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MDからMDへのディジタルコピー
表題の通りの質問です。 DATからDATへのコピーをした場合には、殆ど劣化が気になりませんが、MDの場合は如何なものなのでしょうか。 ディジタルインターフェイスを使用してコピーした場合でもアナログ時と同様に劣化が進むのでしょうか? ATRACにお詳しい方がいらっしゃいましたら、ご教示お願いいたします。
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通常(民生機を想定)親MDのATRAC情報を子MDにそのまま写すことは不可能です。 1の回答への補足でhiyamasさんがおっしゃるとおり、一度S/PDIF仕様の デジタルデータに変換された後、子MD側で再びATRAC圧縮されます。 ATRAC圧縮というアルゴリズムは、かいつまんで言えば、サンプリングデータの 変化の激しい部分だけを記録し、さらに圧縮する方法ですから、上のような ダビングを繰り返せば、再生時に、音の芯というか基底部分の無い、時間軸 前後で、激しく変化する部分のデータだけが残った音になります。 しかし通常、SCMS(Serial Copy Management System)というコピーロック 機構(デジタルコピーの2世代目は作れない)が働くので、そんな心配も 出来ません。 業務用はSCMS信号もATRAC信号も丸ごとダビングしてしまうので、ATRACの デジタルコピーでも劣化はおきません。
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- tnt
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デジタルコピーの場合、そのデジタルデータそのものには 劣化はありません。 また、ATRACですが、基本的には可逆処理です (基本的にはというところがミソで、処理の性質上、実際は非可逆なんですが) ですから、再生時にATRAC処理が行われて、 次の録音側でもATRAC処理が行われたときには 同じデータが出現して、 2回目の再生をしたときには、1回目と同じデジタルデータが 出力されるはずなのですが..... 実は、ATRACにはたくさんのバージョンがあります。 ほとんどのホームページでは、ATRAC1,ATRAC2,ATRAC3しか 触れていませんが、 参考URLを御覧頂ければ21種類のアルゴリズム(処理手順)が あることがわかると思います。 これにバグフィックスなどで派生したマイナーバージョンを入れたら それこそ数百でしょうね。 というわけで、1度目の再生~2度目の録音 で、 同じATRACデータが再現されることは非常に希ということになります。 コピー制御の有無も別の問題としてありますが、 その前に、MDでは、特別な場合以外、デジタルダビングでも音質は劣化する と 言うことになります。
お礼
ありがとうございます。 リンク先を早速拝見させていただきました。 初期に発売されたMDの音質が悪いという理由はここにあったのですね。 長年不思議に思っていたことが解決いたしました。 やはりMDはATRACを使用している以上はそれなりの音でしか無いのですね。 私としては同一サイズで650MBの容量がある「MD2」を非圧縮オプション規格としてMDレコーダに採用すべきではないかと思うのですが如何なものでしょう?
- ideacreate
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CDからMDへのデジタルコピーの場合は圧縮やら音域カットなどで劣化しますが、MDからMDへのデジタルコピーでしたら劣化はしません。というか、DATの場合同様、単にデジタルデータのコピーな訳ですから劣化のしようがないと思います。機材などを用いて厳密に測定した場合はわかりませんが、人間の耳では違いはわからないでしょうね。
補足
ありがとうございます。 私は心配しているのは、ATRACの再構成時にどうしても音質劣化があるのではないかと言うことです。 たとえディジタルインターフェイスを使用したとしても、ATRACで圧縮された状態ものをそのままコピーすることは出来ませんので、一度16bitリニアに伸張(解凍?)するわけですよね。 それを録音側のMDレコーダで再びATRACで圧縮する訳ですから、この部分で音質劣化が発生したとしても何ら不思議ではないと私は考えたのですが、如何なものでしょうか。 聞いたところによるとATRACは非可逆圧縮方式を採っているそうですので、完全に元通りには出来ないわけですよね。 ですから、このような複製を繰り返すと音質のディテールなどが失われるのではないでしょうか?
お礼
ありがとうございます。 う~ん。やはり私の予想通りMDでディジタルコピーを繰り返すと音質が劣化して行くのですね。 SCMSの制限ですが、1991年頃まで発売されていたBSチューナの出力や懇談会仕様のDATならカテゴリコードがコピーフリーになっていますね。 場合によってはそれを用いて、どれくらいの劣化があるのかを試してみるのも良いかも知れません。