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銀塩 対 デジタル

よく銀塩フィルムの解像度はデジカメだと何千万画素に相当する、などと聞きます。 では一画素あたりの情報量はどのくらいに相当するのでしょうか。 デジタルだと何ビットのA/Dコンバーターと数字でわかりやすいですが、銀塩はどのくらいの精度で色を記録できているのでしょうか。 感覚的なご意見でも結構ですのでよろしくお願いします。

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  • foobar
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回答No.8

#1で出した数値は、改めて考えると、諧調というよりもダイナミックレンジに相当する数値ですね。(A/D変換のbit数に相当のは諧調のような気がします。で、こちらは、ダイナミックレンジ相当以上はある、位しか言えないような) また、デジカメなどのA/D変換のbit数と比較するには、いろいろ考えないといけない点があるかとおもいます。たとえば、 ・センサなどアナログ回路でのS/N比がA/D変換器の分解能以上あるか ・A/D変換器の実力(14bitの変換器でも14bit相応の実力があるとは限らない。単調性やミッシングコード(数値のとび)の有無をチェックする必要がある) ・入出力のγ特性がA/D変換の前後どちらにあるのか などなど。 もひとつ、カラーフィルムだと、CYMの三色が重なっているので、各部分がフルカラー対応なのに対して、通常のデジタルカメラではRGBが横に並んでいる、という違いもあります。(単純に情報量で比べると、ここで3倍の差が出てきます。) フィルムのノイズ(濃度むら) フィルムだと、現像時に化学的にメリハリをつけるような(ちょうど、デジタルでコントラストをあげるような処理)処理がされます。これの副作用で、均一な色、明るさの部分に独特な濃度むらが出ることが多いです。 (フィルム(と現像処理の組み合わせ?)によっては、ボコボコした感じになることもあります。) ただ、この濃度むらも絵柄の細かいところではキメが細かくなるようです。(均一なところでは大きな粒子になっていても、細かい絵柄の部分では小さい粒子になることが多い)。単純に濃度むらの粒子が大きいからといって、解像力がその程度しかないというわけではないようです。 カラーネガフィルムでの解像力 これには、時々、驚かされることもありました。 以前、コスモス畑でパンフォーカス的な仕上がりを狙って、ISO100のカラーネガフィルムで5m位の距離、35mmF8で撮影しましたが、出来上がり(といってもLサイズの同時プリントですが)を見ると、前後1m以上はなれると、ピントの山から外れているのがしっかりわかってしまいました。(写真としては失敗。) で、ためしに、これから逆に解像力を出してみると、フルカラー3000万画素相当以上(RGB個別に数えるデジタルカメラ式の数え方だと1億画素相当)というとんでもない数値になって、しかも、こんな解像力が普通のカラーネガフィルム+普通の同時プリントで出ていた、なんてちょっと想像できない状況になっていたことになります、、、、。 (もっともフィルムのカタログ記載の数値などからは、これくらいの解像力は出ても不思議はなさそうでもあります。まあ、今のデジタルプリントでは、まず無理な解像力ではありますが。)

_masaru
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 言葉で説明できずにモヤモヤしてたものがだいぶんスッキリしてきました。 そのS/N比というのが気になりますね。それが悪ければ16ビットで分解しても8ビットと変わらないこともあるでしょうし、アナログでもS/Nが悪くてたとえば実質5ビットくらいの信頼性しかないかもしれません。 いろいろ教えていただくにつれ一つのモノサシで比較できないというのがわかりました。

その他の回答 (9)

回答No.10

>これから銀塩の道に行こうかデジタルを選ぼうか迷っているのです。 >思い出や大切なものをよい詳しく残したい であれば、デジタルで十分だと思います。 銀塩に拘る理由も良く分かりますが、プロでもない限りあえて銀塩を選択しなくても良いと思います。 銀塩がだめだと言ってるわけではありません。 保存と言う観点からも、アマチュアであればデジタルの扱いのよさは銀塩にはかないません。 私も最近デジタル一眼を購入しました。 解像度が上がってきたのが理由ですが、一番大きな理由が写真データの保存です。 銀塩のネガの保存の手間を考えると、デジタルデーターの保存は信じられないほど簡単です。 ご参考になれば幸いです。

_masaru
質問者

お礼

ですね。 私も使い勝手の部分でデジタルに非常に強く惹かれます。 仮に引き伸ばしたら銀塩の画質が良くても、普段はそこまで引き伸ばして見ません。デジタルだとごく簡単に拡大して見ることができるのに比べてフィルムだとその良さを生かしきれない気もするのです。 ただデジタルはデジタルで進化が早すぎて数年前の画像データが今見ると低画質に見えるといったところを心配しています。 回答ありがとうございました。

noname#215107
noname#215107
回答No.9

アナログ量はアナログ量のままで記録されています。 お礼欄に書かれたアナログレコードは良い例だと思います。 レコードは、CDに比べると、膨大な情報を記録しています。 CDでは、65536段階の電圧データしか保持していませんが、アナログレコードは、その中間、そのまた中間、それこそ無段階の情報を記録しています。また、あまり知られていませんが、アナログレコードは、CDの上限20kHzを超える高い周波数の音も記録しています。しかし、実際に再生すると、人間の耳にはCDのほうが音が良く聞こえます。 レコードの情報はCDに比べると膨大ですが、私が「崩れた情報」と言ったのは、「使えない情報」と言う意味です。

