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総理の条件とは

総理になる条件として、今橋本総理から福田総理まで調べているのですが、一つわかったことが小泉総理を軸としてそれ以前以後の総理になる条件が変わったように思えるのですが皆さんはどう思うでしょうか? 中には条件は何も変わってなく、小泉以降国民の政治に対する興味が変わったなどや、小泉さん以前の総理大臣は幹事長などを経験していた、しかし安倍首相などはこういうのを経験していないのでキャリアは少ないため、長続きしないのではないかなど 意見が分かれているので混乱しています。違うならなぜ違うのかを教えてくれれば幸いです。

みんなの回答

回答No.5

小泉純一郎を機に変わったのは、派閥の実力者の論理よりも「選挙の顔」が重要になったことで、その最大の理由についてはNo.1の方がすでに指摘されているように、小選挙区制です。補足するならば、小選挙区では一選挙区に一人しか当選しませんから、第一党と第二党が仲良く議席を分け合うみたいなことがなくなり、二大政党制で「どっちが勝つか」で政権交代がし易い選挙制度…と言われているわりには、まだ交代してませんが(苦笑)。 ちなみに小泉純一郎も大臣経験者ですが、当の役職や派閥の領袖といった立場はあまりやっていません。 実は今の福田政権ですら基本的な構図はそうですが、小泉以来派閥の論理での自民党総裁=首相という流れはずいぶん壊れています。ややこしいことに大人しい福田さんですら自民党主流派、とくに道路族などの利権集団に基づく勢力分布とは政策的に一致しておらず、むしろ基本的には反対です。小泉があまりにそのイメージをうまく作ったので陰が薄いですが、基本的には「自民党の旧来の権力基盤を壊す」方向性の首相が三代続いているわけですが、安倍サンも福田サンも小泉サンほどの厚かましさというか図太さがないので、党と官僚に押されている面が非常に強いですね。とくに安倍サンは結局自民党員に潰されたようなところが、相当にあります。 まあもっとも、安倍氏自身にあまりに能力が足りなかったこともまた確かなのですが。なにしろ政治というモノがまるで分かっておらず、悪い人ではないんだけれど頭が悪すぎて、非常に勘違いした思い込みで総理大臣をやっていたわけで。まあ結局、「拉致問題」だけで国民的な人気があると勘違いした自民党のじい様たちの勘違いでもあったわけですし、「拉致問題」だって威勢のいいポーズは国内向けにやっていたものの、かえって問題をこじらしたと言えなくもないですし。 でもいちばん大きいのは、首相個人の資質の問題というより、自民党の国会議員全般が政治能力も信念のレベルも低下していることですよ。だいたい勉強してないし二世や秘書上がりが多いから、「政界」のなかのことしか見えないし親や親分から継いだもの以外に人脈もない、世間知らずの出来の悪いボンボンみたいなもので、官僚にいいように言いくるめられて言いなりになってるわけで。 小渕くらいまでは何考えてるか分からないヌエ的でありながら、時にはきちっと信念を見せつける人もいたのですが、たとえば小渕という人は、アメリカからの想定される圧力(をアメリカが直接なにか言うまでもなく、外務省の親米派や、防衛・安保関係の利権にたかっているハゲ鷹連中がいろいろ言う)を無視して、対人地雷禁止条約に調印した人ですから。 次の森あたりから本格的に無能な総理が続いているのかもしれません。たとえばブッシュ米大統領とのマブダチぶりをアピールした小泉純一郎は、外交ではまったくの無能で、田中眞紀子の更迭以降は、靖国参拝の強行という日本にとってマイナスにしかならないこと以外は、ほぼ外務省の言いなりです。もっとも外務省の方でも、中国や韓国は立場上激怒するしかないものの、実は日本との関係は経済的に維持する必要を深く認識していましたから、首脳同士が仲悪いように見える以外にはそこまでダメージはないと踏んだのでしょうけどね。小泉の最大の外交的なミスは、言うまでもなくイラク戦争にもテロとの戦争にも真っ先に賛成したことですが、とくにイラク戦争については、実は駐フランス日本大使館がフランス政府の出方を全く見誤って見当違いの報告をしたからです。「アメリカに逆らえるわけがないから、フランスは最後に降りる」と。駐ドイツ日本大使館も、ほぼ同じ見当違いの報告をあげていた模様です。 外交に関しては、安倍晋三は小泉以上にヘタクソでなにも分かっておらず、結局は外務省や、防衛・安保関係の利権にたかっているハゲ鷹連中の言いなりでしかありませんでしたし、それに較べれば福田康夫氏は実はずっとうまいんですけどね。ただ福田さんはマスコミへのアピールとかが実に下手なので、コキントウさん来日ではボロクソに言われてますが、実はかなりいい線言ってるんですけどね。でもなによりも党内をうまくコントロールできていないので、国内政策と大きく関わるような大胆な提案をサミットまでに準備することができないでしょうから、まああまり成果は上げられないんだろうな。

