長文になりますので2つに回答を分けさせていただきますね。
いちおう、普通の人よりはだいぶ長く経験している人です。
いままでに回答を寄せてくれている方々の指摘されたこととも関連しますが、まずどのような「噛み方」をされたのかお聞きしたいと思います。
唇で咥えてから2、3cmくらいの深さで「カプッ」と噛んだのか(指先をエサとカン違い、おねだり系)、思い切り深く咥えてゴリゴリと噛み潰すような噛み方(エサとカン違いパート2、本気系)をしたのか
皮膚の適当なところをペンチでつねるような感じでプチッとやった(ちょっとイラっときたかな)のか、いずれでしょう?
馬が噛まないというのは幻想か、さもなければ単なる思い込みで、噛みたがる個体は少ないですけれども噛まない動物では決してないです。
とはいえ臆病で外的な異変からは逃げ出したがるのもまた確かで、そのような状況に置かれた馬が、しかも逃げ道を塞がれていればパニックを起こして攻撃してくることもあります。
材料が足りないなかでの憶測に過ぎませんが、「学校で飼われている」点を考えに入れると敵意や害意によって噛んだものではなく、常におやつをもらっているので「この手の中にもあるはずだー」と思って確かめてみたらなかったのでおねだりしたくて噛んだ、というところが一番正解に近いのではないかと思います。あるいは期待して手を見てみたのになかったからイラついて噛んだかですね。(いずれにしても馬としてはあまり行儀がよいとはいえませんが学校飼いと思うとあまり突っ込めません…)
馬にしてみれば、人が手を使ってする動作をそのまま出来るわけがないですから、そのような動作は全て口を使うわけです。ですから突っ込みも当然口でやるわけですね、プチッと。
馬と仲良くなりたければいくつか方法はありますよ。
まず自分のにおいをよく嗅がせて慣れさせてください。このことは馬に新しいことをさせる、あるいは受け入れさせるときに最初に必ずする操作です。
次に馬と向かい合うように立って、顔や口元ではなく首筋の、たてがみの終わり辺り(ここのことをキ甲といいます)の両側を掻いてあげましょう。爪を立てて掻きむしるくらいゴリゴリやって大丈夫です。
馬がその人にすでに慣れていることが前提ですが、そうやって掻いてあげるときに馬の左側を掻くのであれば左手で、右側なら右手でやることがテクニックの一つです。
そのやり方をすると当然、掻き手が背を向ける形になるわけですが
これは馬同士が親愛のご挨拶をしているのと同じ姿勢なんです。
このときに馬が掻き手の髪の生え際辺りから何本か毛を引っこ抜いたり服の襟足辺りを引っ張っているようなら成功です。
あなたの挨拶を受け入れてお返しをしてます。髪の毛をやられるとちょっと痛いですがそこは我慢してくださいね。悪気は「まったく」ないので。
逆に受け入れるつもりがない場合、耳を絞ったまま空噛みしてガチガチと音を立てたり口先でわき腹辺りをどついたりします。そのような場合にはその馬に近くに自分がいることに慣れてくれるまで待ちましょう。
首筋に対するアプローチもいきなり掻きむしりから入るのではなく軽く手のひらでぽんぽんとはたくくらいからやっていきましょう。
以下は続きに書きます。
お礼
噛まれたときの状況は突然だったので良くは覚えてないのですが 噛み潰すって感じでは無かったと思います。 ただ、甘噛みだったとしても、あの馬体なのでドアに挟まれたような痛みでした。 犬に噛まれると歯が刺さったような痛みなのに対して馬の歯は平べったくペンチで挟まれた様な痛みなんですね ある意味、怪我しない程度に経験が出来て良かったのかなぁ とも思っています。 仲良くなれるコツを伝授して頂き有難うございます。 お詳しそうなのでお聞きしたいのですが 初日は完全無視されていたのに、今では名前を呼ぶと来るようになりました 今日で7日目なんですが、私を認識しているのでしょうかね? まだ早いでしょうか? しきりに臭いを嗅いでいます。 ただ鼻先とか撫でさせてくれるのですがじっとしていなくて顔をそむけてしまいます。 それを思うとまだまだだなぁと思うのです。