能があわせて提供され「ワークステーション」という名前で発売される状況ですので、今の時代ではカタログ上で分けるのは困難だと私は思います。 個人的にはサンプラーについては、フレーズサンプリングなどの機能から最近はサンプラーなのか、レコーダーなのかわからないくらい長い時間の(サンプリング)録音ができるものがあり「音源」ではなく「フレーズ」だったり「トラック」だったりしますので質問者の方がおっしゃるような「定義」というのを語りにくい状況かもしれませんね...
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- khazad-lefty
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>素材集的なニュアンスが強くなっている サンプラーはその素材を使うエンジン部分のことを言うのが(今でも) 一般的はないかと思います。 現在「サンプラー」と呼ばれるものも「音をサンプリングしてそれをサンプル素材として使うことができる楽器または装置」という枠から外れてはいないと思いますし。(素材は別途CDなりで追加できるしそういうの最近いっぱい売ってますね) ワークステーションというならシンクラヴィアやフェアライトはワークステーションだったわけで。
お礼
ご回答いただきありがとうございます。 うーん、やっぱり私のサンプラーの認識と実際の使われる用途・方法には認識の違いがあるようです。 やっぱり実際に使ってみないことにはなかなかわからないみたいですね汗 参考にさせていただきます。
お礼
ご回答いただきありがとうございます。 なるほど、ワークステーション化というのがやっぱりサンプラーにもあったんですね。 私自身はまだ音楽を始めて2年ほどしか経っておらず(ですが生意気にも専門学校に通って作編曲家を目指しています)、実際にサンプラーを使ったことはないのですが、サンプラーのことはサンプル素材集だと思っていました。 ですがウィキペディアなんかを見て「あれれ、あれれ・・・?」となった・・・といった感じです。 結局サンプラーにも初期搭載のプリセットが充実し、素材集的なニュアンスが強くなっている・・・ということでOKでしょうか?