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高気密高断熱+24時間換気、省エネ?

戸建ての家は冬場とても寒いですが、マンションは暖かいですよね。 ですから、マイホームを建てるにあたって、高気密高断熱の家を検討していました。 高気密高断熱だと、24時間換気が必要だそうで。 24時間換気・・。何となく、省エネではないイメージ。 でも、夏場や冬場の光熱費を考えると、トータル的には省エネなんでしょうか。 アドバイスお願いします。

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回答No.7

法的には、高気密高断熱に限らず、24時間換気装置は必須です。 また、健康的な環境の維持の点で、実際にも安定した換気を確保する必要があります。 決して、換気装置を止めてはいけません。 換気の必要性は、ホルムアルデヒドなど建材や電気製品などから発生する有害物質だけでなく、人間も二酸化炭素などを吐いています。 人間1人当たり1時間に30m3の新鮮空気が必要です。 http://www010.upp.so-net.ne.jp/onhome/note/kanki.html 標準的な家の大きさの場合、これがほぼ0.5回/時間の換気回数でもありますが、これを隙間で得るためには、昔の寺や神社並みの隙間だらけの造りでなければ実現出来ないでしょう。 ところが、これだけの隙間を持っていると、内外温度差、風の大きさが大きくなると、とてつもない換気回数になってしまいます。 http://www010.upp.so-net.ne.jp/onhome/note/kanki_plan.html つまり、冬は、いくら暖房を入れても、無茶苦茶、隙間風を感じる寒い家ということになるわけです。暖房エネルギーをザルから捨てていると同じです。 これら風の影響を受けない、また、換気ルートのショートカットを生じない安定した換気風量を得るためには、高気密が必須ということになります。 どれくらいの高気密が必要かというと、相当隙間面積C値が1.0cm2/m2以下が必要なのです。 http://blog.smatch.jp/dannetu/archive/57 東京の次世代省エネ基準は、5cm2/m2なので、その1/5以下の隙間で要求がされます。 気密化の必要性は、他にもあります。 壁体内結露の防止です。 http://www.advancedhome.jp/mistake%20airtight.html http://blog.smatch.jp/dannetu/archive/6 壁に水蒸気が入り込むと、壁の中で結露し、構造躯体を腐らせたりして、著しく建物の寿命を縮めます。 http://www.ads-network.co.jp/kininaru/01-/25.htm ナミダタケ事件も有名ですね。 換気装置は、第3種と熱交換器のある第1種が多いですが、それぞれ一長一短かと思います。 第3種の場合は、次のような集中ダクト排気タイプをお勧めします。 http://www.livingscandinavia.com/product/kanki.cfm 消費電力が少ない、フィルターのメインテナンスサイクルが長いのが、特徴です。 第1種は熱交換で換気負荷が減る反面、消費電力が大きい、フィルターのメインテナンスサイクルが短いなどの短所もあります。 高気密・高断熱と宣伝してても、本当の高気密・高断熱でない場合が少なくないので注意してください(次世代省エネ基準程度しかないとか)。 東京の場合、具体的な断熱気密性能として、最低限、Q値は1.5W/m2K以下、C値が1.0cm2/m2以下をクリアすることを強くお勧めします。 なお、Q値(熱損失係数)とは計画換気含めた熱損失を延床面積で割った値で、C値(相当隙間面積)は隙間面積を延床面積で割った値です。 また、断熱のウィークポイントである窓の断熱性能(熱貫流率)は、ガラス性能だけでなくフレーム(木製か樹脂製がベター、アルミは非常に熱を伝えやすく結露しやすい)も非常に重要です。 なお、高気密高断熱には、家の冷暖房設備、特に全館暖房設備を合わせて計画するのがベターです(非暖房室を設けると結露の原因ともなります)。 全館の暖房費用は、必要熱量=家の熱損失x温度差x時間 で概算出来ます。 例えば、述床面積120m2でQ値(熱損失係数=熱損失を延床面積で割った値)が1.5W/m2K、C値が十分良い場合(0.5cm2/m2以下)、内外気温差16℃で、1ヶ月に必要な熱量は、およそ次のように求められます。 1.5 x 120 x 16 x 24 x 30 = 2074kWh よって、電気代が1kWhで¥20だったとすれば、電熱原理の電気暖房機の場合1ヶ月約¥41480となりますが、COP(AFP)が4の電気のヒートポンプ方式を使えば、約\10370で済みます。 家の熱損失は、算数が出来れば誰でも計算出来ます。 http://www.house-support.net/seinou/keisann.htm http://www.sotodan-souken.com/list/ 工法としては、2x4工法をお勧めします。 理由は、在来軸組での気密性能確保は、気流止めが必要だったり、緻密な気密施工能力と経験が必要だからです。 床勝ちいう基本構造から耐震性、耐火性の面でも、詳細な標準施工方法が確立している2x4工法が明らかに勝っています。 参考までに、当方、東京地方で数年前に2x6で建てました(Q値1.2~1.3W/m2K程度、C値0.4cm2/m2)が、述床面積50坪強と広めですが、1月の全館終日22℃暖房(ヒートポンプの全館空調)の電気代は、約1万円(定圧電力契約)です。また、昨年夏の8月は、全館終日冷房27℃(ドライモード)で、¥8000台でした。 断熱仕様ですが、壁:高性能グラスウール16k 140mm、天井:高性能グラスウール16k 240mm、床:押出法ポリスチレン3種 90mmの充填断熱、サッシはLow-Eアルゴンガス入り複層ガラスの木製フレームです。なお、換気装置は、顕熱交換の第1種です。

