彼らに直接意見をぶつけてみたことがありますが、インターネットの検閲も、国が有害が外国の価値観や情報から防いでくれていると言ったり、上海など沿海部をとりあげ資本主義で競争原理がある国だといいます。
これらは、国を擁護したコメントなのか、中国人のメンツの問題からないのかわかりませんが、民主化へのデモがあるところをみると、本音とも思えません。
ただ、中国は歴史的に政権打倒で王などトップがかわり、過去の制度や政治を「間違ったもの」否定した上で制度を覆し、さらにあらたな経済政策がとられた時代に民衆がそれなりのよい生活を得てきました。これはモンゴルが統治し交易が栄えた時代や、満州族が統治しはじめた数代あとの康煕帝の時代も経済的に栄えましたが、別に漢民族がトップである必要はありません。だれかが変わる必要があるのかもしれないと思っています。
歴史的にトップが変わってきたのは日本も同じにみえますが、日本やヨーロッパは封建制でした。つまり、ある程度トップの勝ち負けがみえたら、各大名(欧州では諸侯)は立場を自らはっきりさせ、トップも各藩や国の割り振りを決めたら、あとはその大名に地域の統治をまかせ、地域ごとの発展や文化振興が行えました。(封建とは、封じて=封土を分けて、建てる=諸侯(支配人)を建てるの意)。
これに対して中国は、封建時代を経験しておらず、帝国の形をずっととってきた、易姓革命の土地といわれます。帝国には、1人の帝王がおり、その周囲には親派(王党派)のみ、そして王を守る兵隊のみの構造で、各地域のトップは中央からの指示に従う形をとるため、現地の住民の意向や文化が否定されてきました。易姓革命とは、新しい王の姓(名)により、交換される(易=貿易の易)の意味で、過去が否定されてきました。
この体質の国が変わるためには、オリンピックではなく、過去の歴史と同じように、トップの打倒しかない、すわなち共産党一党独裁の打倒が起こるであろう、と私は考えています。
お礼
ありがとうございます。 いろいろ知れば知るほど中国の自浄能力は絶望的ですね。。