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「くいだおれ」について、町が先か店が先か
今日の「サンデー・ジャポン」を見て、少し驚いたことがありました。先頃、大阪の「大阪名物くいだおれ」が閉店を発表した記事に関して、私は今まで、大阪が「くいだおれの町」として知られているから、店の名前がついたと思っていたのですが、番組では、店の名前から、大阪が「くいだおれの町」と言われるようになった、というような事が言われていました。 店ができたのは1949年(昭和24年)とのことですが、「くいだおれの町・大阪」のイメージが先なのか、「大阪名物くいだおれ」という店が先なのか、ご存じの方ご教示お願いします。
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当然「くいだおれ」の街大阪のイメージが先です。 そもそも「くいだおれ」というもの「食い倒れ」ではありません。 「杭倒れ」が由来です。 大阪では川が多く橋が必要でした。 その昔は道路特定財源もなければ道路公団、 国土交通省もありません。 必要な橋を造る際には、街の旦那衆がお金を出して 橋をつくりました。(旦那ですから当然お金持ちです) これをする事が大阪商人のいわゆるステータスだったわけです。 ところが見栄はって橋を作るとものすごいお金がかかりますから 店が潰れてしまいます。 したがって、杭(橋の土台となる柱)にお金を使ったばっかりに 店が倒産する、これが「杭倒れ」の所以です。 これを食産業が盛んな大阪商人がもじって「食い倒れ」として 使い始めたわけです。 今ではほとんどの人が「食い倒れ」の街大阪という解釈をしています。 食べる事にお金を使い過ぎ破産する事だと思っているようですが 本来の意味は違います。 従って、先に「杭倒れ」の街大阪という言葉ができ、これが食産業に使われるようになり、そこでこれを店の名前にしたのです。 ※京都の「着倒れ」はこの食産業の「食い倒れ」があったから できた言葉で大阪が食に贅を尽くすなら京都は「着倒れだ!」 と始まったのです。 さて、ところで本当に大阪が食べ物はうまいか? と聞かれると、個人的見解ですが、決して「食い倒れ」の 称号をもらえる程ウマイものはないですよね。 京都の懐石のほうが余程ウマイですよ。 日本にはもっとウマイものがたくさんあります。 順位を点ければ大阪は決して高いポイントではないと思ってます。
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- tadys
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「くいだおれ」は普通「食い倒れ」と書きますが、「杭倒れ」というのもあります。 これは、豊臣秀吉の時代に橋を建設する費用を商人に負担させた為、 橋を作ると商人が倒産することから「杭倒れ」となった説や、 地盤が軟らかなため橋の基礎となる杭が倒れることから「杭倒れ」となったという説があります。 これからすると店の名前のほうが後でしょう。
お礼
ご回答ありがとうございます。 ANo.1さんのご回答にもありましたように、元は「杭倒れ」のようですね。 >地盤が軟らかなため橋の基礎となる杭が倒れることから「杭倒れ」となったという説があります。 これは、ANo.1さんのご回答にもありませんでした。参考になります。いずれにしても、店の名前の方が後だということですね。よく分かりました。誠にありがとうございました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 「杭倒れ」ですか。その話は知りませんでした。 >従って、先に「杭倒れ」の街大阪という言葉ができ、これが食産業に使われるようになり、そこでこれを店の名前にしたのです。 と、結局こういう順番なのですね。懇切丁寧な、そして簡潔で分かりやすいご説明で、よく分かりました。誠にありがとうございました。