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パリに住んだことのある人、教えて
パリに住む人たちの、キッチンの写真は、いずれも とってもとってもきれい。 でも、これは、日本でも同様、写真を撮るために、 きれいにしているだけ? 普段のパリジャンは、やはり日本人の多く見かけるように、 水垢が飛んでいるシンクであったり、 油が飛び散っているガスレンジであったり、 ついつい、明日でいいや、っと1週間に1回程度(あるいはそれ以上)の掃除、、、 でしょうか? それとも、コマメですか? どちらかといえば、仕事から帰って来て、パンをかじりながら、ステーキを食べながら、ずっと会話している時間が長いように思えるのですが、そうなると、なかなか「掃除」ってできませんよね? 実際はどうなのでしょう。 (特に女性が働いている家)
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お答えするとしたら、やはり、パリジャンだっていろいろ・・・とお答えするしかないでしょうね。 写真に撮られるようなキッチンなら、もちろん綺麗で清潔で整理整頓が行き届いているのでしょうが、わたくしが知っている範囲では、つまり仕事の上での同僚の家が主なところですが、本当にいろいろ。 濃いグレーの人造石の壁と真っ赤な冷蔵庫、カナリアイエローのオーヴンと真っ黒なピカピカのIHレンジ、日本製のテレビにベトナム製のトースター、デザインはAさん自身で施工はご主人の会社だとか。 キッチンだけでなく、わずか2部屋のマンションながら、いまやリフォームブームのパリのこと、その全体がファンシーでカラフルなシャトー。お客様を連れてきてその出来具合を見せる目的もあるからと、シンクの中も周りのどこもかしこもサッパリと整理整頓されていて、なんだか生活感がまるでないような気がするほど。聞けばやっぱりご夫婦ともに外食することが多いとのこと。 あたり一面無味乾燥な色のタイルが貼られていて、しかもそのタイルがあちこち欠けているといった、ムードなんかまったく無いキッチン、なのに、いつもわりに小奇麗に磨かれていて、レンジの鉄枠なんかもちゃんと油汚れが取り去られている。銅のパンなどはピカピカに磨かれていつもきちんと壁のフックに掛かっているし、余計な調理器具やお皿類も出しっぱなしになっていたことがない・・・といったBさんのお宅。あの分じゃ、Bさんほとんど毎日几帳面に磨いているのかしらといった感じ。 でも、こんなのはまったくの特殊なケース、あとはやっぱり、レンジには紀元前からずっと溜まったのじゃないかとおもうほどの油汚れと、レンジの前の壁も古代ローマ時代(?)からのシミが・・・、シンクには二三日分ぐらいのお皿とカップとフライパンとがバランスをとって立ち上っている・・・。オーブンの中は野菜入れに化しているし、冷蔵庫の中なんかは一度全部引っ張り出して、要らないものは捨ててからちゃんと入れなおしたら・・・と言いたくなるほどといったところが多いかなあ。 でも、それでいて、調理器具やお皿類が流しに積み上げたままといったダラシなさが見えるわけでもないのがCさんのお宅。あれで一応使ったものはちゃんと洗ってしかるべきところに仕舞ってある様子。つまり、あれはCさんではなくてきっと几帳面なご主人の努力の結果か。 かく言うわたくしのアパートはわりに新しかったことでシンクもレンジもまあまあ綺麗な方でした。というより、その程度のキッチンと、キングサイズでしっかり固めのベッドが入れられることを条件にして探したからです。でも、あまり自炊をしたことがなく、たまに簡単なものを作るか、買って帰ったデリ物にちょっと手を加える程度といったところ。仕事の関係で時間が不規則だったことと、安くて遅くまでやっていて結構おいしいレストランが近くにあったからです。と言うわけで、キッチンはとても綺麗なままでした。 パリジャンって・・・と言うほど広く知っているわけではないけれど、あまり高価なビーフのステーキなどを焼いてといった光景を見ないような気がします。Dさんなんかは鶏のモツとたまねぎを炒めてレバノン風のソースをからめた一品がお得意だったりと。余談ですが、レバノン料理って中国料理、フランス料理と並ぶ世界の美味のひとつなんだそうですね。 とにかく一般家庭ではあの憧れの御フランス料理なんかは遠い別の世界の話、なにかというと、やたら煮込みのようなものをどっさり作っておいて、それを何度も暖めなおして・・・みたいな、そう、日本で言うならカレーなんかみたいに。あるいはポム・ドュ・テル(じゃがいも)ベースのキャセロールなんかといった、そうしたお料理とが多いようです。 そして、その一方でサラダ類はたっぷりと、ナマのパプリカをそのまま齧ったりも。それとパン、もともとパリジャンってパンはじかにテーブルの上に置くものといった習慣があって、今でもなんとなくそんな風習が残っているように思います。だからテーブルの上も下もパンくずでザラザラといった感じで。 まあ、こんな風にいろいろではありますが、そこはラテン系の彼ら、基本的にはけっして細やかとは言えないように思います。でも、そうした目で見ていると、今度は逆に、案外細かく気を使っているのだなあと感心するシーンもあったりして、う~ん、そんなところもラテン系の特徴なのでしょうか。 それと、日本と大きく違うのは、彼らが日々作るものはほんの幾種類かのレシピだけ。それも前述のような煮込みかキャセロール物、あるいはチキンの丸焼きといった大きな一品を切り分けるといったようなものですから、お皿類も少なくて済むし、もちろん調理器具などすべてがシンプル。 その点、やれ和風だの中華風だの、フランス風だのイタリア風だのとレシピは世界レベルでバラエティに富んでいて、その分だけ食材も調味料も、調理器具もお皿も用意してある・・・、そして使ったものはふんだんに流しっぱなしの綺麗な水道水を使って丁寧に洗ってはきちんと仕舞い込む、そんな日本、考えてみたら日本の主婦ってすごい能力を持ったシェフなんだと・・・。
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- parisici
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日本人は、朝昼晩と3回も温かいものを食する珍しい人種だそうです。 フランス人も普通は、温かいものを一日に1回しかとりません。ということは、キッチンを使っていないということです。 このことだけをとっても日本のキッチンよりは、フランス、海外のキッチンの方が通常は、きれいだということです。 それに写真を撮るときは、当然いつもりよ綺麗にしてから取っているのでしょう。一般家庭のキッチンは、いれいだったり汚れていたり。その家の家風というものが特によく出るところだと思います。これは、日本でもフランスでも他の国でも同じでしょうね。
お礼
ありがとうございます。 きれい好きかどうかは、やはり人、それぞれ、っていうところなんですね。
- dogday
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2週間だけアパルトマンに住んでました。 ぼろいからきったないですよ。w レミーのおいしいレストランやのだめカンタービレが現実です。 でも、歴史的にフランス革命の民主主義の思想が身に付いているので、自分の事は自分でやる、できない事はプロにお願いして、要求レベルが高いので、金払いもいい国民性です。 綺麗好きはハウスクリーニングもプロにお願いするのです。
お礼
ご返事詳細にありがとうございました。 なるほどね、やはりラテンですね。 よくよくわかりました。