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食道癌の術後、夫の苦しさとは
- 夫が食道ガンの手術を受けて半年が経ち、最近は食道と喉の接合部が苦しく感じると言っています。
- 夫はアウトドアが好きで、発散する場所もなく体力も落ちてきています。
- 同様の症状を経験された方や回復した例について情報を求めています。
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私は医師ではありませんが消化器外科病棟で看護師をしておりました。 食道がんの手術、化学療法など患者さんを多く看護してきました。 まずは半年後の検査で一応再発がなかったようなので良かったですね。 ステージからするとやはり医師は追加療法として化学療法を提案することが多いと思います。 手術時に心配なリンパ節を切除しても、目に見えない癌細胞があり、いずれ再発するかもしれない可能性はやはりあるからです。 ただおっしゃるとおり化学療法はがんだけでなく正常細胞にも影響するため吐き気などの副作用で辛い思いをされるのも事実です。 化学療法をする、しないは患者さん自身の判断です。 できるだけ闘っていきたいとするか、再発したらそれが運命としてそれまでの時間を自由に過ごすか。化学療法をしても完全に再発が防げる保障はありませんし、この判断はご自分の生死に関する死生観によるものです。どちらになっても後悔しなければよいのです。 ノニなどの民間療法を信じるのもご本人の考えなら構いませんが、治療にならないとは思います。 吻合部の違和感は個人差はあれやはり残るでしょう。 食道切除後、胃を上まで持ち上げているので距離もありますし、しっかり吻合すれば少なからず吻合部に瘢痕ができます、そこが引き攣れのように違和感を感じるのでしょう。瘢痕部が狭窄すると飲み込みにくさや狭窄感がでることがあります。こう訴えるかたはおります。 狭窄はブジーや内視鏡の拡張術で改善できるケースもあります。 また胃を持ち上げた時に胸骨の前で胃管再建をした場合は、胸のまえに胃がありモコっとなるので、術前と食べ物の通る道筋がすんなりいかなくなり、なんかつかえた感じが残ることがあります。 外来では定期的に再発の有無も含めフォローしていくでしょうから、心配なことがあれば主治医とよく相談をされることです。 がんは手術すれば終わりでなく、今後も経過を注意深くみていくことになりますね。 本人にしかわからないような不安もおありだと思います またご家族のささえが必ず必要になりますので、どうぞ本人の意思を尊重しながら家族で見守ってあげてください。
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- jinngoroo
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食道と喉の接合部の苦痛と言っても苦しいのは息が苦しい?食事が思うように出来なくて苦しい?つかえ感があって苦しい? 色々ありますが。 検査(CTとか)で問題なしとは頚部リンパ節を含め転移がないこと? それとも内視鏡などで吻合部狭窄がないという事? 食道がんでも上部食道がんの場合は頚部の吻合部違和感を訴える方が多いような気がします。縫っているので完全に取るのは難しいです。 狭窄がある時はブジーといって狭いところを広げる処置ができることもありますが・・ 身体的に検査しても異常がないなら、確かに医師としては感じ方の個人差という話になってしまうのでしょう。 適当に流しているのでなく、場合によっては本当にそうとしか言いようのない事もあるとおもいます。 または癌、手術という体験から精神的に敏感になってそう感じるのかもしれません。ステージ3だと転移の恐れもつきまといますし。 追加で化学療法とかも現在してるのでしょうか? もし精神的なものであったとしても本人が辛いと思っている事実は事実です。 家族として何とかしてあげたいですよね。 食道がんは大きな手術です。 食べる量も少なからず減りますし、体力体重も術前からすれば確実に減るでしょう。 本当に身体的な異常がないのなら、精神的なフォローをしていくしかないでしょう。(精神系の投薬、つらいという気持ちを聞いてあげる、家族がアウトドアとまで行かなくても外出に連れ出す、広い公園で新鮮ないい空気を吸うなど) この質問内容だけではわかりませんが、まずは問題なしの内容が転移再発なしという意味だけなのか、声帯や吻合部の状態など機能的な部分の問題がないという事なのかをはっきりさせないといけませんね。 それでも治せるかはわかりませんが、原因をはっきりさせてももし治せないなら、言い方は悪いかもしてませんが、手術もされているしそれが現状の自分として受け入れるしかないですし、もどかしいでしょうが家族が精神的に日常を支えてあげるしかないでしょう。 あまりお力にはなれませんが参考までに。
お礼
jinngoroo様 大変ご丁寧に専門家さんのご意見がきけて、嬉しかったです。精神的なフォローが夫には必要かもしれませんね。神経科にいって欲しいのになかなかうん、といってくれなくて、難しいですね。私が支えになるべきなのに、なかなかうまくいきません。休みといえば、布団の中で苦しいと寝込んでいる夫に何ができるのか私自身も考えていきたいと思います。ありがとうございました。
補足
jinngoroo様 お忙しいのに、大変ご丁寧な回答をいただきましてありがとうございました。 夫に確認しましたら、吻合部がしっかり縛られているためか、周りの筋肉が締め付けられる感じが一日中するそうです。また、周囲の筋肉(胸上部や肩にかけて)も吻合のために引っ張られて締め付けられる感じがさらにきつく感じるようです。他の方にもある一般症状なのでしょうか。だんだん馴染んで治っていくものでしょうか。 12月の手術の時の医師の説明によれば、食道の下の方にある問題のがん細胞、食道すべて、胃の上部を切除し、胃を引っ張りあげて接合させる手法で、一部リンパ節にも転移があり取り除いたとのことです。また、医師は目に見える部分はすべて切除したが、目に見えない部分のリンパ節に転移の可能性も考えられるので、追加で抗ガン剤治療をしたいとのことでしたが、夫はネットや本、また弱っていく周囲の人々を病院で目にしたことから、化学療法は断ってしまいました。私としては本当にそれでよかったのかと大変不安です。抗ガン剤治療は毒であり、正常細胞もだめにするし、受けた後も副作用が続くと信じているようです。 再発しても抗がん剤は断り、今信じて飲んでいるノニと不火知(菊の花)で治すといっています。 先日の検査は頸部エコーとCTを受けたらしいです。私はど素人でよく分からないのですが、転移再発なしと受け止めていました。でもこんなに苦しいのだとしたら、吻合部にもしや問題があるのかとちょっと不安になってきました。 手術後の入院中はあまりこのような症状はなく退院後から出てきたものらしいです。 長くなってしまって申し訳ございません。もしお時間がございましたら、遅くてもかまわないので、一読していただき、ご返事いただけると大変嬉しいです。
お礼
jinngoroo様 大変わかりやすく回答をいただきましてありがとうございました。 吻合部違和感はやはり残るのですね。夫はそれを強く感じるタイプなのかもしれません。ひとつひと納得する文面で、私自身彼の支えになれるよう強くならなければと思いました。こんなに元気ないのはもしや転移か、と思いましたが、先日受けたばかりでそれはないですよね。私はメンタル面があまり強くなく、昨年も入院したりしたのですが、こんな弱い私でも、彼の力になれるようがんばらなければと思いました。 2度も投稿くださって感謝しています。ありがとうございました。