noname#147806
質問者

お礼

高気密高断熱については、2×4がいいんですね。 とても参考になりました。ありがとうございました。

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その他の回答 (7)

noname#96261
noname#96261
回答No.8

あなたの解決になるか分かりませんが参考になるかもしれません。 アサヒコム 住まい 建築家天野氏  「開放される日本の家にも高気密高断熱?」2008年3月30日 マンションが暖かいのは他から熱が入っているとか開口部が戸建より少ないからだと思います。

noname#147806
質問者

お礼

早速調べてみます。ありがとうございました。

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回答No.6

24時間換気は義務ではありません 24時間換気できる設備を設ける事が義務であり 運転にまで義務は課していません 高断熱とは室内室外での温度差による 熱の移動を少なくする事であり 熱通過率(熱還流率)の少ない建材を使うことにより達成しています また外壁の温度上昇を抑える工夫をした建材を使うことにより相当温度差を小さくしています >厳密に言うと、換気による暖房ロスは確かにあります。(熱交換型ではない場合) 厳密でなくとも換気による空調負荷は多大なものです 設計温度差(エンタルピー差)×1.2×風量分の熱が室内へ移動してきます(暖房時は室外へ移動)これが空調負荷となるのです 空調負荷は単に温度差(顕熱)だけではなく潜熱もあります

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  • walkingdic
  • ベストアンサー率47% (4589/9644)
回答No.5

勘違いされているようですけど、今は高気密高断熱に限らず24時間換気は必要です。 というか、24時間換気は義務になっています。 更に言うと、マンションは戸建て住宅が義務になる前から24時間換気が義務です。 マンションなどの鉄筋コンクリートの建物は気密性が高くなるので、シックビル症候群という問題が欧米で発生したため、日本もずっと前から24時間換気を義務にしています。 厳密に言うと、換気による暖房ロスは確かにあります。(熱交換型ではない場合) ただ、実は空気というのは比熱が非常に小さいので、建物自体の熱容量からするとごく小さなものになります。家が暖かいというのは、家の中の空気が暖かいというよりは、家自体の熱により暖かくなるのです。 その家自体の熱量を逃がさないように高断熱にします。 ちなみに、私の家は高気密高断熱に作り、全館暖房・冷房していますが、暖房器具もエアコンも、メーカーが標準で指定している能力である暖房・冷房面積の4倍のエリアをまかなえています。(換気は熱交換型ではありません)

noname#147806
質問者

お礼

実際の感想が聞けて参考になりました。 ありがとうございました。

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回答No.4

♯3氏に質問です >何度もいいます。どんな高価な換気システムも自然換気(窓一発!)にはかないません。 これはどういう意味ですか? シックハウス対策上ホルムアルデヒド等を有効に排出する機能を持った機械設備の設置が義務化されているはずですが・・。 熱交換器におけるメリットは 給気温度が室内温度に近くなることです 通常の換気においてはΔtが大きくなり 寒い、暑いなどの理由で換気をしなくなる恐れがあります  設備の設置においては客先の要望うんぬんではなく法の遵守が先に来るのです

