No.3です。
まぁ、質問者の方の今回の質問と似たような内容の質問は、こちらでも時々出るんですが、必ず「もっと良く聞いて」「他の音を身体で感じて」「ノリを重視して」というアドバイスが付きます。
それは大変ごもっともなのですが、私は「だから、この質問者の人は、そういうことがわかっててもできないから、どうすればよいか質問してきてるのになぁ…困ってる人に単に正論並べてどうすんだ?」と思います。それって、質問者の方に先輩さんが「そんなものは慣れだ」と言われているのと、内容的には全く同じですからね。
もっとも、世の中才能があって、質問者の方や私の初心者時代のような「自分がリズムが合ってるかどうかも定かでなく、他人の音を聞く余裕もない」などという経験なんか、最初からしたことがない…なんでそんなに他人の音が聞けないのか、そのこと自体が信じられない…と豪語している人もザラに居ますから、私のような凡才にはうらやましい限りです。
まぁ、最終的には目をつぶって弾いても、すべての楽器の音が、耳だけとは言わず身体全体でつぶさに感じられるようになる…というのが、究極の目標です。究極とは言いながら、そういう感覚には長くバンド活動してれば絶対になれます。それどころか、メンバーがミスをすることを、その何拍か前に「予測」できるようにすらなれます。
私のような凡才でもなれることなれたんですから、質問者の方も諦めず続ければ、絶対大丈夫ですよ。
でも、私たち凡才は、耳が「開眼?」するまでは、地道に「目」も「耳」も両方使って…才能のある人の耳に及ばないなら、何でも使わないと(^^ゞ…まずは「ドラム、ベースのリズム隊が1曲きっちりリズムが合ってる! という感覚を自分のモノにすること」です。
少なくとも、ドラム、ベースのリズム隊がきっちり合った演奏ができれば、それを録音したものを聞いた時、今のような違和感はずいぶん無くなっているはずです。
(それでもまだ残る違和感はあるはず…そこが「ノリの合わないところ」とほぼイコールなんですが、そこの解決は、我々凡才には次の段階です。英才様が言うとおりには、なかなかうまくいかなくてあたりまえ。)
前にも書きましたが、ドラムときちんと合うようになってくると、まだ演奏中にドラムを「見て」いたとしても、他の楽器…とくにリズムに合ってない楽器の音は、イヤでも耳に飛び込んでくるようになります。その頃には、ドラムの音はあまり耳に意識していなくても、きっちり「身体で」感じ続けていられるようになっているはず。
あとは、身体で感じているドラムの音、自分の音、他の音とが、同時に音や状態が感じられるようになります。そこまでくれば、ほぼシメたものです。
「呼吸を合わせる」などというのは、そこまでのレベルに来て初めてできることなので、まずは順番にコツコツやっていきましょう。
さて、
>ドラマーがずれた(モタったり走ったり)場合はどうすればよいのでしょうか?
ですが、これは昔から結構難問です。
「ドラムはどうあれ、自分はきちんとしたリズムを刻むべき。」
という考え方と、
「たとえバンドのリズムが崩れても、ベースはひたすらドラムに合わせて、演奏の芯を作るべき」
という2つの考え方があります。
ここでも、「英才な人」ほど、前者の「(悪いのはドラムだから)自分の正しいリズムを貫け」(だから、正確なリズム感を養う練習をしろ)というアドバイスをする人が多いのですが、私は「ドラムとベースが合ってない演奏ほど見苦しいモノはない」という主義ですので、その考え方には大反対で、「ドラムがモタろうが走ろうが、ベースはドラムのリズムに徹底的に合わせるべき」と固く信じています。
ただし、これは目的にドラムに合わせろという意味ではありません。
「走ってる」「モタっている」ということには自覚を持って、「バンド全体のリズムを支えるために、ここは合わせる」という意識は持っていないといけません。(そのためには、正確にリズム感を養う訓練は、確かに必要)
そして、願わくば「ドラムのサポートをしつつ、本来のリズムに戻していく」という演奏ができれば、ベースとしては立派なモノと思っていますし、自分自身は絶えずそういうことができるベーシストでありたいと思っています。
まぁ、この部分は「私の考え方」であり、世の中はどっちかというと「英才型」の考え方の人の方が多いんですが…どっちの考え方が正しいと思われるかは、質問者の方におまかせします。私は自分が正しいと思ってますけどね。
>周りとあわせると音が違ってくるんですか?
これは、単純に「音色が違って聞こえる」という意味だけでなく、周りと合ったベースとそうでないベースとでは、仮に音色は同じでも「曲全体の雰囲気や曲の聞こえ方」が、まるで違って聞こえるようになるよ…ということでしょう。実際その通りです。ドラムとベースの感じが(ピッタリ合ってきて)変わるだけでも、端から聞いていると、同じ曲でもまるで別の曲のように感じることさえ有ります。
>ということはギターの音が変わったとしたらそれに合わせてベースの音もかえていかなければならないということなのでしょうか??
これはケースバイケース…というより、さらに上のレベルの高等技術ですね。
私自身、ライブなんかでは、ギターの音が変わるとベースの音もこまめに変える方です。これは、ベースのコントロールやエフェクターを使って音色を変えることもあることはありますが、ほとんどは弾き方や弾くポジションを変えて「ちょっと堅めに」とか「ここは重く」とか「余韻重視」…なんていう変え方が普通です。それによって、「ギターリフを前に出す」とか「バックのリズムを強調する」とか「ボーカルの裏で音に厚みを付ける」等々の効果を狙っているわけです(うまくハマっているかどうかは…??ですけどね)。
でも、こういうのは英才型ではない凡才型にとっては、「曲のノリ」「リズムのノリ」なんてことがコントロールできるようになってからの話ですし、そういうことをやるためには、他のパートの音も聞こえ呼吸も合わせられるようになってから…の話です。
ですから、今はやっぱり地道に「耳と目を総動員」して、1曲通したドラムとベースの完成度のアップ…を目指していくのが最優先だと思います。
大丈夫です。質問者の方も「呼吸を合わせ、音を変えて」という演奏は絶対にできるようになりますから。
お礼
回答ありがとうございます。お礼が遅くなり大変申し訳ないです。。 インターネットで調べても周りの音を聞くというとkenta58e2さんのいうとおり「ノリを重視して」「もっとよく聞いて」というのが大半でした。正直才能がないと出来ないものとあきらめていたのですがkenta58e2さんのおかげで自信を持つことが出来ました。周りの音を聞けるまでこれから「目」と「耳」を使ってドラムに合わせていきたいと思います。 ギターやドラムによって音を変えていくというのは正直全然わかりません(汗)でもkenta58e2が言っていた練習法でいつか出来るようになりたいと思います! 本当にいろいろとありがとうございました!!