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少女革命ウテナについて・・・
最近少女革命ウテナをみたのですが理解できない所が結構あったので 質問させていただきます。 ・まず最終回でウテナがたくさん剣にさされ学園からいなくなっていたのですが、それは死んだということなのでしょうか?それとも学園の外で生活しているということなのでしょうか? ・アンシーが剣で刺されているのに何故棺みたいなもののなかに入っていたのか? ・黒薔薇会の根室教授は何故年をとらなかったのか?結局どこにいったのか? 回答よろしくお願いします。
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すべては象徴の世界なので、具体的なストーリーをどうこうと解釈しきったとしても、それも虚しい解釈ですが。 そもそも学園は現実の学園ではなく、みんなの夢の中の学園だったのかもしれません。映画版では、影絵少女が別のキャラと一体だということが示されますし、変身シーンやオカルトシーンもやたらあるし。 ウテナは初めから死んで学園にやってきて、決着を付けたことで、学園の外で誕生し直したかもしれないしね。 アンシーは学園の外にウテナがいると言いますが、しかし不老不死の疑いのあるアンシーの言うことなので、何世代か経って会えるということかもしれません。 これは、永遠の時間を象徴する話であり、学園が現代の日本に存在しているかどうかもあてにはなりません。時代の違う人々が学園にやってきたとたん記憶操作にかかって現代人のようにふるまっているのかもしれません。 ポルックスとカストルの話になぞらえているシーンがありますが、この二人は神話上、永遠に昼と夜に別れつつ、ある意味いっしょなのです。ウテナを追いかけるとは、自分の生きる時間を始める、という意味かもしれません。 百万の剣とは、心の嫉妬を表しますから、必ずしも本当の剣とは限りません。心の在りようがそのまま姿を持つ世界でのお話であり、それは現実の身体とは別ものと考えた方がいいかもね。 剣も棺もいわばもののたとえの言葉がそのまま形になったもの、というところですか。 実際、それらの事件が起きた場所は、遙か高みの蜃気楼でも起きそうな場所でしょう。 深層心理的にいえば、アンシーは剣によって消されようとしただけではなく、魔女として封じ込められようとしたのです。彼女は、みんなのいう都合のいい幸福の配分は不可能だという真実を表すものであり、だからみんなは憎んだのです。消したいから剣、しかし消しきれないから魔女として封じ込めた。独占したという形式によって嫉妬の剣を浴びても、本音は消し去ることでなく真実を封じ込めることでした。 ウテナが剣を浴びるのも、彼女が単純な真実を見付けたから、憎しみに自分自身を閉じこめたい心がそれを消したかったのです。 根室教授が年をとらなかったのは、自分のつごうの悪いことを認めずに、世界のせいにするという、大人になれない子供だったからです。犠牲が生じるのはやむを得ないと頭でわかっているようで、高邁な理想があるようで、自分の幼稚な欲求は隠したかった。そういう幼児的な欲求が世界を革命する力・才能になるかも知れないというもくろみで利用されたわけです。 そして、学園は現実の時間が流れていない場所だと示されているということです。
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- y_humbert
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私のつたない文章ではうまく説明できそうにないので自分が詳しいと思った解説サイトのURLだけ挙げさせてもらいます。 全体としてに少女革命ウテナは何かの隠喩で成り立っています。「王子様」になろうとしていたウテナが「百万本の剣」に刺されたこととと回想シーンで「ディオス」が「人々」に責め立てられたこととの類似性などを考えるとわかってくるかもしれません。
お礼
ありがとうございます。参考にさせていただきます。
お礼
回答ありがとうございます。 やっぱりウテナを解釈するには難しいですね。 でもこの回答をきいてウテナの世界観がわかったような気がします! 色々と難しい作品で謎だらけだったけど、だからこそとても心に 残る作品だったのかもしれません。またこういうアニメにであえたらいいなと思ってます。