  • oska
  • ベストアンサー率48% (4105/8467)
回答No.4

>総理の条件とは 以前は、「金を持っている」「選挙の顔になる」「土建屋の指示がある」事が重要でした。 お年玉として、自派閥の議員には一人当たり平均300万円程ばら撒いていた程です。 ところが、小泉政権になり「選挙の顔」が重要になります。 政策・金よりも、選挙に勝てる代表=首相を選ぶようになったのです。 ところが、小泉内閣を引き継いだボンボン安部は「僕ちゃん首相を辞めますーーぅ」と政権を投げ出しました。 キャリアよりも客寄せパンダになったのです。 山口補欠選挙でも、パンダになる事が出来ませんでした。 今の福田内閣は「古い体質の政治家」ですから、「金」「土建屋の支持」を持っています。 土建屋業界を守る為には、トラック輸送業界・クリーニング業界等が倒産しても無関心です。 これも、人口の約20%を占めている土建業界に携わっている支持者の存在があります。 政権を長く続けるには、道路が必要なのでなく、道路を造る事が必要だ!と主張する事ですね。 特定団体の利権を守るのが政権長期化には必要なんです。 つまり、旧態以前とした古い自民党に戻る事が長期政権を生みます。 福田さんも「支持率は気にしてません」「一喜一憂してたら、政治が出来ません」と他人事の様に述べています。

  • mat983
  • ベストアンサー率39% (10265/25670)
回答No.3

小泉総理が誕生した後は勝ち馬に乗るというか、 選挙で勝てる人を総理にする傾向が顕著になりました。 安倍総理も「参議院選挙で勝てる顔」として登板したものの大敗しました。 福田総理も衆議院選挙に向け擁立されましたが、 支持率が急落しています。

  • hyakkinman
  • ベストアンサー率16% (738/4426)
回答No.2

総理の条件って、「見た目」・・・じゃないですか? 自民党員が、候補の中から「一番、総裁らしい風貌を持った人」を選んで、「お飾り」とし、「安心したい」んじゃないですか? 麻生さんは、これでだいぶ損している。 小泉さんの時は、「冒険しましたね」。 その前までが「お飾りの見本的存在」だっただけに、国民の不満が溜まっていたため、「空気を読める」人材で、支持率回復を狙ったのでしょう。 元に戻った「お飾り」の安倍さんは、そのあおりを食っちゃいましたね。かわいそうに。 今度の「お飾り」は、元通りの「のらりくらりの王道を行く」方なので、しばらく安泰かと・・・。 たいしたことが出来ない「自民党崩れ」の小沢さんに「喝!」だ!! 公明を騙し、自自公で組み、大連立に迷う・・・悪代官みたい。 「見た目」、悪いよ。

  • tanuki4u
  • ベストアンサー率33% (2764/8360)
回答No.1

鍵は小選挙区制度です。 小選挙区制度では、投票者は個別の候補よりも政党(近似的には党首)の政策に対して投票する傾向が強くなります。 そのために、小泉以降では、より選挙に勝てる、つまり国民に人気のある人物が自民党の総裁に選ばれるようになりました。 ※ 議員にとって、何よりも死活問題は次の選挙で勝てるかですから、議員が選ぶ自民党総裁選挙に影響を及ぼしました。 中選挙区制度の時代では、自民党内で一種の官僚制度的なものが成立していました。いろんな経験を積んで、派閥の中で偉くなって、派閥の推薦(本来的には、派閥は派閥の親分が総裁選に出るための、仲間作りですが、組織が永続がするにつれて、政党内政党みたいになりましたが)を受けて、立候補、総裁へ そして首相へとなりましたが。 安倍首相云々に関しては、個人の資質なり、その時その時の事情の部分があるので政治システムとして考えるには、ケースが少ない。

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