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医療訴訟の勝敗率の疑問
Wikiで医療訴訟について読んでいるのですが 認容率 一般には患者側が医療訴訟で勝訴するのは難しい。判決で終了した医療訴訟事件だけを見ると、請求認容判決(一部認容を含む)の割合は3割から4割程度であり、通常訴訟の8割強に比べると極端に低い。 と書いてあるのですが、なぜ患者が勝訴するのは難しいのですか? 今年も、新聞で病院が勝訴した記事を読んで、亡くなった患者が可哀想な気がしたのですが。遺族は一生つらい気持ちを抱えてしまうような気がするのですが。 日本で患者の勝訴率が通常の訴訟より極端に低いのは、医師の方が力が強いからですか?
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医療裁判は、圧倒的に患者に不利です。 なぜならば、ほとんどの重要な証拠は医師側が持っていること。 専門的知識のない立場の者が、不法行為を立証しなければならず、困難な作業であることが大きな理由です。 しかも、よく、 「お金じゃない。反省してほしい。」 と言っても、医者は反省しません。 医師が払う費用は、そのような訴訟のための保険からまかなわれるので、医師に負担はないのです。 ところが、です。 医療関係事件の和解率は半分以上ですから、通常事件が約3割の和解率なのに対して、かなり高いのです。 また、ここ数年で裁判にかかる年月も短縮されました。 つまり、裁判になると勝訴はむずかしいものの、和解の可能性は高いので、何らかの補償を受け取る可能性は高いということです。 ただし、たとえ勝訴しても弁護士費用と同程度の判決では、実質的に師要素ではありません。 裁判所が「不法行為を認めるには、ちょっと厳しいけれど、実際の被害は認められる上に、費用は賠償責任保険から賄われるので、とりあえず患者側勝訴に」と認めるのが、裁判費用と同程度の判決といえます。 真の勝訴は、わずかです。
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「通常訴訟の8割強に比べると極端に低い」理由は、想定できます。通常訴訟では、被告が敗訴することを当初から認識していたり、欠席してしまうことが多々あります。貸金返還請求などで、被告も借りていることは認識している場合で、原告は時効による債権消滅を危惧して訴訟提起をした場合などです。 医療訴訟は医師が全く争う気が無い場合はほとんどありえませんので、その他の要素がなくても通常訴訟よりも原告の勝率が下がるのは自然だと思います。 その他の要素について、医師の力が強いから・通常訴訟に比べて被告側に証拠が集中していることが多いからなどが考えられれますが、先にあげた理由よりは、誰もが納得するとはいいづらい理由といえるのではないでしょうか。
お礼
通常訴訟では、被告が敗訴することを当初から認識していたり、欠席してしまうことが多々あるんですね。知らなかったです。 医師の力、カルテや看護記録、目撃証言など、どうしても病院が有利になりますね・・・。 御回答ありがとうございました。
お礼
医師はプライドが高くて嫌です。いざとなると患者のことよりも自分を正当化しようとします。 人命がかかっているのですから、こんなときはプライドを捨てて、人間らしさを取り戻したらいいのにと思います。 でも、和解率は半分以上あるんですか。知らなかったです。同じ人間なのですから、和解してほしいですね。 どちらにしても、亡くなった患者と残された遺族の気持ちを考えると、プライド優先の医師がいることに疑問を感じます。 御回答ありがとうございました。