_masaru
質問者

お礼

ありがとうございます。 そうですね、情報を崩さない記録精度があれば、アナログこそ夢のある記録方式ですね。

  • kuma-gorou
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回答No.7

「フィルムは、デジタルの何万画素に相当するか?」なんて永遠のテーマだと思いますよ。 勿論、空論の数値だけを並べて云々する事は簡単ですが、最終、鑑賞者の判断じゃないでしょうか? フィルムだって、微粒子低感度から高感度まで様々、同じセンサー画素数でもコンデジとデジ一では雲泥の差、そこに画像処理プロセッサーやレンズの性能も加わると、更に話がややこしくなります。 まぁ、デジタルだとアンシャープマスクで見かけ上の解像感を上げると言う誤魔化しも可能な世界です。 そんな事を書いても、質問の回答にはなりませんので、体感的なレベルでお話します。 EOS1Vでプロビア100FとEOS5D(記録画素約1270万画素)ラージ/ファイン、レンズは同じLレンズを用いて半切まで伸ばすと、殆どの条件下でデジタルの方が解像感(解像度ではありません)は上回っています。しかし、諧調描写では、銀塩の足元にも及ばないと言うのが実感です。

_masaru
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 携帯のカメラの画素数が上がっても色が潰れたりして同じ画素数のデジカメには劣ってしまうように、フィルムの粒子も数は多くてもつぶれてしまってデジタルに解像感で負ける、というイメージを抱いたんですが、そんな理解でもいいでしょうか? 各々に得手不得手がある、なにより数字で比較しようとしても無理があるほど性質の違うものなんですね。体感の話参考になりました。

  • yukimogu
  • ベストアンサー率25% (13/52)
回答No.6

お困りの内容がよくわかりませんがので感覚的なことを書かせてもらいます。 写真自体が「粒子」「解像度」「明暗」「色彩」等いろいろなことが絡み合ってますが、何を持ってよい写真とするかは見た人の主観であります。 私は銀塩が大好きで拘ってます。私の尊敬する先生も銀塩で撮影されている方が多いです。 自分が何を伝えたいのかを明確にすると自然に銀塩の機材を選ぶことになりました。そしてその写真機の真鍮の下地が出てきても愛着を持って大切に使ってます。 私が生まれた年のライカM3など今でもオーバーホールができます。 今のデジカメが40年後に使い物になるでしょうか? ハッセルもリンフォフも30年以上前のものですが、修理すれば完璧に治ります。しかし、少し前のEOS等は今や修理ができません。 写真には色々な楽しみ方があります。 デジタルが悪いとは言いませんが・・・。使い捨て時代に疑問があります。良い物を大切に長く使うことが良いと思いデジタルに踏み切れないカメラマンもいます。不器用なだけかもしれませんが、私は私の父のがかつて私の撮影に使っていた形見のミノルタのSR-T101を今、私の子どもの撮影に使ってます。こんなことデジカメでは不可能でしょうね。 しかし、いつまでフィルムが製造されるか心配ではあります。

_masaru
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 困っているというほどではないのですが、これから銀塩の道に行こうかデジタルを選ぼうか迷っているのです。 銀塩にはあこがれがあります。でもデジタルの最近の技術の向上には目を見張りますし、何より便利です。 私の場合芸術的な写真をとりたいわけでなく、思い出や大切なものをよい詳しく残したいというのが希望ですので、その判断材料にしたいのです。

noname#215107
noname#215107
回答No.5

>一画素あたりの情報量はどのくらいに相当するのでしょうか。 RGBの明るさの段階で比較するのなら、フィルムは無段階、デジカメの場合は、ビット数^2×3の有限値になります。 また画像の粗さについてはフィルムの粒子の直径が影響します。高感度になるほど、直径が大きくなり、画質も粗くなります。 しかし、取った写真は、目で見て観賞するのが目的であり、人間が欲しい情報は被写体そのものの状態です。どんなに情報量が多くても、崩れた情報では意味がありません。 ISO800で700万画素程度、ISO100で2000万画素程度という参考値を見たことがありますが、数字よりも実際に調べてみるほうが良いと思います。 完全に同じ条件とは行かないでしょうが、コピー機用のパターンが印刷されたテスト用紙や、視力検査表などを、デジカメとフィルムの両方で撮影し、同じサイズ、同じ印画紙にプリントした場合に、どちらが細かいところまで識別できるかを比較してみると良いかもしれません。 同じ程度になれば、画素数、レンズ性能などトータルで、同じ性能と言えるのではないでしょうか。 実用的な数字を出すにはそのほうが良いと思います。