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回答No.3

追加です。punpunさんもおっしゃっていますが、熱交換型の換気システムについても補足します。(自分で書いていたのに・・・)これはpunpunさんの説明でいいですが、住む地域によりその効果と必要性が問われてくると考えます。結論は2地域以下(自分の家が何地域かは調べよう!)なら必要なしです。理由は熱交換型の換気システムは高価にもかかわらず保障は数年。交換の効率も取り付けから下がる一方。(交換する管の内側にホコリが着けば効率は下がります。)このような不確定なものに限りある住宅資金の一部をさく必要はないと考えます。何度もいいます。どんな高価な換気システムも自然換気(窓一発!)にはかないません。あまり気にしなくてもいいと思います。 それより開口(サッシ)にお金を掛けたほうが無難です。ではでは

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回答No.2

まず高気密の意味を分かりやすく説明します。高気密とは住宅を建てた歳に住宅の壁(外気と触れる部分)にどれだけの隙間があるかということを数字で示しある一定の数字をクリアした住宅のことをいいます。この住宅は壁1m×1mあたり平均円で2cm以内を高気密住宅と呼びます。(C値=2以下が高気密住宅です・隙間相当面積)(ちなみに高断熱はQ=2以下が高断熱です・熱損失係数) このような住宅になると窓を開ける換気をしなければ、空気の出入りを機械に頼らないと息苦しさや、湿度、ハウスダストなどのホコリなどを外部に出すことが容易に出来なくなるために換気システムと一緒に考えるのが妥当といえます。 換気システムは第1種から第3種と自然換気の4種類あります。1種は強制給排気、2種は強制給気、3種は強制排気です。それぞれに利点やあう建物があります。私の考える高気密にあうシステムは1種です。理由は高気密だからこそ、吸気と排気を機械でコントロールという考えです。しかし中には3種でいいという工務店もいますが、矛盾していると思います。理由は排気をすれば吸気しなくてもどこからか空気が入ってくるというのが3種です。?高気密なら空気は入ってこないはず!ゆえに1種がベストと思います。ですが、どんな高価な熱交換型換気システムも自然換気にはかないません。 あなたの住んでいる所、平均気温など細かい事が分からないので詳しいアドバイスは出来ません。これは個人的な意見ですが、あまり数字を求め過ぎても・・・です。これは実例です。高気密(数字で言うとC値=0.6以下・機械測定済みQ=1程度)の住宅で床下にカビが発生したり子供が細菌の病気になったりという事がありました。 程ほどが良いと思います。昔の人は太陽や雨、雪の事を考えヒサシを長くしたり、様々な工夫と対応で生活してきたはずです。家族の生活スタイルにあった住宅の建築が良いでしょう。 大まかに説明しました。説明不足で詳しく知りたい時は、またお尋ね下さい。素晴しい家が建つといいですね。

noname#147806
質問者

お礼

カビや最近の発生は怖いですね・・。 参考になりました。ありがとうございました。

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回答No.1

24時間換気とはシックハウス対策によるものです 建築材料などから発生するホルムアルデヒドなどの有害物質による健康被害を防ぐ為 居室には24時間換気を行う事ができる設備を設けなくてはいけないという決まりがあります しかしこれを常時運転するかどうかについては 強制力はありません 通常24時間換気で使う換気扇は 全熱交換器というものを使っています 冷房や暖房をしているのに換気すると 窓を開けたのと同じ事なので空調の無駄になりますが これを使用することによって外に捨てられてしまうエネルギーを回収するのです イメージで言えば 暖房の場合外から入ってくる空気は通常の換気扇では冷たいのですが全熱交換器型換気扇であれば 入ってくる空気はぬるい温度です なんとなく省エネなのが理解していただけますか?

noname#147806
質問者

お礼

参考になりました。ありがとうございました。

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