_masaru
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 アナログなので無段階なのですが、実際に2^3以上の有効精度を持って記録できているものなのでしょうか? >同じ程度になれば、画素数、レンズ性能などトータルで、同じ性能と言えるのではないでしょうか。 その通りですね。ただ目にも技術にも機材にも自信がないのです…

_masaru
質問者

補足

お礼内に間違いがありました。すみません。 2^3⇒ビット数^2×3

  • DIooggooID
  • ベストアンサー率27% (1730/6405)
回答No.4

一般的なフィルムは、RMS粒状度は10μmφ程度なので、  仮にブローニーの6x6フィルムを想定すると、    6000 x 6000 = 36,000,000 三千六百万画素  6x9フィルムを想定すると、    6000 x 9000 = 54,000,000 五千四百万画素  数値の上だけで、単純計算すると、この程度になるのでしょうか。

_masaru
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 それは確かに多いですね。 私は技術も知識もないのに道具から入りたがる癖があり、写真に興味がでてきた最近、中判カメラがとても魅力的に見えています^^)

  • eye3
  • ベストアンサー率36% (149/408)
回答No.3

ちょっと質問と違うかもしれません。 解像度は数年前は600万画素と言われていましたが、最近は2000万画素とかいわれますね。 つまりもともとが感覚的な物で+銀塩神話(今まで使ってきたフィルムに対する敬意や、デジタルへの反感でしょうか?)があるので、今後もなんだかんだいって銀塩の方が良いという意見が増えるでしょう。 さて本題についてですが、私の感想としてはもうデジタルも銀塩も変わらないと思いますよ。 理論的なものは抜きにして、まったく同じ場所で撮った銀塩とデジタル写真を大判でプリントして飾ります。 デジタルの方は、ノイズ除去をかけた後に粒子ノイズを加えて、銀塩に似せます。 それでどちらが銀塩でどちらがデジタルか?と聞かれたら、私は100%当てられません。 30CMくらいまで近づいて、よーく見比べれば、やはり銀塩らしさ・デジタルらしさ(色味などと言うよりは描写?と言えばいいのでしょうか?)が出ているかと思いますが、それが写真表現の道具としてのカメラとして欠点になるとは思えません。 今まで、フジフイルム・ミノルタ・コダック・アグファなどを使っていた人で分かれていたように・・・・・・・・・・・ それてしまいましたが、例えば16ビットです。などと言っても、何年後かには32ビットとかになっていると思います。 私が言いたいのは、明確な答えが決められないと思います。

_masaru
質問者

お礼

ありがとうございます。 そういった主観や願望にも左右されるのかもしれませんね。 私はカメラの知識は全くないんですが、フィルムの画素数が多いというのは聞いていました。なのに拡大したフィルムはノイズが目立ち、デジタルの方が精密に見える比較画像などを見かけることがあり、どういうことなのだろうと疑問を抱いたわけです。 アナログレコードが音圧?に高い再現精度を持たないように、フィルムも画素が多くても一つ当たりの精度が悪いとかそういう情報でもあるのかな、というのがこの質問のきっかけです。

noname#83369
noname#83369
回答No.2

そうですね、実際に見比べても、よく撮れたフィルムの写真はデジタルより鮮やかで物の質感を的確に表現していますね。 まだまだ、フィルムのほうが上だと、僕は思うほうです。 具体的な数値は忘れましたが、とにかくフィルムの方は、表面にちりばめられた、なんかの結晶の大きさが、その画素そのものになると思います。非常に小さかった気がします。 感覚でいえば、細い茎の草花が密集しているようなのをとる場合、フィルムのほうが断然表現力が上です。茎や葉のひとつひとつがくっきりと見て取れます。 デジタルの場合、ぼやあっとした植物の集まりに写るようです。 女性の顔を大きくとる場合も、フィルムの場合は肌の質感や、産毛までが生々しく取れすが、デジタルのばあいは、全体に柔らかく統一した肌の感じ(この方が良い人もいる?)で撮れるようです。 あくまでも、僕の感覚で。

_masaru
質問者

お礼

ありがとうございます。 そういった経験者の感覚が大変参考になります。 私の場合同じ画素数でもデジタル一眼とコンパクトデジカメなら前者の方がきれいだなー、くらいの感想は持てても、フィルムとデジタルを比較して感想をもてるほどの知識も感性もなくて困っていました。

  • foobar
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回答No.1

露光量(log H)で見るのか濃度(D)で見るのかで変わりそうに思いますが、 大体logHやDで2から3程度の幅(実数だと100から1000)を持っていますので、概ね7bit-10bit程度相当はあるかと思います。

_masaru
質問者

お礼

具体的な数字をありがとうございます。 なるほど、単純に14ビットのA/Dコンバーターだとアナログより情報量が多いと考えてもいいのでしょうか?